とある新築クリニックビルに入られるクリニックの
プランニングでのお話。

ずいぶんプランニングも進み、ほぼ仕上がってきたなって
ところまで来たのです。

大きなまとまった空間を必要とする耳鼻咽喉科のクリニック
のプランニングなのです。


クリニックのプランが進むと同時に、現場も進行し、骨組み
も姿を現してきました。

その現場をご覧になったお客様が

“あの大きく太い柱が部屋の真ん中に来るのが心配”

とおっしゃり、とても心配そうなのでした。


僕はテナントスペースの中に柱が配置されるといった場合、
ほとんどの場合、その柱を見せるプランニングをするんです。


広い空間に柱が見えることで間延びすることを抑えたり、
シンボリックなものにしたり。

で、今回もそのような思いで進んでました。


でも、お客様にとっては図面からイメージすることはとても
難しく、イメージしていた柱よりずいぶん大きなものだった
ようです。

ここで反省・・・

やっぱり自分が思うイメージはしっかり見て頂けるもので
表現し、見て頂かないと、と。


そのお客様には、お子さんの患者さんが多いことも考え、
先程の柱を見せることで感じる安心感をお伝えし、快く納得
頂けました。

が、やっぱり製品を扱うのではなく、創り上げるものを提供
することを今一度認識し、“伝わる”ことを大切にしないと・・
と思ったのでした。


妄想旅行の好きな僕は、図面の上のクリニックを
いつもウロウロしてるのですが、図面描いてるからできる
だけなので、一緒にウロウロして頂けるような表現方法を
考えないと。

という訳で、来年からはCGでのパースをしっかりやって
いかないと。ひらめき電球


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