【NY市場】 2013/9/2
休場
【東京金】 2013/9/3
夜間/始値・高値・安値・終値
4,454円 4,457円 4,431円 4,448円
日中/始値・高値・安値・現在
4,463円 4,468円 4,454円 4,458円

SPDR GOLD SHARES・ETF残高 921.03 (2日) 921.03
リースレート1ヶ月 0.18 (2日) 0.19

【東京プラチナ】 2013/9/3
夜間/始値・高値・安値・終値
4,908円 4,908円 4,870円 4,882円

昨晩の米国市場はレイバーデイのため休場となり、ドル円の動きに大きく影響を受ける展開となりました。9日にシリアに対する軍事介入の是非を米議会は決定するわけですが、中だるみといいますか、英国の軍事介入回避以降は、金融市場全般はそれまでの巻き戻し的な動きになっております。

米国市場が休場といった中で、ドル円は1円の円安ドル高となっており、ドル建て金、ドル建てプラチナ、ドル建て原油などは前日比ではほとんど変化はないものの、東京市場日中取引は金、プラチナで30~50円、原油に至っては1,000円前後高く寄り付きました。

ちなみにここ最近のETF増加やリースレート上昇の推移は落ち着きつつあり、現物需要の熱は収まっていると見て取れます。金価格が下げない最大の原因は、やはりシリア絡みであると言えそうです。

通貨のみ巻き戻しが起こることはおかしい訳であり、原油や金に関しても巻き戻しは起こると考えられます。しかし、米国市場休場ということや、米国議会のシリア軍事介入の決議までの時間的猶予、週後半からの日銀金融政策決定会合、金曜日の米国雇用統計を控えて身動きの取りにくい状況からこのような歪が出ているものと思われます。そして、何より今月17、18日は現時点で年後半の最大の焦点となっているFOMCがあります。

東京金は再び4,400円台後半まで値を伸ばしてまいりました。ドル建て金は1,390ドル前半での推移です。巻き戻しの動きを想定して東京金を売り推奨しておりましただけに、ドル高だけが進行する動きには違和感を感じております。先週の28日の1,430ドル台を高値にしてドル建て金価格は下落の一途をたどっておりますが、それ以上のスピードでドル円は高値更新を続けております。本来の巻き戻しの動きであれば今頃のドル建て金は1,360ドル台にあってしかるべき状況です。

この30ドルの開きをどう見るか。1,400ドルを再び超えるようであれば要注意だと考えており、売りポジションの撤退を考えております。逆に言えば、小さめのロスカットを覚悟してこの辺りを一旦売り勝負をして見るのもひとつだと思います。

プラチナに関しましては、ドル建て価格1,500ドルはキープされており、金同様にドル円の動きに翻弄されますが、上昇トレンド入りする可能性が高まっているように思われます。単体では非常に難しい場面です。金売プラチナ買のストラドルを中心にうまく乗り切りたいと考えております。

想定レンジ 高値圏4,450~4,500円 安値圏4,300~4,350円

国 指標・イベント・要人発言  前回 予想 結果
豪 7月小売売上高<季調済>(前月比)±0.0% +0.4%
豪 RBA・政策金利発表(現行2.50%)2.50% 2.50%
米 8月ISM製造業景況指数55.4 54.0

遠藤 豪


CFTC大口投機家 買越 78,289枚(20日時点) 先週 買越 60,396枚
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