第2話です。
植物は光合成をして、水と空気(二酸化炭素)から炭水化物を作ることができますが、動物は基本的に他の動植物あるいはその死骸由来の有機物を摂食しないと生きていけません。
で、食べるために、雑巾のように栄養分を体内に染み込ませる形(単細胞動物)から袋のように食べた物を蓄えて、消化したら吐き出す形(腔腸動物)に、そして口から食べて肛門から排泄するという筒の形(ほとんどの動物)に進化しました。
その筒も、より効率的に食物を得られるように目や鼻といった感覚器官や手足ができて賢くなりました。
ここではさらに食物を効率的に得るためにどのような進化をしていくか、ただ食べることという一点での進化のシミュレーションを量子コンピュータQX-1の中で行なっています。
すでに仮想空間で究極の食欲生物が誕生していますが、形があまりにもグロかったらしく、外見だけは変えてあるようです。