五月晴れ(さつきばれ)は文字通り「5月のさわやかな晴れ」という意味ではなく、旧暦の5月の晴れ間つまり「梅雨の晴れ間」という。ただ、(ごがつばれ)と読む場合は5月の爽やかな晴れをさす。
関東では「ごがつばれ」が続いていて僕の旅行センサーが「今行くべきだ。最高のロケーションとドライブができる!!」と林先生もびっくりの「今でしょ!?」を発していた。NHKの天気予報も僕と同じように「この週末が最後の晴れ。その後は梅雨入りかもしれない」と言っていた。流石NHKわかってるな笑
出発することが決まった。
・・・どこに行こう(^^:)
行き先に悩んでいると新潟に住む佐藤君が「三条で登山のイベントあるから来ない?」と。新潟に行くことが決まった!
仕事終わり23時自宅出発。ナトリウム灯が等間隔で並び行き先を照らしてくれる首都高中央環状線を通り、高速代をケチケチするために17号の上武道路を通る。深夜1時から2時間生放送の「ジャンク」を聞きながら走るこの時間が本当に好き。
深夜3時、体力の限界を迎えて17号の道の駅太田で車中泊。
新潟まで下道で行く為には6時に起きなくてはならないが・・・お約束の寝坊笑。車内の暑さに苛まれ、寝坊したことに気づき嫌なことのダブルパンチで最悪の目覚め。
だが、焦らない。僕は遅刻のベテランなので、焦らずにとりあえず佐藤にTEL。つきあいの長い佐藤さんは遅刻すら想定通りだったようで、「がんばって来て」と暖かい言葉をかけてくれた。
遅刻確定の罪悪感が若干緩むと、比例してお腹が若干減ってきた笑
時間短縮のために乗った上越自動車道谷川岳SAで名物のモツ煮定食をいただく。なんのために高速乗ったのかわからなくなったけど、とりあえずメッチャおいしかった笑
1時間遅れで佐藤とその連れの方と合流。アウトドアグッツ販売の「Snow Peak」本社で開かれたイベントに参加。
イベントでは商品の展示即売会の他、新潟の食材を使った出店や餅つきなんかもしていた。僕らは出店でご飯を買って、地図を広げて「どこに行きたい」ってことを永遠と5時間話して終った。結局ご飯たべただけで終っちゃった笑
5時間話してると腹がへるもんで、佐藤の地元の「杭州飯店」という新潟で有名なラーメン食べた。醤油ベースの背脂チャッチャ。面は手打ちのかなりくたびれた感じなんだけど、それがスープによく絡んで超旨かった(>ω<)
食後は佐藤のお連れさんの忘れ物を新潟駅に届けて、伝説の方と出会い、北へ向けて移動開始
そろそろ体が臭いので大好きな「公衆浴場」がある温泉を探す。すると「銀山温泉」という山形の温泉が出てきた。何回かTVで見たことあって行ってみたいと思っていた温泉。
出発することが決まった笑
ただ、新潟から銀山温泉まではかなりの距離があり、途中で体力の限界を迎えてしまった。この日は日本海沿いの「道の駅あつみ温泉」で一泊。あー風呂入りたった。
朝目が覚めるとそこは本当に日本海が目の前に広がる場所だった。宛てのない旅は日本海側、山形県まで来た。
朝食はまたしても道の駅「とざわモモカミの里」お腹が減ったのでたまたま入った道の駅。ただ、この駅結構有名らしく「日韓の相互文化理解のための施設」として整備され、場内には韓国の宮廷を模したテーマパークや韓国料理のレストランがった。ぱっと見は「地方のやっちまった箱もの」だったけど、ここの韓国料理はマジで美味しかった。今回は豚キムチ定食(780¥)頂きました。ここのオバちゃんは本場韓国からいらしていて、オバちゃん特性のキムチは本当おいしかった! 変な場所だけど、行けたら行ってほしい。
12時頃にようやっと目的の銀山温泉到着。この温泉は12のお宿やその他お土産やさんがレトロモダンな外観で統一し、その中央を小川がながれるお洒落な温泉。ここには昭和初期から使われている共同浴場があり、僕はこれがお目当てでここに来た。
夜は両岸がライトアップされてキレイらしいので、いつか泊まりがけで来てみたいな~
山形の6月はさくらんぼのシーズン。お土産で買って行くことにした。
県内の「寒河江」がさくらんぼの一だい産地。そのなかでも「八果園 大沼」というとこがおいしいというのでここの直売所に行ってみる。道の駅「チェリーランドサガエ」の目の前。この直売所のオバちゃんが良い人で、収穫したてのいいやつを選んで袋詰してくれた。山形に行くことがあったら「八果園 大沼」をよろしく!!←結構サービスしてもらったので宣伝しとく笑
山形で是非行ってみたかったのが、「白鷹町」普通の人は聞いたことないと思う。僕が大好きな小説「僕たちと駐在さんの700日戦争」の舞台となった町。日曜日の昼だってのに誰も町を歩いてなくて、過疎化が進んでるであろうことが想像できた。こんな状況で小説の舞台となっている昭和40年代の喧噪を想像できるはずもなく、楽しかったけど、けっこう残念だった。
夕方になってまた腹が減ったので、南に抜けて喜多方ラーメンを堪能した。
ラーメン「来夢」ただいま全国展開に向けて頑張っているらしく、全国の勢いを感じられるおいしいラーメンだった。
最後はやっぱり温泉。しかも共同浴場。今までに行ったことのない場所に行きたくてチョイスしたのが南会津地方にある「湯の花温泉」。本当に山の中にある温泉で、21時到着したときは星空がスーパーきれいに瞬いていた。泉質は単純硫黄泉で無色透明。4つの共同浴場がある。入浴には商店かホテルで売っている入浴券を200円で購入する。
やっぱり温泉は疲れをいやしてくれる。時間が遅かったことから誰もいない貸し切り状態。あー最高の温泉ライフだ。
最後は高速吹っ飛ばして深夜3時に帰宅。
充実しすぎる旅行になった。
次の日の仕事はボロボロだった。先輩ごめんなさい笑