【レビュー】ブラザーPRIVIO Neo(プリビオネオ)DCP-J4210N | こむぎブログ~猫とコンピュータ~

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そして昔のパソコンあれこれ。

昨日の「よる猫」でも書きましたが、A3版の印刷のできるプリンタ複合機が部屋にあると便利だと思い、
ブラザー工業製のプリンタ複合機、PRIVIO Neo(プリビオネオ)DCP-J4210Nを購入しました。
今日から使い始めたので、簡単にレビューします。


【実売価格1万円台のA3出力のできるプリンタ複合機】
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今回購入したのはこのPRIVIO Neo DCP-J4210Nです。
商品のスペックはこちら (←ブラザー製品情報ページへのリンクです)

スキャナ部は最大A4版までの読み込み、プリントは最大A3版まで出力できるプリンタ複合機です。
最近、後継機種のDCP-J4215Nが登場したため、実売価格は1万円台前半にまで下がっています。
私はコジマネットの数量限定販売で11,300円(税込)で購入しました(現在は終了しています)

プリンタと言えば、エプソンやキヤノン、ヒューレット・パッカードの三社が日本での三強でしたが、
ここ数年シェアを拡大しているのがブラザーのプリンタです。
特にファックス機能付きパーソナル複合機では高いシェアを誇ります。

私は以前はプリンタではキヤノン派だったのですが、ブラザーのプリンタ複合機MyMio(マイミーオ)
DCP-390CNを購入して使い始めてからは、すっかりブラザー派になりました。


【A3版プリント実行中】
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A3版が印刷できると、図面やちょっとしたポスターなどが印刷できるようになって便利です。
私は仕事で図面を印刷する機会が多いので、A3版が印刷できるのは助かります。


【A3版より少し大きいだけの本体】
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DCP-J4210Nは、A4版までしか印刷のできない普通の複合機と変わらないコンパクトさです。


【A4用紙を横横向きにセットする用紙カセット】
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そのカラクリは、A4版用紙を横向きに給紙する構造にありました。
A3版の用紙は、背面から縦向きに手差しで挿入するのですが、A4横の幅とA3縦の幅は同じなので、
このような給紙方法で本体をコンパクトにすることができたそうです。

給紙カセットはブラザー伝統の妙なへなちょこ感があります。
プラスチックの肉厚が薄くて華奢なのですが、実用上は問題がないという不思議なへなちょこさです。


【問題の背面給紙】
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このPRIVIO Neoシリーズで不評なのが、この背面の手差しトレイです。
価格.comやAmazonのユーザーレビューで酷評されているのがこの部分です。

私は承知のうえで購入したのですが、背面トレイの長さが短いため、A3給紙の際は用紙をプリンタが
上手くくわえこむまで手でサポートしていなければなりません。
背面トレイは用紙1枚しか置くことはできず、複数枚の用紙をトレイに置くことはできません。

A3用紙の手差し給紙が上手くいかないと、レビューではクソミソに書かれていますが、プリンタ本体の
ファームウェア(制御用マイコンのコントロールプログラム)を最新のものにアップデートすることで、
ちょっとしたコツさえつかめば、上手く給紙ができるようになりました。

ただ、これはトレイの構造を改良すれば問題は発生しなくなると思うので、メーカーさんには改善を
してもらいたいです。


【ダイレクトプリント】
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USBメモリーやSDカードに入った画像データをPCレスで印刷できるダイレクトプリント機能を搭載しています。


【かんたん印刷】
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DCP-J4210Nには大型のタッチパネル液晶が搭載されていて、USBメモリーやSDカード内の写真を
画面上で選択し印刷することができます。
私はいつもPC経由で写真を印刷していたのですが、このくらい使いやすくなると、ダイレクトプリントも
悪くないなと感じました。


【ダイレクトプリント設定】
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簡単なフォトレタッチも画面上で可能です。



【印刷例…カラーイラスト】
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がおさん(←ブログへのリンクです)が描いてくれた、麦ちゃん麦ちゃんと茶トラ白(口ブチ3)こむ爺、灰色サビくりちゃんのイラストです。
L版光沢紙で出力したものを一部トリミングして掲載しています。
実際にはもっと鮮やかな発色で、用紙を選べばイラスト等のプリントはイケます。


【印刷例…風景写真】
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元データが鮮やかでシャープなものだったので、プリント結果も良好です。
印刷物に5cmくらいまで目を近づけると粒状感がわかります。


【印刷例…猫】
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麦ちゃん麦ちゃんと黒い子猫ぐらです。
このプリンタはどうもこのような写真は苦手なようです。
黒をマゼンタ・シアン・イエローの3色の染料インクを混ぜて作るタイプの機種なので、エプソンや
キヤノンの多色インク機に比べると、黒の発色がイマイチで、ねぼけたような写真になってしまいます。


【総評】
写真印刷を主にしたい方には、このDCP-J4210Nはオススメできません。
また、黒インクは顔料インクとは言え、濃度が薄く、灰色っぽいです。そのためマンガなどモノクロ
グラフィックの印刷にもあまり向きません。
A3用紙は一枚ずつの手差しになるので、A3版の大量印刷をする方にもオススメしかねます。

写真印刷はたまにしか行わず、画質にもあまりこだわらない。
ほとんどA3版印刷はしないが、たまに必要になる。
A3版対応機種を安く手に入れたい。
と、いう方にはオススメです。

家庭で必要とされる機能は十分に持ちあわせていますので、こだわった使い方をしない方には
価格の安さもあるのでオススメできます。


まだ試していない機能もありますが、私の使用目的には合致しており、十分に満足できそうです。




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