~王国騎士団領・都

「ねぇ、なんの騒ぎなの?みんな慌ててるけどふん

「さぁね。また盗賊でも出たんじゃねぇの?」

「え~、マジでむかっ超だりぃ~」

「平気だろ?どうせ昨日みたいに軍人がなんとかしてくれるよ」

「昨日の軍人って、猫の?」

「あれでも一応、王国猫騎士団だよ」

「なんで「人間の」騎士団は来なかったんだろ。
ま・・猫族の方が可愛いからいいけどハート

「可愛いってお前ねぇ・・ん?」



ドドッドドッ・・ドドッドドッ・・



「おい、あれって・・!?」

「なによ。猫の兵隊?あっ、やだ。ネイルが欠けてるむかっ



ドドッドドッsssドドッドドッsss



「こっち来る・・ぞ!!マジか・・本物の・・・」

「最悪ふんまたネイルサロン行かなくっちゃ」





ドッドッドッドッドッドッドッド



ベップ「警部!あのカップルに聞きましょう!」

アイオロス「やれやれ・・展開は想像出来るねふん



ドッドッドッドッドッドッドッド!!



「モンスターだぁぁぁぁ泣

「なによむかっうっさいねぇ・・・・えびっくり



$あたちのモンハン日記

アイオロス「君達、悪いけど王宮への道を教えてくれないかい?」



「モ、モモ、モンスターが・・しゃ、喋った泣

「ワオ音譜綺麗な爪」




ベップ「すみません、ギルドの捜査官です。これが手帳ね」サッ



「ひ、人が・・乗ってる泣

「わぁ~え゛!大きい犬・・なんていう種類ですか?」



アイオロス「フフ。ごめんよ、時間がないんだ。協力してくれるかい?」



「こ、こ、この道・・真っ直ぐ泣



ベップ「ご協力感謝します。警部!行きましょう!」


アイオロス「ああ。・・・・そうだ、彼女」



「すごぉ~いえ゛!中に人が入ってるんですかぁ?」



アイオロス「君の爪も十分ステキだよウインクぱちっ」




ドッドッドッドッドッドッドッドsss







「・・・・・・・・」


「かはっ・・ひぃDASH!ひぃDASH!助かった・・・」


「ねぇ・・」


「ああ・・?」ひいひいDASH!


あたし達も「あれ」飼おうきらきら」きらきらキラキラ





















「あたちのモンハン日記」
~紫の暁編






















「きゃああああああせるモンスター!!」

「うわぁぁぁぁぁ!こっちに来るぞぉ!!逃げろぉ!!」






ドドッドドsssドドッドドsss




ベップ「警部、妙ですな!
クーデター騒動と門兵も言っておりましたが、まだ民間人はこのように都におりますな」
きょろきょろ目


アイオロス「外に出回ってる情報が曖昧な証拠だね。
王宮側が混乱、もしくは機能していないんだよ。
正式な避難勧告が出ていない・・あるいは」


ベップ「何か気になる事でも?」


アイオロス「クーデター犯が民衆に自分達の正当性、
あるいは主義主張を見せたいのかもしれないね」


ベップ「どういう事でしょう?」


アイオロス「犯人らの目的が王宮の占拠ならびに、国に対する要求だけの「ありがち」な犯行でないのだとすれば・・の話しさ」


ベップ「では、ただのクーデターではないと?」


アイオロス「最近じゃ、上司に令状を貰うのも容易じゃなくてね。
「王国騎士団領内でクーデターの恐れあり」・・なんてだいそれた事件防止じゃないと中々説得力がなくてね。それに、この前の事故現場にあったボクら宛てのギルドカード。


「猛豚の傍らの軍師を追え」



それを頼りに猛豚軍とその軍師の事を調べていたら、ここに繋がった。偶然かい?
そうじゃないだろう」


ベップ「ルイ・アンドリュー・ド・ニャン=ジュスト。
蓋を開けてみればレベル5クラスの危険人物だったとは・・驚きです!
きゃつは一体ここで何をする気なのでしょう!?」


アイオロス「本人に直接聞くしかないようだね・・ん?」


ベップ「今度は何ですか?んん!?あれは」






$あたちのモンハン日記

ブ・ブ・ブ・ブ・ブ・ブ




ベップ「ずいぶんでかい「蚊」ですなえ゛!新種・・かな」


アイオロス「犯人に気づかれた様だね。
ベップ!しっかり掴まって!王宮まで一気に駆け抜けるよ!」


ベップ「了解!!っととあせる


ドドッドドsssドドッドドsss


アイオロス「(ニャン=ジュストという男・・・調べでは業火の戦火を好む男という。
妙だ・・予想していたよりも・・・・静か過ぎる。
それともこの静寂は、破壊へのカウントダウン・・・どちらにせよ)
ベップ、とばすよ!奴らの好きにはさせない!!」



ダッ煙












~中央広場



おおおおおおおおおおお!!


「アイザック!俺たちはどうすればいい!?」

「指示してくんなぁ!!」



アイザック「ははは・・・そうかい。これが「人の力」かい。
そして俺は・・この力をどう使うんだ・・・?
イオ・・・お前なら・・・・・・・どうする」


おおおおおおおおおおお!!




イオ「どいてどいて!!」


アクセル「ゲルハルト!まさか太子様がアイザックを殺そうって言うんじゃねぇだろうな!?」


ゲルハルト「シャアア!(まさかな!
だが太子様の兵が猫兵を襲おうとも、ここが戦火に巻き込まれるのには違いねぇ!!)」






ススススススス・・・・


ジークムント「・・・・(もう少しだ!皆のもの、猫兵に悟られるな!)」


「・・・(御意!)」


ススススススス・・・・


ジークムント「・・・(アイザック!)」


「・・・(太子!猫兵に不穏な動き有り!演壇の後ろを!!)」


ジークムント「・・・・(猫兵のスナイパー!?びっくり
猫兵め!アイザックをここで暗殺する気か!?)」


「・・・(ボウガンで対抗しますか!?)」


ジークムント「・・・(待て、アイザックが壇上にいる時点で俺たちの狙いは透かされたも同然!
それよりもディマリーを探しだせ!)」


「・・・(太子、演壇後方に潜伏していた同志より報告が)」


ジークムント「・・・(申せ)」


「・・・(夫人はここにはいない様子。おそらく王宮に隠れているかと!)」


ジークムント「・・・(くそぉ・・女狐め!奴がここにいないのだとすれば・・
この演説自体が我らをおびき寄せる罠だったというのか!?)」



チュン弾丸



「うっ!血痕3」バタン



ジークムント「!びっくり



チュンチュン弾丸



「ぐはぁっ血痕」「うわぁっ!!血痕2



ジークムント「スナイパーの狙いは我々だ!!皆、散れぇ!!




「なんだぁ?」「なに騒いでんだ?兄ちゃ・・」



チュンチュン弾丸



「うっ・・血痕」「ぐはっ!血痕2



ジークムント「!!びっくり(バカな!奴らはここで民衆もろとも我らを殲滅するつもりか!!)」



「なんだぁ!?おいっ!倒れてる奴がいるぞ!!」

「血が出てるじゃねぇか!?おいっ!?」



ジークムント「伏せろぉぉぉぉぉ!!」ガバッ煙




チュンチュン弾丸



「いててて・・・はっびっくり
マジで・・・・発砲・・!?」


ジークムント「みんな逃げろ!!


「逃げろぉぉぉ!!」「撃たれるぞぉぉぉ!!」





わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ






アイザック「あの声は・・・・ジークムント!!」


猫兵「アイザック殿!お下がりください!!」


猫兵「ジークムントの反乱軍を発見!一人足りとも逃がさず射殺しろ!」


アイザック「待て!撃つな!!」


猫兵「これはニャン=ジュスト公からの命令!お下がりを!!」


猫兵「かまわん!民衆ごと蹴散らせ!!」


アイザック「やめろぉぉぉぉぉぉぉ!!」





ズキューーーンドンッズキューーーーーーンドンッ





「ぐわぁぁぁ血」「うわぁぁぁぁ血痕3





アイザック「やめろ!!銃をおろせ!!」


猫兵「撃て!太子を逃すな!!」





バババババババババばくはつ






イオ「銃声!?こんな所で!?」


ゲルハルト「シャアアアア!
(猛豚軍の銃撃隊だ!この演説は太子様をおびき寄せる罠だったんだ!!)」


イオ「じゃあ・・アイザックは最初から・・・囮に・・!?」


アクセル「イオぉぉぉぉ!!伏せろぉぉぉぉ!!」ガバッsss








ドガーーーーーーン爆弾





「ぎゃあああああ血痕」「ぐはぁっ・・血痕2






アクセル「イオ!大丈夫か!?」


イオ「どうして・・・」


ゲルハルト「シャアアアアアア!!
(クソ野郎共!!一般市民がいるのに・・大砲を撃ってきやがった!)」






「ジークムント様!ここは我らに任せ、お逃げください!」


ジークンムント「ならん!アイザックもやられる!」ダッ


「ジークムント様!!どこへ!?」


ジークムント「アイザックをここで死なす訳にはいかんのだ!!」






猫兵「撃て撃て!」


バババババババババばくはつ


アイザック「バカ野郎!撃つなって言ってんでぇ!!」


猫兵「どけ!貴様の任務は終了した!死にたくなければ下がっていろ!!」


アイザック「なんだと!?どういうことだ!!」


猫兵「お前は母親に売られたんだよ!
この演説は始めから都に潜む旧国王派の軍勢と、逃亡した皇太子をおびき出す為の作戦だ!」


アイザック「!!」




バババババババババばくはつ



「うわあああああ血痕3




ジークムント「一般市民は逃げろ!!」




「ぐはっ・・・血痕」「うわぁぁぁぁぁぁ!!」



ジークムント「くそおおおおお!!」


「太子様!駄目です!!ここは下がりましょう!!」


ジークムント「守るべき民より先に逃げる君主がおるかぁぁぁぁ!!





ヒューーーーーーン・・・・






ジークムント「!!」


「太子様!危ない!!」ドンびっくり





ドガーーーーーーン爆弾





ジークムント「・・・くっ・・・・・・・・・・おい!無事か!?」バッ


「早く・・・お逃げ・・・・・・くだ・・・・」


ジークムント「おい!!」


「・・・・・・・・」


ジークムント「悪魔どもめ・・・・!!」ガチャッ西部編カーソル




ズガーーーーーンバチッッ





猫兵「ぎゃああああああ血痕3

猫兵「!!」






ジークムント「我が名はジークムント・サバスコン!!
貴様らの欲しい首級はここにあるぞ!!
鮮血の皇太子という異名を知りたくば、かかってくるがよい!!




To Be Continued








$あたちのモンハン日記
本章「紫の暁編」目次録はこちらをクリック左クリックだぞい!




←再生・停止はこちら♪