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役立つギターとベースのアレコレとどうでも良い話

お出かけ日和な日曜日だねぇ、外はとろける位くそ暑いが日差しが120%でアウトドアにピッタリな週末じゃん♪

 

部屋で楽器弾いている場合じゃないぞw

 

さて、それでは昨日の続き。

 

Part2ではシリーズ配線について説明したのだが、8kΩのシングルをシリーズ(直列)でつなぐと単純に8kΩ×2=16kΩになる、つまり標準的なHB程度の出力になるって事ね。

 

そして本日はパラレル配線※並列(ハーフトーン)について。

 

合成抵抗の計算方法が変わる話をしたけどさ、具体的にはどんな公式になるのか?

 

まず、抵抗値ってのは「電気の通り難さ」なのよ、直列の場合はそれをそのまま足すんだけどパラレル時の計算方法はそれを「電気の通り易さ」にいちいち置き換えて計算する、つまり一度全てを逆数に変換するのね。

 

すると↓

これで導かれる数値は逆数(通り易さ)になっちゃうから、最後にこの答えを元(通り難さ)に戻す必要がある。

 

解り辛いwww

 

なんなんだこの面倒な内容は・・・よし、解り易く変えてみようw

 

するとこうなる↓

なんだか文字だとごちゃごちゃして解り辛いな・・・分数で無い分解り易い筈なのだが・・・。

 

因みにこれはPU(抵抗)二個を並列で繋げた場合の計算方法で、三個以上だとまた別の公式になっちゃうので要注意、あくまでも「二個」の場合だからね。

 

じゃ、解り易くする為に実際の抵抗値を入れてみようではないか。

 

[8KΩシングル二個を繋げた場合]

 

合成抵抗=(8kΩ×8kΩ)÷(8KΩ+8KΩ)

 

整理↓

合成抵抗=64KΩ÷16KΩ

 

計算↓

合成抵抗=4KΩ

 

あれっ?Σ(゚Д゚)

 

数値が小さくなっちゃったんですけどっ(@_@)

 

8kΩのPU二個で一個の半分4kΩだぞ!

 

そう、これがPart2で触れた「干渉」ってやつなのですよ。

 

パラレル配線(ハーフトーン)ってのはこの合成抵抗の特性を上手く利用してサウンドキャラクターに違いを出しているわけ。

 

 

配線の違いでかたや16kΩ、かたや4kΩ、そりゃ同じPUでも全然違う音になるわなぁ。

 

さて、このテーマは明日もまだ続くぞw

 

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と~っても美しいジリコテ指板が入荷したねぇ(〃艸〃)

 

中南米産の広葉樹で硬くて重い!

 

立ち上がり良いので低音域の分離がなかなか気持ち良い材料ですな。

 

濃淡がハッキリしていて杢目も美しい、木肌が細かいので磨き上げると光沢が出てサウンド・見た目共に◎な指板材!


 

流通量が少ないのでお値段は高め、でもそれ以上に使う価値のある材料で御座います。

 

ほら、材料は有る時じゃないと使えないよ?

 

逃しちゃうと後悔するんじゃね?

 

BASS二本分とギター二本分が入荷、早い者勝ち!

 

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いかんねっ!(;^ω^)

 

昨日アップしたPart1内の配線図だけど線をどこに繋げるかの補足を記載し忘れていたわ・・・、一応「赤黒」で描き分けていたけれど分かり辛いわな、改めてアップしておくね。

 

シリーズ配線(直列配線)

パラレル(並列配線)※ハーフトーン

さて、昨日の続き「シリーズ・パラレル・ハーフトーンって何ぞや?」Part2です。

 

同じようにシングルピックアップ×2が鳴っているのにシリーズ(直列)とパラレル(並列)では何故そのサウンドに違いが発生するのか?それは「合成抵抗」が関係する!ってとこからですな。

 

合成抵抗ってのは何か?

 

ピックアップのスペック表で「直流抵抗値○○kΩ」って書いてあるのを見た事があるでしょ?

 

シングルPUなら概ね6kΩ~10kΩ未満が多いかな、HBだと8kΩ~20kΩ未満と言ったところ。

 

パッシブのPUであればこの数字が大きくなるほど「ハイパワー」と考えちゃって。

 

で、合成抵抗ってのは上記のように「抵抗(ピックアップ)」が同一配線上に複数個存在する場合の合計値の事なのね。

 

合計って位だから単純に「ピックアップの直流抵抗値を足すのでは?」と思うでしょ?

 

ところが「合成抵抗の公式」なるものがあってだな、そんな単純では無かったりする。

 

この、公式がシリーズとパラレルでは異なる訳。

 

因みに何故かは知らにゃいw

 

そんなものは俺よりも賢い人達の考える事なので知る由もないw

 

知っていたら違う仕事しているっての←

 

皆が勉強しているのを横目にギター弾いて遊んじゃった結果が今の自分、自己責任ってやつだ(笑)

 

さて、本題。

 

まずはシリーズ配線(直列)、これは単純に二個の抵抗値を足すだけのシンプルな公式が当てはまるのね。

 

例えば直流抵抗値8kΩのシングルピックアップ二個をシリーズ配線すると「8kΩ+8kΩ=16kΩ」みたいな感じ。

 

ほら、先に書いた「HBだと8kΩ~20kΩ未満と」にピッタリでしょ♪

 

とは言え、昨日書いた通り「逆巻き逆着磁」ではないからハムバッカーではないので注意。

 

それと、抵抗値はあくまでも抵抗値なので「磁力線の密度」は度外視、ピックアップのパワー(あえて出力ではなくパワーと書きます)は直流抵抗値だけではなく磁力線も大きく関係するので注意が必要。

 

磁力線に関しても後日ピックアップの構造で解説するのでご期待あれ。

 

って事で8kΩのシングルピックアップをシリーズ配線すると抵抗値は無事に「ハムバッカー程度の16kΩ」になりましたとさ。

 

 

では、次に同じ8kΩのピックアップ二個をハーフトーン等と同じパラレル配線するとどうなるのか?

 

これが何故か計算方法が変わってしまうのよ・・・分数が出てくるよ分数・・・。

 

分数の計算苦手←

 

はい、パラレル配線にする事で8kΩ二個分の抵抗値が一体どのような結果になるのか?

 

それは長くなるからまた明日♪

すっかり夏めいてきたここ数日、今日なんて街の温度計で八王子は30℃超えていましたよ・・・まぁ雨でジメジメしているよりはよっぽど良いのだが年齢的なものなのだろうか?ここ数年は年々暑さ寒さが堪えるわ、まぢで・・・。

 

さて、本日は表題通り「シリーズ・パラレル・ハーフトーンって何ぞや?」を解説。

 

ベースのオーダーメイドで「シリーズ・パラレル切替SW搭載」って人気あるのよ。

 

先ずザックリと「シリーズ=直列配線」「パラレル=並列配線」ってのがポイント。

 

イメージし易く言えば一部を除き一般的なHBがシリーズ配線、この一部に関しては後日取り上げようかな♪

 

で、パラレル配線ってのはST等で言う所のハーフトーン。

 

配線的にはシリーズ配線(HB※ハムキャンセルさせるには逆巻き逆着磁の組み合わせ要)がこれ。

 

 

パラレル配線だとこんな感じ。

 

 

解り易いかと。

 

単純にシングルPU×2が鳴っていてもこの配線の違いがハーフトーンとハムバッカーの音の違いになるのですよ。

 

ここで一点注意、解り易い表現としてシングル×2の直列配線をハムバッカーと書いているけれども、本来ハムバッカーはハムノイズをキャンセルさせる機構なのでその際は「逆巻き逆着磁」の物を組み合わせなければハムキャンセルにはならないからねー。

 

逆にパラレル配線でも逆巻き逆着磁の物を組み合わせれば「ハムキャンセル」になるのでハーフトーンでもハムバッカーになる。

 

つまり、ここで言うハムバッカーは「ハムバッカー」ではなく単にシングルが2個同時に鳴っている状態なんだけど「シングルが二個直列で鳴っている状態の表現としてハムバッカー」と書いているだけので間違わないようにねー。

 

そこに関しては後日PUの構造で解説するのでお楽しみに♪

 

でね、シリーズとパラレルでは何故こうも音が違うのか?

 

ハムバッカー(シリーズ配線)って出力が高くて音にパンチがあるじゃない、でもハーフトーン(パラレル配線)だと独特の艶感と透明感のあるサウンドになる。

 

どちらもシングルPU×2が鳴っているのに何故か?

 

それはパラレル配線だと「合成抵抗による干渉」って現象が発生しているからなのだ。

 

そりゃ一体なんだ?って事で続きは明日w

 

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八王子店に美品Fender Custom Shop TLが入荷♪

 

オーダーメイドの下取り品でおわす。

 

ブロンドカラーかっけぇぇぇっwww

 

 

これかなり綺麗ですぞ、傷も錆も目立つのは無し!その上CombatフルレストアUSEDギターなので状態は当然完璧です(* ´艸`)

 

 

フレット周りすり合わせ+整形済、電装系のガリ等は一切無し、ナット交換済、フロントPUには人気のBare Knuckle The Mule搭載でもちろんオリジナルPUも付属。

 

 

 

完璧な状態のFender Custom Shop TLの気になるお値段は?

 

 

198,000円(税別)Σ(゚Д゚)

 

これは安いだろ、しかもCombatの自社保証付きだったりするw

 

 

現状渡しの相場からしてもかなり安い筈、それがフルレストア済でこの値段はありえないと思うぞ、うちは中古屋さんじゃないからねぇ、他社製品はびっくり価格でとっとと売り切る方針なのだ。

 

 

憧れのCustom Shopオーナーになりませんか?

 

お問い合わせはARMS FACTORY八王子

 

042-623-2855

または

info@combat-guitars.com

 

お気軽にお問合せ下さいませませ。

 

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昨日は公休だったので今からノイズ処理に関する記事の続きを書くにゃり。

 

ちなみに、昨日は新鮮な空気を吸おうと山梨・長野方面へ。

 

自宅を出発して一時間ちょっと、中央道の勝沼付近を走行中に女房が「リビングの窓閉め忘れたかも?」と言い出しやがったのですよ・・・。

 

「ってかもう勝沼だぞっ!」って叫びたい気分だったわwww

 

まぁ既に勝沼と言えど、さすがに一階の窓じゃ空き巣にでも入られたら困ると自宅へUターンするはめに・・・(;^_^A

 

自宅へ到着するとまさかの「窓閉まっているじゃんっΣ(゚Д゚)」的なオチwww

 

「閉めてた!歳かなー」の一言で終わってしまうとわ・・・出掛ける前の戸締りは指差し確認必須である事を学習しましたよ、はい。

 

さて、本題のノイズ処理続き。

 

ヴィンテージ系のワイヤーのメリットって事だけど作る側からすると纏め易い←

 

曲がったまま癖がつくからなwww

 

もとい、電気的には芯線である編線の一本一本が太いって事。

 

 

断面積が大きい物は電気抵抗が少ないので配線材としては優れているのね、要は「ロス」が少ないって事なんだけどさ、でもこれはあくまで「同一材」ってのが前提なのですよ。

 

芯線部分が同一素材であれば断面積が大きくなるにつれ電気抵抗は少なくなる、配線材によって芯線部分の素材は様々なので太い=優れているって事ではない訳。

 

だから、Vintage系の布ワイヤー=優れているって事ではないので要注意。

 

因みに電気抵抗の少ない金属NO1は金、次いで銀、銅の順番ね。

 

って事で・・・ギターやベースで使用されている配線材は外来ノイズを拾ってしまうから、これをより拾い辛い配線材へ変更する、つまりVinatage系の布ワイヤーをシールド線(ホット線の周りをコールド線で覆っている)に交換するとかなりノイズが軽減されるのですよ。

 

 

特にPUの付け根から出ている線を交換すると効果抜群!

 

写真のこの線。

 

 

裏返すとハンダで付いているでしょ?ここから交換する訳。

 

 

シールド線も色々あるけれどCOMBATは一応クライオ処理してある線材を使用。

 

なぜ一応?かっていうと「やや疑問に思う所」もあるからw

 

その疑問に関しては長くなるので今回のノイズ軽減とは別に「配線材」に関する内容を書く時にでも詳しく解説しようかな。

 

因みに、配線材の付け根にPUのコイルも繋がっているから結構注意が必要なのね、間違えて切っちゃったりすると面倒だし自分でやるのは止めた方が良いと思うけどどうかね?

 

①PG裏面全面アルミテープ

②キャビティー内全ドータイト塗布

③配線材を全てシールド線に交換(PUの線含む)

 

と、上記3点セットを施工するとクリーントーンならシングルピックアップでもほぼノイズは無くなるよ、両手放して(弦アースが取れていない状態)もほぼノイズレス♪

 

効果的なノイズ軽減対策なのでお試しあれ(〃艸〃)

 

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本日の東京は朝から土砂降りの雨and強風!

 

駐車場から店までの200mで傘は壊れるわ朝からずぶ濡れですよ、店の前の道路脇なんざ流しそうめん出来るんじゃね?って位だったわ。

 

さてさて、そんな悪天候でも店番をしていると様々な修理や改造が持ち込まれる。

 

ちょっとした調整はもちろん電装系の修理と言った簡単な内容からそうでない物まで幅広いから結構面白い(〃艸〃)

 

でね、その中でも相談が多いのはズバリ「ノイズ低減」。

 

ノイズなんか気にしない自分にとっては「気にし過ぎ」とも思えなくはないのだが、そこは商売なのできちんと話を聞いた上で提案をさせて貰う。

 

一番希望が多いのはピックアップ交換、HBやスタックシングル等々のノイズの少ないPUに変更やセンターPUだけ逆巻き逆着磁にしてハーフトーン時にHBとして使用すると言った感じだな。

 

確かにノイズは減る、が・・・HBやスタックにすると如実に音が変わってしまうではないか・・・、もしくはハーフトーン時だけノイズが少なくなっても意味が無いのでは?とかね色々考えてしまうのですよ。

 

まぁ言われた通りに仕事受けるのが一番楽なんだけどさ、PU交換は単価が高いし←


しかしながら実際は信用問題だからそうもいかない訳ですよ、だから・・・

 

ハッキリと否定します←

 

お客さんによっちゃ嫌な顔される事もあるけどねw

 

もちろんシングルじゃなくてHB試してみたい!ってなら話は別よ、だから初めに交換希望の理由を良く聞いているからね、ノイズを減らしたいのか?PUを交換したいのか?をね。

 

そこは安心しなさい。

 

で・・・単にノイズを減らしたいなら結論としては下記をセットで薦めている。

 

①PG裏面全面アルミテープ

②キャビティー内全ドータイト塗布

③配線材を全てシールド線に交換(PUの線含む)

 

効果抜群です♪

 

ノイズ低減で持ち込まれた写真の個体もそうだけどやっぱSTやTLが多いのよね。

 

 

ところがこう言ったVintageテイストの個体は布ワイヤーが使用されているケースが殆どなんですよ、もちろん布ワイヤーのメリットはある、当然雰囲気じゃなくてねw

 

ちょっと長くなったから次回に続く←

 

すまん。

世代交代!我がCOMBAT GUITARSでもまさしくそんな感じの流れになっておるのだ。

 

スタッフが成長して任せられるようになったワケ、ある意味とても良い事なんだろうね~、でも以前と比べてやる事が減った状況がとても複雑な気分だったりするのですよw

 

そんな最近は八王子直営店舗ARMS FACTORYの店番が主な業務であり、やらねばならぬ数少ない仕事なんだけどさ、路面店と言えどお客さんが少ない。

 

ヒマです←

 

とは言え・・・毎日フワフワしているのも何なので数年振りにBlog位は書こうかなと←

 

リニューアルだよリニューアル!折角だし以前と書き方を変えてみるとか?

 

「まじめな感じ」とか「かわいい感じ」「怖い感じ」他色々試してみるかねwww

 

さてさて、時間持て余しているもんだから八王子店頭で販売しようとポットを改造してみたのね、これがお客様達に思いの外好評だったりする。

 

因みに以前、Combatで自社製品に使用していたCTSポットはヘソ付きアルミシャフト、これね頭が㍉規格でトルクも軽くなかなか優れものだったの。

 

 

ところが残留抵抗値が少々大きいって難点があり、クリーントーンでは気にならないんだけど歪ませた際にはVOLをゼロにしても音が消えずに多少出てしまう。


ゆえにポット内カーボン部に銀が入った通電率の高いCustom CTSに切り替えたのですわ。

 

確かに残留抵抗値が限りなく低い上にフルテン時のバラつきも少なく、ポットの性能としてはとても具合が宜しい、しかしながらトルクがめっちゃ重いと言った面も(;^_^A

 

もちろんトルクが重いポットを好むお客様も多いけれど、VOL奏法を多用するお客様にとっては重過ぎるとの意見があるのですよ。

 

原因はポット内に使用されているグリスの粘度が高いのと「こ・れ・で・も・か?」って位たっぷり入っているから(笑)

 

The輸入品!w

 

そこで、全バラシして洗浄&グリス抜きした上で新たに粘度の低いグリスを注入する事で良いところ取りのポットに変身させてみた♪

 

 

因みに一言で洗浄と言えば簡単そうだが油分が染み込む事で潤滑性が高くなっていたり、グリスを入れるにしても異なる成分を混ぜてしまうと分離したり固まったりと性能が落ちる事もあるのでそれなりの加減とか注意が必要だったりして。

 

だまされたと思って使ってみんしゃい!

 

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