~水没林非狩猟区域、帝国軍駐留地「Evilwoods」....



イビルウッドの森・・かつてはイビルジョーの生息が多かった原生林地帯で、イビル崇拝者による恐暴竜の宝玉を使った「怪しい儀式」が盛んに行われるなど、密教徒にとっては絶好の隠れ家として利用され、聖地としても崇められたエリアであった。狩猟文化が盛んになった現在では、恐暴竜の個体数が激減する共に、密教団も衰退の一途を辿り、離散した教徒の多くは邪龍教に傘下しているという。


ドスーーーン・・ドスーーーン・・
(原生林を歩く恐暴竜。その重たい足取りと共に、木々から鳥が飛び立っていく)


あたちのモンハン日記
まさひこ「・・・・・・・・・・・」ドスーーン・・ドスーーン・・


「そこのイカしたスカーフェイスの恐暴竜さん。あんまり足音たてて歩いてると、帝国軍の重槍部隊に串刺しにされんぞ」


まさひこ「ホットイテチョウダイ」ぷいはぁ


グレンジャガー「ガッハッハッハッハッ。すね方も姫姉そっくりになってきたな」(茂みに顔面を同化させながらわろうている)

まさひこ「オマエガココニイルッテコトハ、UBUヲ、ノセテキタノカ?」ほわ~~(頭の上に先史時代並のでっかいトンボがとまる)

グレンジャガー「いんや。姫姉はファイヤーウォーが終わった途端、燃え尽きちまったみたいに村でいい子にしてるもんだからよ、代わりにサムソンのおっさんを乗っけて来たんだよ」ガサリ・・(茂みから姿を露わにする)

まさひこ「ナンダ・・サムソンカ・・」しょんげり

グレンジャガー「おめぇはよ。伯爵の護衛か?」

まさひこ「ウン。マクシミリアト、「チチュウ」カラ、イッショニキタノサ」(よく見ると全身土まみれである。その頭の上ではでっかいトンボがすっかり落ち着いて一休みしている)

グレンジャガー「お前が潜って動いてたんじゃ、例え猫どもの斥候がいたとしても、みんな浮上して逃げちまうな。・・・って、それも計算済か。流石、用心深い伯爵様だ。おっさんとは帝国軍の駐留地で待ち合わせてるのか?」

まさひこ「ソウミタイ。ハジメテノ、「カイダン」・・。ゾクゾクシチャウネ」ぶるっ(と身震いすると同時に頭の上のでっかいトンボがびっくりして飛び去っていく)

グレンジャガー「サムソンのおっさんは、「このイビルウッドの会談は歴史的出来事になるだろう(少し声色を真似ながら言う)」、なんて豪語してやがったぜ。本当かね」はぁ~

まさひこ「セイシキニ、クルセイダーズト、テイコクグンガ、「テ」ヲムスンダトナレバ、ショセイリョクハ、ミンナ、ケイカイスルダロウサ。ソレニ、サムソンハ、ラインハルトコウト、キュウチノナカダッテイウシ、カナラズ、ウマクイクサ」

グレンジャガー「帝国軍・・・神殿の騎士団と共に戦うのは初めてか・・。騎士団の中には、革命を共にした元討伐隊の連中もいるって聞いたけどよ、それ以外にもうち(クルセイダーズ)と同じでモンスターもいるんだろ?」

まさひこ「ツイイマシガタ、アッチノ、エリアノシゲミニ、「アンマシミタコトナイ」モンスターヲ「チラット」ミタヨ」

グレンジャガー「へぇ~。どんな奴よ?」

まさひこ「チョウチョウガ、トンデタ」ぷぅ~~ん(今度は頭の上にブナハブラが飛んでくる)

グレンジャガー「蝶々・・・なんだそりゃ?」

まさひこ「アリャ、ソウトウ、ツヨイゾ」しっしっ(と、あの「ちっさい手」で、頭上のブナハブラを払おうとしてるも勿論届かない、おお!愛しき我らの店長!)

グレンジャガー「ケッ。連中と手を結ばなくたって、俺達だけで猛豚軍なんかぶっ潰せるっての。よぉ、それよりおっさんがユクモから俺達用の武具を持ってきたんだぜ!茂みに隠してあっから、後で見てみろよ!」

まさひこ「アリガタイネ。ユクモハ、ユウシュウナ、ブラックスミスヲ、テニイレタヨウダ。デキレバ、エンジニアモ、UBUハ、ホシイトイッテイタガ、ゼイタクハイイッコナシダ」

グレンジャガー「おうよ。フェイリンメイリン国の兵器がいくら優れていようとも、俺達とはくぐってきた修羅場がちげぇんだ。なんつっても俺達は、竜機兵を相手にしても一歩も怯まなかったんだからな」えっへん

まさひこ「アノトキハ、スデニアイテガ、ヨワッテタカラサ。ツギハ、ソウイマクイクトハ、カギラヘン」

グレンジャガー「上等だよ。そん時ぁ~、また背中に乗っかって、この尻尾を叩きつけてやるぜ。ってよ、あの竜機兵はギルドが作らせたんだろ?サンダーソニックから聞いたぜ。あの時はおっさんの配慮で、俺達を動揺させない為に黙ってたらしいが・・・だとすりゃよ、仮にもギルド傘下の帝国軍と手を結んで平気なもんかね」

まさひこ「テイコクグンハ、ギルドトハナバカリノ、ドクリツブタイダ。ソレニ、ラインハルトコウハ、ロージーノ「パパ」ダシ、フラワーノ、シュジンデモアルオヒトダ。キット、フタリトオナジデ、ヨコシマナカオリノシナイ、ステキナ「ゴジン」サ」

グレンジャガー「ならいいがね。本当ならロージーも帯同したかったろうにな・・。親父さんに会いによ・・」

まさひこ「アイカワラズ、クチノワリニハ、ヤサシイオトコダナ。オマエハ」

グレンジャガー「よせよ。種は違えどだ。それが俺達のやり方だろ?」

まさひこ「アア」にこり




~帝国軍駐留地、本部幕舎内....

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(モノクロの写真。その中で仲睦まじく肩を寄せあい笑っている鉄平、フラワー、そして母の胸に抱かれたバステト。その横ではすっかりユクモ装備が馴染んできたロージーの満面の笑みも。また、一同の背後にはこっそりとピースをする撫子装備のあんまん女の姿も)

ラインハルト「うう・・・良かったねぇ、フラワー・・・・ロージー・・・」しくしくしく(大号泣してるスクウェアメガネをかけた黒髪サラサラ長髪の紳士)

サムソン「はぁ~~~~~~」(頭を抱え腰を下ろす同じ円卓では、隣に座るマクシミリアが机の上に乗っている可愛らしいグークと何やら一生懸命話し込んでいる)






「あたちのモンハン日記」
~Dragon Destruction編~








水没林に長期駐留している帝国軍は、帯同している神殿の騎士団の一部隊をフォンロン本部に帰す為、軍の再編成を行う。従来は精鋭部隊として配置されていた神殿の騎士団を、ハンター社会のジンクスに見習い「四部隊」に再編成し、事実上、帝国軍=神殿の騎士団という形態となる。これにより、第一、第四部隊は本部に帰還。本隊を増強し、暗黒団をはじめとする諸勢力との戦いに備えるのであった。



~帝国軍駐留地、本部幕舎前....


ブルルルル・・・
(馬に跨った開拓時代を思わせる装備を纏った兵士が、対峙する白銀の重鎧を纏ったブロンドヘアー(かなりおっ立てたポンパドールヘア)の兵士と別れの挨拶をしている)

アルフォート「では後のことは任せたぞ」ブルルル・・(愛馬に跨る目つきの鋭い歴戦の戦士は、ダークブラウンを基調とした全身に、右肩に肩甲、両腕に篭手、ベルトを装着した重厚感のあるフロックコートを纏っている)

カッツェ「Ja~。素行の悪い獣人の調教はお任せあれ」ひらり(と貴族的な挨拶をかましてみせる。白銀の重鎧の胸にはローゼンクロイツ社のエンブレム(大陸のイラスト(おそらく新大陸か?)を中心にその周りを囲う様に社名(大陸文字)が書かれているロゴ)が見える)

アルフォート「今回、我々の銃撃騎馬隊は出番なしで撤退だ。共にアーモンドラッシュ将軍の仇を討ちたかったが、それは三番隊の使命。貴君ら二番隊はそのサポートをしてやってくれ」スッ(小脇に抱えていたカウボーイハットを深々被ると、口元のしっかりハサミを入れていると思われるオシャレな髭(男らしいハリウッディアンスタイル)が際立って見える)

カッツェ「ベナッツォーリのことならご心配なく。三番隊に異動になったシェリーナが、しっかり隊長の面倒を見てくれますよ」(ヘーゼルカラーの瞳をウィンクしてみせる)


「隊長!!いつまで別れを惜しんでいるんだい!?それとも、あんたらそういう関係だったのか!?」(遠くで馬に跨ったダーティーブロンドの髪をハーフアップにまとめた女性兵士(白を基調とした高貴なガンマン衣装を着用)が急かしているのが見える)


カッツェ「あちらのじゃじゃ馬も、撤退は腑に落ちてないみたいですね。フェットチーネ!フォンロンで待ってる若手をあまりいじめるなよ!!」

フェットチーネ「育成だよ!武神に負けないくらいの男を育てあげてみせるさ!先に行ってるよ!!」ヒヒィ~ン(愛馬の馬首を返す)

アルフォート「まったく・・。革命以後、あいつを満足させる戦は我が部隊には回って来ていないからな・・。駐留する貴君らを妬んでいるのだよ」

カッツェ「そりゃ構いませんが、他の銃撃騎馬隊はみんな白い装束を着ているのに、どうしてアルフォート隊長だけ地味な色なんです?ま、キマってますけど」じろじろ

アルフォート「無骨な自分には清潔過ぎる色だからだよ」ヒヒィ~ン(馬首を返す)

カッツェ「フッ・・では、ご無事で」

アルフォート「貴君らの武運も!!」


パカラッパカラッDASH!
(会釈するカッツェを背景に軽やかに馬を進めるアルフォート)


アルフォート「・・・・・・・ん・・?」パカラッパカラッ


・・・・・・・・・・・・・・・・
(前方で道を開け、その端にて会釈をしたまま立っている、まろやかなホワイトアッシュカラーのメゼローリーカット(リボンは水色)の短パンTシャツという軽装をした少女)


アルフォート「・・・・・・・・・・・」パカラッパカラッ(少女の横を通り過ぎながらそれとなく下を見下ろす)

ぽへぇ~ん・・はぁ
(Tシャツには愛らしいアフロヘアのグークが描かれている)

アルフォート「・・・・・・・そうか・・。クラーラ・ファン・クーンだったか・・」パカラッパカラッ(少し微笑みながらエリアアウトしていく)


カッツェ「何をしに来たんだ?グークのアイアンメイデンさん、もとい隊長殿」

ファンクーン「失礼な。今日は私服です」えっへん(と胸を張り、これ見よがしにTシャツを広げてみせる)

カッツェ「軍師殿ならまだ会談中ですよ。それに孫星殿はもう二番隊だけの軍師にあらず、軍全体の大軍師というポジションに昇格されたんだ。いつまでも君の御守りじゃ・・・」

ファンクーン「会談会談~♪平和に向けての楽しい会談~♪」ラ~ララぁ~♪(とスキップしながら幕舎に近づいていく少女)

カッツェ「クラーラ!!ダメ!!」

ファンクーン「いいんですよぉ~♪だって、ラインハルト様直々に、お呼ばれを受けたんですから♪」パチりん(とウィンクしてみせる)



~幕舎内....

しくしくしくしく・・・・
(小さめの円卓には、写真を握りしめて泣いているラインハルトを中心に、サムソン、マクシミリアが腰掛けている。また、テーブルの中心には可愛らしいグークが乗っかっている)

ラインハルト「写真って素晴らしい発明ですね・・おお、愛しのロージーがこんなに鮮明に・・」ううう・・(セピア色の写真を抱きしめて泣いている)


孫星「都市では観光客を撮影するカメラなるものありますが、ユクモにも?」ぐあぐあっ

$あたちのモンハン日記
サムソン「なぁ~に。知人の変わり者が射影機というカメラを持っていてな。それで撮ってもらったんだよ。それにしてもこんなにも喜んでくれるとはな」やれやれ

ラインハルト「ローゼンクロイツにも作らせます。カメラ」しくしくしくしく・・・

あたちのモンハン日記
マクシミリア「それは結構。出来れば我々としては先ほどお話した、ファイヤーウォーの見解も教授してもらいたいのですが」

ラインハルト「イコール・ドラゴン・ウェポン・・・・ギルドがアサイラムで良からぬことをしているとは予想していましたが・・彼らは僕らの想像を遥かに上回るテクノロジーと時間の速度をもって、造竜技術を手中に収めたみたいですね」ゴシゴシ・・(メガネを取り、涙を拭う)

孫星「まったくね。武装勢力相手する我々の仕事ね。なのにギルドは帝国軍を差し置いて、そんな物騒な古代兵器を現代に持ちだしたね。まったく心外よ」ぐ~~~(怒ってるっぽい感じでぽっこりした胸を鳴らす)

サムソン「帝国軍も聞かされていないとなると、ギルドは何の為に竜機兵を造らせたと思う?」

ラインハルト「あれ。ギルドのハンターが分からないんですか?」チャリッ(っと、メガネをかけ直す)

サムソン「む・・。是非聞かせてもらおうか。ぼっちゃん」

ラインハルト「む・・。いつまでも子供扱いしないで下さい。サミュエルおじいさん」ふん

サムソン「このぉ~!!誰が貴様に剣術を教えてやったと思うておるのだ!!ここになおれぇ~!!」バァーーーーンドキッ

ラインハルト「すぐそうやって自制心を失ってカリカリする!!年をとった証拠ですねぇ~!!」かんらからから(ふんぞり返って笑う)

サムソン「くぅ~~~っ!!あんまん女みたいな憎たらしい顔をしおってからに!!びんたしてやる!!」

ラインハルト「ハンターの名を汚したければ是非どうぞ!!ほら!!やんなさいよ!!」ぷっくぅ~(頬を膨らませ差し出す)

マクシミリア「ラインハルト公はいつもこんな感じなのか?」はぁ~~(呆れ顔でその質問に対し肯定を示すグークの軍師)


ファンクーン「失礼しまぁ~~~~す♪」バサッ(甲高いへんてこりんな声と共に幕舎に「イン」してくるご陽気な彼女)

このぉ~このぉ~
(互いの胸ぐらを掴み合っているサムソンとラインハルト)

ファンクーン「きゃあああああえっ暴力事件!!」だぁ~れかぁ~~~~(の叫び声と共に警備兵も「イン」してくる)

孫星「ぐあっぐあっぐあっぐあっ」(呆れ顔のぐあを連発)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(閑話休題ハチ落ち着いた様子の円卓に腰を下ろす一同。孫星のみ卓上)


ファンクーン「え~~~!!サムソンさんってラインハルト様に剣術指導をした先生なんですかぁ~~!!」うっそぉ~~(と、甲高いへんてこりんな声で叫ぶ横で、せせら笑うラインハルト)

孫星「重ね重ねのご無礼、許して欲しいね」はぁ~~

サムソン「おぬしこそ、確かクーン家といえば、材料工学で有名な一族だったな」ふん

ファンクーン「はい!!今は帝国軍の技術アドバイザー兼、神殿の騎士団二番隊の隊長をやらせてもらっています!!」ビシッ(実に頼りない敬礼をしてみせる、へんてこりんな声して)

ラインハルト「彼女はロックラックのスクールで、ロージーと一緒に学問に励んでいたこともあるんですよ?我が子に負けないくらい優秀な人材なんです」えっへん(その横で照れ笑いするファンクーン。舌をペロッと「やっちゃいました」的な感じで出しておどけている)

サムソン「あの親ばかに、ロージーの現状を教えてやろうか」こそこそ(マクシミリアに耳打ちする)

ラインハルト「ごほん。それで、なんの話をしていたんでしたっけ?」ふん(乱れた襟を直す。その隣できょろきょろと一同を見渡すファンクーン)

孫星「竜機兵の目的についてね。話すよろしよ、ラインハルト公」

ラインハルト「ええ。クラーラさんを呼んだのは、それにも関係があるとかないとか・・」ぶつぶつ

サムソン「はっきりせい!!」ダーーンドキッ(びっくりする孫星)

ラインハルト「すぐ怒る・・。実はですね、以前クラーラさんにギルドから依頼があったんですよ」

サムソン「依頼?」ほむっとな

ラインハルト「クラーラさんの開発した合金素材は現在、我が帝国軍のみで採用させてもらっているのですが、それを聞きつけたギルドが、是非とも耐熱性に優れた合金を開発して欲しいと彼女に言ってきたのです」

サムソン「耐熱性・・・」

ファンクーン「はい。その合金を王立武器工匠に提供することが出来れば、今よりも高出力の撃龍槍やバリスタを開発出来るだろうと・・・私としては拒む理由はありませんし、何よりもラインハルト様も是非手助けてしてあげて欲しいと仰っていたので協力したのですが・・何か問題でもあったんですか?」きょろきょろ

ラインハルト「時期早々に。純真な彼女にはショックが大き過ぎます。後で私から説明します」こしょり(サムソンに耳打ちする)

サムソン「繋がったな。まんまとギルドに悪用されたわけか」こしょり(ひしょひしょ話をする大人二人を不思議そうに見つめる健気なファンクーン)

マクシミリア「では竜機兵の目的とは?」こそこそ(孫星を中心に円卓上に顔を寄せ合う大人達)

孫星「今も昔もハンターズギルドの敵いえば、何か。そこよ」こそこそ

サムソン「邪龍・・・・では、竜機兵は邪龍討伐の為に・・」こそこそ

ラインハルト「おそらくは。それが本命なら、仮にギルドが竜型兵器を製造していたとしても、大陸市民を誤魔化せますからね」こそこそ

マクシミリア「諸勢力を鎮圧することも可能だ。だとすれば、貴君ら帝国軍の建前はどうなる?」こそこそ

ラインハルト「そこなんですよ。モンスター被害「以外」の脅威に対抗する為に、僕は私財を払ってギルドの名を借り、軍を結成したんですよ?その裏でギルドが竜機兵なんていう大量殺戮兵器を造っていたなんて・・正直、自尊心を傷つけられますよ」こそこそぷんすか

サムソン「何を言うておる。大陸社会に根付いたギルドの宿痾を世界に知らしめる為の「帝国軍」という名前だろうに。そんなメタファー、今やジャーナリストだけじゃなく、賢い連中はみんなそう勘ぐっておるよ」こそこそ

ラインハルト「陰謀論ですよ。僕はただ、ギルドの未来を信じているからこそ、その帝国主義に対する世間の反感の目を僕らに向けさせる為にですね・・」ぶつぶつぶつ

孫星「それについては私らも検討中ね。竜機兵の情報、心から感謝するよ」こそこそ

サムソン「なんだ?ということはおぬしら、ギルドを離れ、独立を・・・」こそこそ

マクシミリア「神殿の騎士団の「神殿」が何を示すのか・・・見ものですな」こそこそ

ファンクーン「あのぉ~~~~~~~~」ぬう~(っと大人達の頭上を覗く)

ラインハルト「これは失礼しました。喉でも乾きましたね。お紅茶でも頼みましょうか?そうか。君は元気ドリンコがいいんですよね?嫌ですか?なんですか?」にこにこ

ファンクーン「そうじゃなくて・・・いいのですか?」(少し俯いた様子で喋る)

ラインハルト「そうでしたね・・・。そうでした・・」ガクン(椅子の背もたれに深く背中をつける)

サムソン「ん?」きょろきょろ

孫星「実はサムソン殿。彼女に来て頂いたは、あなたに知らせることあるからよ」(少し目を背けて話す)

ラインハルト「・・・・・・・・・・・」

ファンクーン「・・・・・・・・・・・」

サムソン「ん・・・なんだ?急にしんみりしおって」

孫星「クラーラ殿」

ファンクーン「はい・・」

サムソン「ん~~~~?」ぱちくり

ファンクーン「実は・・先のフェイリンメイリン国との戦いにて、我が神殿の騎士団三番隊隊長スリバード・アーモンドラッシュ将軍が・・・」

ガシッぎくっ(瞳孔の開いたサムソンに両肩を掴まれるファンクーン)

サムソン「続けてくれ」

ファンクーン「・・・・・スリバード・アーモンドラッシュ将軍が・・・・敵獣人将との苛烈な一騎打ちにて・・・・・・討ち死に致しました・・」

サムソン「おおおおおおおおおおおお!!!!」バッ(ファンクーンから両手を離し天を仰ぐ)

孫星「サムソン殿!どうか落ち着くね!!」

マクシミリア「大丈夫だ。訃報を飲み込んでいるだけだ。して、その一騎打ちの相手とは?」ぬおおおおおおお!!(背後ではサムソンが慟哭の叫びをあげている)

孫星「カレン・アレン。猫騎馬隊を手足のように操る、実に厄介な敵将ね」おおおおおおおお!!

マクシミリア「鏖逐将星・・・元聖猫騎士団員ならば誰もが知っている獣人将軍だ。今も彼女はアグナの甲冑を?」

ファンクーン「はい。あのインテンシティは今も脳裏に焼き付いています」

サムソン「私も・・」(一同に背を向け、天を仰ぎながら呟く)

ラインハルト「??」

サムソン「王国騎士団領内でその獣人将軍を見たことがある」(上を見上げながら呟くその両目からは止まらぬ涙が脈々と流れ続けている)

ラインハルト「サムソンさん・・・」

マクシミリア「問題はまだある。その厄介な軍を持つフェイリンメイリン国が、竜機兵さながらの威力を持つ、大量殺戮兵器の開発に成功したという」

孫星「ぐあっ!?」

ラインハルト「それがこの会談を急がせた本当の理由・・そうでしたか・・」

サムソン「我らのやることは決まっておる」グンッ(力強く涙を振り払う)

ファンクーン「え・・・」

サムソン「兵器の破壊及び、アーモンドラッシュの鎮魂。まとめて浄化してやろうじゃないか」

To Be Continued





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次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎは!?

8/21(日)0時更新 おそらくはお知らせとか

をお送り致します♪ほいだらばさ!!次回も台風みたいなおっかない顔しながら読も見ようよあぁっ?!