~王族騎士団領・郊外集落





イオ「村を襲うなんて許さないんだからぁ!!」ブン太刀 MONSTER HUNTER


賊「ぐわぁぁぁぁ!!」


ズデーン煙




賊「ちっ!鬱陶しい女め!」



アクセル「おっと、てめぇの相手は俺だぜ」


賊「なっ!?」





バーーーーン
$あたちのモンハン日記
アクセル「イオの義兄弟!
火竜北斗七星のアクセルたぁ、俺のことでぃ!!」



賊「デブ猫がぁ!!どけぇ!!」


アクセル「むっむかっ一番気にしてることを!!は?


賊「おらぁ!!」


アクセル「ニャンコ北斗神拳・肉球百裂拳!!おわちゃちゃちゃちゃちゃ!!」肉球 くろ猫


賊「な、なにぃ!?に、肉球のパンチ連打だとぉ!!ぶべぇーーーー血



ズデーーーン煙



賊「に・・肉球・・恐い・・・」ガクン


アクセル「安心せよ。無駄な命までは奪わんのがニャンコ北斗七星の流儀よ」









「あたちのモンハン日記」
~紫の暁編











イオ「アクセル!こっちも大丈夫よ!」



アクセル「おう!
しかし、たいした事のねぇ野郎どもだふん
おい、みんなケガはないかい!?」



村人「おお、すまんのぉ。アクセルや」

村人「畑を少し荒らされたが、あんたとイオが来てくれたおかげで助かったよ」



イオ「アクセル、賊が目を覚ます前に縄で縛るのよ」


アクセル「へいよはぁ」ぎゅうううう


村人「しかしなんだって急にこんな無法者達が現れたのかのぉ・・」


イオ「ほんと・・・いくらこの集落が都から離れていて警備が手薄だからって、畑を荒らして何のメリットがあるというのかしら・・」



アクセル「おいイオ、賊の一人が目を覚ましやがったぞ」



賊「ううう・・・」



イオ「あんた達、目的は何なの?」ザッ


賊「ふへへへ。色っぽい女剣士だな」


アクセル「てめっ・・」


バッパー


アクセル「イオ・・」


イオ「あたしの飛竜刀の餌食になりたくなかったら本当の事を話すのね」


シャキーーーン太刀 MONSTER HUNTER


賊「ひいいいいいあせる
分かった!話す!話すから剣先を顔からどけてくれぇ!!」



イオ「交渉成立ね。で、どうして畑を襲ったの?」ギロッ


賊「た、頼まれたんだよ!」


イオ「誰に?」


賊「お、王宮の使いの者だよ!
郊外の畑を荒らすだけで5万ゼニーくれるってあせる


イオ「嘘おっしゃい!!
王宮の人間がそんな依頼をするわけない!!」


賊「ほ、本当だよ!そいつぁ、皇太子の側近の者って言ってやがったんだあせる


イオ「!!」










~王族騎士団領・都市内の酒場





「きゃあああああ」「うわあああああ」



賊長「ハッハッハッハッハ!!ちょろいもんだぜ!」ガシャーーンびっくり


賊「親方ぁ!ほんとに街で大暴れするだけで大金が貰えるんすか!?」


賊長「おうよ!なんだって今回のバックボーンは太子様だからな!おらぁ!!」


ドカッびっくり



マスター「やめてくれぇ!店を、店を荒さんでくれぇ!!」



賊「うるせぃよ!」ガシャーーンびっくり


賊長「よし、頃合だ!騎士団の衛兵が来る前に撤退するぜ!」


賊「野郎ども、行くぜ・・・ん?」




カランコロン




賊「おう残念だったな今日は特別な貸し切りで休みなん・・・はっびっくり



ズシャアアアアアアアキズ



賊「ぎゃあああああ血痕」バタンsss



賊長「なんだ!?な、何が起きた!」







$あたちのモンハン日記
ゲルハルト「ニャー(だろうな。賊ごときが暗殺のプロの早業を見抜ける訳ねぇもんな)」



賊長「ただの猫賊じゃねぇか!ボウガンで撃ち殺せ!!」


ゲルハルト「にゃんにゃよ(芸のねぇこった)」


賊「死ねぇ!!」



バババババババババチッッ



ゲルハルト「にゃによ(遅いって)」




シュッ煙シュッ煙シュッ煙



チュンチュンチュン弾丸




賊長「くそぉあせるなんてすばしっこい野郎なんだ!!・・・・はいっ!?びっくり



ズシャアアアアアアア血



賊長「ば・・ばかな・・たかが猫に・・・」



バターーーン転ぶ




ゲルハルト「にゃんにゃ(聞き飽きたぜ、そのセリフふんたかが人間が)」



賊「リーダーがやられちまったぞあせる」「に、逃げろぉぉぉ!!」



ゲルハルト「にゃー(ミッチ!)」



カランコロン





$あたちのモンハン日記
ミッチ「この見張りのミッチ!悪党は逃がさないっすよ!!」



賊「また猫だぁ!!」「おげーーー!!」



ミッチ「それそれ!」パカーン肉球 モカちゃんパカーン肉球 茶トラ



賊「ぐへ!」「あろっ!」



ズデーーン煙ボテーーン煙



ミッチ「ふう・・・先輩、平気っすか!?」


ゲルハルト「にゃんにゃ(こんな野郎共にかすり傷でも負うって?)」


ミッチ「へへへへ(´v`)余計なお世話でしたね」


ゲルハルト「にゃん(アイザックは?)」


ミッチ「あむぅボクら追い抜いて来ちゃいましたね」




カランコロン





アイザック「ぜぇぜぇ・・DASH!どこだぁ!悪者めぇ!!・・・って・・え?え?
って!おめぇら、殺しちまったのか!?」きょろきょろ目



ゲルハルト「にゃんにゃ(安心しろ。気絶させただけだ)」


ミッチ「あれで太子様を支えるだなんて・・よく言ったもんすねむぅ


アイザック「うるせぃやいむかっ俺は争い事が大嫌いなんでぇ!」



マスター「おおあせるアイザックのお連れの「オトモ」だったのかい!?助かったよ」



アイザック「おう、おっちゃん。怪我ないかい?」


マスター「少し殴られただけだ。それより店が・・・」


ミッチ「これはひどいっすね・・」


アイザック「おっちゃん。何かこいつらに恨みを買うマネでもしたのか?」


マスター「いや。こんな無法者、見たこともないよ」


ミッチ「それはおかしいっすねむぅ


マスター「こやつらおかしな事を言っておったんだ」


アイザック「なんだい?」


マスター「街で大暴れするだけで大金が貰える・・とな。
しかもその出どころが皇太子様だとも言っておった・・」


ミッチ「なんすかそれ!?」


アイザック「ケッ。大方、賊のつまんねぇジョークだろうよふん


ゲルハルト「・・・・」ガサリゴソリ


ミッチ「どうしたんすか先輩?そいつらの身ぐるみでもはがすんすか?」


ゲルハルト「にゃー(バカむぅ何か手掛かりになるものを探し・・ん?)」


ガサッ手紙


アイザック「手紙だな、そりゃ」


ゲルハルト「みゃー(まずいぜ、アイザック)」


アイザック「何がだよ?それともその手紙、俺へのラブレターかい?」


ゲルハルト「にゃん(それならまだ可愛い方さ。この封の印を見てみろ)」


アイザック「ん・・・・!?」


ミッチ「こ、これは!?」


ゲルハルト「にゃー(正真正銘の国王印だぜ)」


アイザック「親父(国王)の・・・中を見るんだ!」




カーンカーンカーーーーン




ミッチ「街の警報の金っすよ!?」


ゲルハルト「にゃー(今度は何だ?)」





「盗賊だぁ!!盗賊の群れが現れたぞぉ!!」「店を閉めろぉぉぉ!!」






マスター「なんということだ・・・一体、街で何が起きてるというのだ・・
アイザック!?びっくり



アイザック「手紙は俺が預かる!中身の確認より賊退治の方が先だ!!」


ミッチ「そうっすね!行きましょう・・先輩?」


ゲルハルト「にゃいー(この非常事態に・・うちの主は何をしてるんだかふん)」













カーンカーンカーーーーン






$あたちのモンハン日記
メティス「サムソン様ぁ~あせる街で警報が出てますぅ~」


サムソン「ほむsss何か・・が動き出した感じだな」


メティス「え?」


サムソン「行くぞメティス!おぬしの主人と私のオトモが心配だ!!」



衛兵「待たれよ!」



メティス「あ~んあせる見つかっちゃいましたぁ~汗


衛兵「元王族騎士団長サムソン殿ですな」


サムソン「なんだお主ら。私を知っておるのか?ならば国王にとっとと会わせろ」


衛兵「貴殿に逮捕状が出た。大人しくして下さい」


メティス「えーーあせる


衛兵「これが令状です」バッ


サムソン「ほむふん国王印が入っておるな・・それじゃ仕方あるまい」


メティス「えーーーあせる捕まっちゃうんですか!?
聞いてくださぁ~い!サムソン様だって国王様のご依頼を受けて帰還されたのですよぉ!」


サムソン「こやつらに何を言っても無駄だよ。なぁ?」


衛兵「出来れば手荒なマネはしたくありませぬ」


メティス「サムソン様ぁ~あせる


サムソン「これで正式に王宮内に入れるわ。
メティス、ミッチとゲルハルトにはイオの傍らを離れるなと伝えてくれ」


メティス「サムソン様ぁ~あせる


サムソン「さぁ行こうか。獄に入るのは初めてだからゾクゾクするぞいsss









~王宮内・国王の間




国王「・・・何やら王宮内が騒がしい様子じゃな、ベルトホルト」


ベルトホルト「ご安心下さい陛下。先ほどディマリー夫人から託けを受けました。
領内の事は自分と皇太子様にお任せして陛下はお体の回復に専念して下さいと」


国王「うむ・・夫人とジークムントならばワシも安心して・・ゴホゴホッ」


ベルトホルト「ささ、陛下。お薬をお飲みください」


国王「うむ・・・それより・・サムソンはまだ来ぬのか?」


ベルトホルト「そういえば・・警備兵からは何も聞いていませんね」


国王「キケロ亡き今、次期宰相を務められるのはサムソンだけ。
早く来てくれんと本当に・・・ゴホゴホッ!!」


ベルトホルト「陛下!」


国王「はぁ・・はぁ・・大丈夫じゃ・・・」


ベルトホルト「さ、横になりましょう」


国王「サムソンさえよければ・・宰相の位を与え、ジークムント、イオ、そしてアイザックと共にこの国を支えていって欲しいのだ・・」


ベルトホルト「ですが陛下」


国王「むう?」


ベルトホルト「まずは陛下に長生きしてもらうのが臣下の努め。
国事のご心配はお体を治してからですぞ」ニコリ


国王「ふむ」











~都市内




シュウウウウウウウどろん




猫騎士団兵「こら!黙って来るニャ!」「さぁ馬車に乗るニャ!」



ゾロゾロ・・





アイザック「ふう~あせるなんとか盗賊団は全て連行出来たな。もうすっかり夜じゃねぇの」


ミッチ「アイザック殿、よく頑張ったっす(´v`)


アイザック「あたぼうよ。常日頃からハンターのマネごとして体を鍛えてるんだ。
荒くれモンスターに比べりゃこんな賊ども相手じゃねぇぜ」


猫騎士団兵「アイザック様、誠にありがとうございましたニャ」


アイザック「礼はいいって。それよりケガした街人の治療も頼むぜ」


猫騎士団兵「はいニャ。既に医療班にやらせておりますニャ。
それより元王国猫騎士団のレジェンドのお二人と共闘出来た事にみんな(猫騎士団兵)震え上がっておりますニャ」


ミッチ「むへへへへ(´v`)レジェンドだなんて・・うれしいっす」


アイザック「お前ねぇ・・」


ゲルハルト「にゃいー(それより、なんだってお前ら(王国猫騎士団)だけなんだ?)」


猫騎士団兵「はいニャ。にゃんでも他の騎士団、警備兵は途中で出撃命令が待機に変わったみたいですニャ」


ミッチ「なんすかそれむかっ


アイザック「他に何か問題でもあったのかい?」


猫騎士団兵「はいニャ。これはあくまでも極秘情報なので内密に・・」


ゲルハルト「にゃん(安心しろ。これでも口は固い方だ)」


猫騎士団兵「にゃんでも軍の指揮官が皇太子様から他の方に変わられたご様子でして・・。それで軍の統率が取れずゴタゴタしているのですニャ」


アイザック「なにぃ!?ジークムントじゃなくて誰が指揮官なんだ!?」


猫騎士団兵「すみませんニャ汗そこまではまだ現場の兵には伝わってきてないんですニャ」


ミッチ「一体、この非常時に何をやってるんすかね!?」



「おーい。こっちを手伝ってくれニャー」



猫騎士団兵「おうニャ!
では皆様、私はこれで。それと今の話はどうか内密に」テテテテsss



アイザック「・・・・」


ゲルハルト「にゃー(きなくせぇな・・)」


ミッチ「どういう事っすか?」


ゲルハルト「みゃー(「事の流れ」が急過ぎる)」


アイザック「そうだ!さっきの国王印がしてあった手紙を読めば何か分かるかもしれねぇぞ!」


ミッチ「そうっすね、早く見るっす!」


アイザック「そうせかすな・・・あった。これだ」ガサリ


ミッチ「何て書いてあるんすか?」


アイザック「・・・・・・なんだこれは・・!」


ミッチ「ええ?」


アイザック「ジークムントの野郎・・・!!」グシャッ


ゲルハルト「・・・・?」


アイザック「俺は王宮に行く!二人は俺の家に帰っててくれ!!」ダッsss


ミッチ「あああせるアイザック殿ぉ~」


ゲルハルト「にゃー(手紙を捨てていったぜ。どれ・・)」


ミッチ「何が書いて・・・ふむふむ・・・」


ゲルハルト「・・・・・」


ミッチ「みゃあああああ!なんすかこれ!?
太子様が賊の依頼人じゃないっすか!!しかも街を襲えば大金を支払うなんて!!」


ゲルハルト「にゃー!(デカイ声出すな!)」


ミッチ「しぃましぇんあせるで、でもこれ、本当っすか!?」


ゲルハルト「にゃんにゃいよ(国王印は現国王サバスコン13世しか扱えない。
現在その国王が病に伏せているという事は、国事を委託されている皇太子が国王印を預かっていてもおかしくはない・・)」


ミッチ「じゃ、じゃあ、本当にジークムント太子様がこの一連の襲撃事件の首謀者と・・!?」


ゲルハルト「にゃいー(「証拠上」の問題・・そうなるな)」


ミッチ「あーん!絶対嘘っす!!嘘っす!!」


ゲルハルト「にゃん(事の真相は・・)」




「ミッチィ~あせるゲルハルト様ぁ~あせる




ミッチ「メティス殿ポポッ」どきりんラブラブ



メティス「大変なのぉ~あせる
サムソン様が逮捕されちゃったのぉ~!!」



ゲルハルト「にゃんにゃ・・(未だ謎のまま・・か。やれやれだ)」


ミッチ「ブーむぅサムソン、ブーブーイング





To Be Continued




$あたちのモンハン日記





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