15歳でホームレス・・・からハーバード大学に入学・卒業した女性 | Topic for tomorrow date

15歳でホームレス・・・からハーバード大学に入学・卒業した女性

前回の記事のちょっとした続きで、本屋でReader's Digestを立ち読みしたところ、
思わず感動してしまった小話を少し紹介したい。

彼女の名前は Liz Murray.

アメリカ・ニューヨーク・マンハッタンの出身らしいが、両親が薬物中毒者で、
彼女の母親は彼女が10代前半のときにHIV診断で陽性となり、エイズで死亡。

その後、父親も、薬物患者の更生施設に送りこまれて、彼女は15歳にして両親を失い
それから彼女のサバイバルな日々が始まったという。

最初のうちは友達の家で寝泊まりさせてもらっていたというが、それも続けることがままならず
いつも地下鉄の階段の近くの路上で寝ていたとか。

そんなとき彼女が楽しみにしていたのは、静かに目を閉じて想像を膨らませることで
過去の温かな家庭を思い出しながら想像して、その中で彼女は幸せだったと。

その後、彼女は、孤児を救うNGO団体に引き取られたが、それでも学校に行くわけではなかったので
彼女は1人で自分を入学させてくれそうな学校を探したそうだ。

そんなある日。

アメリカのNewYorkTimesが彼女のことを取り上げて記事にした。

すると、その反響が凄かったようで、彼女は知らない人たちから多くの贈り物を受け取るようになったそうだ。
温かい手紙から着る物や食べ物、あるいは直接彼女に会いに来て、ハグしてくれる人が現れたそうだ。

そして彼女は自分が生きてる意味を知ったと。それほどまで多くの人が自分を愛してくれるとは
思ってなかったそうで、彼女はそれらすべての人に多大な感謝をしたと。

それから彼女は必死に勉強して高校に入り、ハーバード大学に入学・・・卒業して彼女は
アメリカでも著名な講演家になった。

・・・

Reader's Digestに書かれていたのは、以上のような内容だった。

ただ、「彼女は何も信じられるものが無くなった時、自分を信じることにした」と記事では書かれていた。

・・・

そこで思ったひとつは、この中ではNewYorkTimesがひとつの重要な役割を演じているという点だ。

もちろんここに書かれていたのは新聞社の名前だけで、個人的に誰が彼女の人生を取り上げたのかは
分からないが、少なくとも、メディアの力は偉大であり、それがたとえ金権主義にあっていても
何か素晴らしい目的のために密かに働いている記者もしくはメディア関係者がいるに違いないと私には思われる。

私はそんな人を応援したい。

無暗やたらに(悪い情報だけを元にして)特定の企業・団体を叩く人たちが世の中にはいるが
私は、それらの人たちが存在していて、何らかの形で利益を得ているからには国民の利益に
適っていると思われるので、たとえ彼ら10人のうち9人が悪に染まっていても私は残り1人の目的の為に
それを叩かないであろう。

たとえ彼らがフジテレビの社員であっても、あるいは花王の社員であっても・・・。



ところで彼女は自伝記も書いたそうで、これは後で読んでみたい

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http://www.amazon.co.jp/Breaking-Night-Forgiveness-Survival-Homeless/dp/1401310591/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1316425027&sr=8-1