COLORweb的アニメ飯 ~ハクのおにぎり~
皆さんアニメは好きですか?もちろんCOLORweb編集部は大好きです。
アニメの中で印象的なシーンといえば、そう食事のシーン。
再現料理は数あれど、シーンの再現はなかなかない。
「それを今やる時なんじゃない?」
こうして第2回目の挑戦が始まったのである。
■COLORweb的アニメ飯
① 誰もが知っているであろうアニメ飯に挑戦する
② 自分たちが作れる料理のレベルでアニメ飯を再現する(最重要)
③ 実際に登場人物になりきり仙台市内にロケ地を設定し、そこで食す
④ 衣装にあまりお金をかけない
以上である。(随時増える)
これらの条件を満たすアニメ飯を吟味し、第2回目には千と千尋の神隠しより、通称「ハクのおにぎり」を再現してみた。
■What?ハクのおにぎり
名称:ハクのおにぎり
アニメ名:千と千尋の神隠し
主人公の千尋が、豚に変わり果てた両親に姿を目の当たりにし1人で泣いているところ、湯屋で働いている少年ハクが千尋に元気になってもらいたいと思い作ったものである。
このおにぎりはどうやらただの塩むすびであるようだが、ハクの愛情がいっぱい詰まっている。
おにぎり再現だなんてタイトルをつけたが言ってしまえば、ただ握っただけである。
包丁で切ったり、炒める工程もないのでお子様にも再現可能なありがたいレシピである。
中には具もなにもない。調味料は「千尋の元気が出るようなまじない」
言い換えると「一口だけ食べてみなよ。気分が上がるぜ」
少々不気味である。
■いざシーン撮影へ
みなさんもお気づきであろう。今、季節は冬。しかも1月の大寒が訪れようという、絶好のロケ出来ない日和なのである。
我々は自分たちの至らなさを反省しつつ、無念ではあるが今回は室内でのロケを決行した。
~理想~
ハク「千尋の元気が出るように、まじないをかけて作ったんだ。お食べ」
パクパクモグモグ
千尋「ふええええええ」
湯婆婆によって両親を豚に変えられ、絶望していたところにハクが現れ、今まで1人で頑張ってきた千尋は思わず泣きじゃくる。ハクの優しさが五臓六腑に染み渡る感動的なシーンである。
~現実~
なんちゃってハク「お食べ」
なんちゃって千尋「いや、遠慮します」
なんちゃって千尋「ちょ、なにするんですか」
こんなハクから食べろ言われても、受け付けないのも仕方がないというものである。
「こんなのハクじゃない!」「もっと千尋は可愛いよ!」とお叱りの言葉が今にも降り注ぎそうだが、我々のモットーはいかにお金をかけない&自分たちが楽しければよいなのである。
■総評
前回に比べると衣装の工面に大変苦労してしまった。何より千尋のピンクのうわっぱりの代用品はなかなか見つからないため、苦肉の策の上での今回の衣装になってしまった。
……やはり我々にはまだまだ早かったというのだろうか。
アニメ飯の作りやすさに目を奪われず、衣装の再現しやすさも比例させねばならない。
また1つ次回への目標が増えた。我々の進撃は止まらない。
調理の難易度★☆☆
衣装のレベル★☆☆
羞恥心 ★★★
Photo:なおき
Writer&Tihiro:がーすー
Haku:なーさん