中国では年間の有給休暇数が5日で普通との噂(何そのブラック) | Topic for tomorrow date

中国では年間の有給休暇数が5日で普通との噂(何そのブラック)

急激な経済成長と労働過多から楽しみの少ない中国人がどんどん元気を失っていってるらしい。

記事によれば、中国西部の郊外に住んでいる28歳のWenさんは、山東省の証券会社に
2年間勤めているが、彼は1年間に与えられる5日間の有給休暇を一度も使ったことがなく
彼は自分自身を"dull boy"(ヤル気のない人間)と見ていると話したという。

「私たちは個人的にこれについては不満を感じています。しかし、誰も、有休を取りたいと言い出す
最初の人にはなりたがらないのです」 と彼はあきらめたように話した。

Wenさんは、有給休暇を取ると自分の上司に悪い印象を持たれるのではないか・・・といった
一般的な恐れを抱いており、特にそれは大学生が仕事を見つけるよりも難しいと感じる時が
あるという。

2008年に施行された同省の規定では、中国の政府役人、社会活動団体員、
国営および民間企業で労働者が1年以上働いている場合、彼らは有給休暇を得る権利が
あると定められた。

例えば累積的に1年以上働いている労働者は、1年目から10年目まで毎年5日間の有給休暇が
与えられる。


中国政府は月曜(18日)、年間の有給休暇に関する取り決めの基本的な部分を2020年までに改正すると
述べながら、国内観光を促進させる新しいプログラムを発表した。

とはいえ、それが実現されるには大きな課題が残っている。というのも
中国社会科学院が2011年に調査したところによれば、北京在住の労働者の3分の1は
1度も有給休暇を取ったことがない
と判明したからだという。

中国東部の浙江省で働いている女性は
「私は7年間働いているけれど、5日間の有休を取ったのは結婚した時だけでした。
(ただし)これは私の年代の人々の間では普通のことなんです」

彼女はまた

「みんな、他の同僚とは残業の話か、有休を取りたいとの話ばかりしがちです」

(でも)
もし他の人が残業をしているなら、あなたも同じことをしなければならない。
もしあなたの上司が有休を取らないなら、あなたも休みを取ることにぎこちなさを感じるでしょう。
休暇申請を出すことが、他の人に対して負い目を感じさせられるようになっている」

などと話した。

多くの(中国)企業では従業員に有給休暇を与えておらず、会社によっては
週末の休みがないところもある。

「私は本当はみんなに有休をとってほしい。でも、休む人が多くいれば会社の売上に響くかもしれない」と
福建省の廈門市にある包装企業の女性総経理(ゼネラルマネージャー)は話した。
・・・
(以下省略)

ソース
http://news.xinhuanet.com/english/china/2013-02/20/c_132181104.htm

China Focus: Lack of leisure leaves Chinese languid

2013-02-20
***

記事では他に過労死が中国でも社会問題になりつつあると書かれているが
どうやらどうも(ある意味で)中国では日本以上にブラック企業が蔓延しているようだ。

年間有給休暇が5日間しかないなんてどこのブラックだよ?(と最初思った)
(しかも10年目まで毎年5日って少なくね?)

とはいえ、かくいう私もしばらく有休が取れてないなと思い出した。
(有休の上限MAX(40日)に達しているし。)

その意味で
上に書いてあることは、ほとんど、日本の多くの企業でも同じようにあることかもしれない。

ちなみに私の会社では、上司でも有休をよく取る人とまったく取らない人が半々ぐらい。
(給料やボーナスに差が出るって噂もあるが、たぶんうちの会社では、そういうのは無いと思う。)

いずれにせよ中国の実情がこんなんじゃあ、そのうち中国経済もバタンと倒れてしまうかも
しれないね。笑