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ジャズで重要なのがブルースだ。一般的な曲の小節数は4小節の偶数倍だが、ブルースは12小節が1コーラスになる。そしてそのコード進行は基本的な形がある。それは次のようになる。C7 | C7 | C7 | C7 | F7 | F7 | C7 | C7 | G7 | G7 | C7 | C7 ||(Key=Cの場合)。しかし、このコード進行だけでは変化に乏しいので、セカンダリー・ドミナント、Ⅱ-Ⅴ分割、代理コードなどを使って様々にリハーモナイズされる。その一つの例としては次のようなコード進行になる。C7 | F7 | C7 | C7 | F7 | F7 | C7 | A7 | Dm7 | G7 | C7 | C7 ||。以上はメジャー・ブルースのコード進行だが、マイナー・ブルースの基本的な形は 次のようになる。Am7 | Am7 | Am7 | Am7 | Dm7 | Dm7 | Am7 | Am7 | F7 | E7 | Am7 | Am7 ||(Key=Amの場合)。普通ブルースを演奏する時は、12小節と短いのでリフは2回繰り返し、その後何コーラスかアドリブをする。メジャー・ブルースでよく演奏される曲はBillie`s Bounce、Now`s The Time、C Jam Blues、Bag`s Grooveなどがあり、マイナー・ブルースでは、Five Spot After Darkなどがある。ブルースは19世紀後半頃に米国深南部で、黒人霊歌、フィールドハラー(労働歌)から発展したとされる音楽様式で、ロック・ミュージックでも演奏される。
ジャズは元のメロディー(リフ)と同じコード進行に添ってプレイヤーが即興演奏(アドリブ)をするのだが、元のメロディーは調性(Key)が変わる(転調する)ことが多い。リフのコード進行を見ればどこで転調しどこで復調(元のYeyにもどること)しているのかがわかるのだが、コードやコード進行のことを知らなくても、何度も聞いていると元のメロディーやプレイヤーのフレーズのちょっとした変化(転調)が感じられると思う。ジャズのプレイヤーがどんなフレーズでコード進行(転調を含む)を感じさせてくれるのかを聞くのも、ジャズを聞く楽しみが深くなると思う。ちなみにSatin Doll(サテン・ドール)(32小節)のコード進行の転調と復調の箇所を指摘したい。Dm7 G7 | Dm7 G7 | Em7 A7 | Em7 A7 |D7 | D♭7 | CM |Em7 E♭7| Dm7 G7 | Dm7 G7 | Em7 A7 | Em7 A7 | D7 | D♭7 | CM | CM | Gm7 C7 | Gm7 C7 | FM | FM | Am7 D7 | Am7 D7 | G7 | G7 | Dm7 G7 | Dm7 G7 | Em7 A7 | Em7 A7 | D7 | D♭7 | CM | Em7 E♭7 || この曲はKye=CM で始まり 3(DM)、5(GM)、6(G♭M)小節目で転調し7小節目で復調(Key=CM)している。11(DM)、13(GM)、14(G♭M)小節目で転調し15小節目で復調している。17(FM)、21(GM)小節目で転調し、23小節目で復調。27(DM)、29(GM)、30(G♭M)小節目で転調し31小節目で復調している。Satin Dollはメジャーの曲だが、ジャズでは勿論マイナーの曲もある。それから転調、復調はジャズに限ったことではなくどんなジャンルの音楽にもある。