今日は、アイ・クリアさま のクリニックの打ち合わせに
伺います。

今回のプランニングにおける検討点は、

クリニックの前面道路が狭く、かつ、地域の方々が自転車
大活用なため、自転車置場を設置する。

クリニックは大通りから少し入っているため、この自転車
置場によって大通りからの印象が変わるので、その配置
に配慮。

待合いは10名程度の患者さんが待って頂けるだけの面積を
確保。

待合いで待つ患者さんが使って頂きやすく、かつ、医師、
スタッフが使いやすい位置へのトイレの配置。

診察室と受付とのカルテのやり取りが行いやすいように配慮。

検査室と受付の動線の検討。

手術室兼処置室の配置。

前回はスタッフルーム兼静養室としていた室をスタッフルームは
単独で設け、院長室兼静養室としたほうが全体の面積、動線を
有効に活用できることになり、変更。


などなどと、いろいろ具体的になってまいりました。


待合いで待って頂く患者さんの数を確保しようとすると、建物の
間口が狭いため、受付が建物奥に入ってしまい、来院された
患者さんが受付まで遠くなるのが気になったり。

お年寄りは特に、来院したら早く診察券を受付に出し、座って
しまいたいと思うでしょうから、玄関から受付までの距離は
配慮が必要なんです。


そして、待合いの席数を確保しようとすると、トイレの位置が問題
になり、待合いからは少し離れるが使用頻度を考えるとトイレは
奥にいってもらおうかとか。

で、せっかくトイレが待合いから少し離れた位置に配置するなら
トイレとして印象の良い位置にしたくなります。

待合いから診察室、検査室へ延びる廊下の奥には壁があり、
そこへ照明を当て、求心性を持たせ、その両側に検査室とトイレ
を配置してみようかとか・・・。


はたまた、受付と検査室を結ぶ動線を確保しようとすると
患者さんが使われる廊下が少し狭くなるので、その動線は
切り離し、受付を終えた患者さんは受付スタッフが患者さんを
検査室へ誘導する(カルテを持って)のはどうかなとか。


プランニングしながらの妄想は尽きることがありません・・・。



全部を満たすのは難しいかもしれませんが、妥協してもなお
良い点が残り、そこが輝くようなプランが生まれるように
思ってます。


打ち合わせ、今回も実り多いものになりますように。



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