1988年登場のタミヤ製1/10電動バギー
タミヤ製のオフロード4WDはメンテナンスフリーを意識しているのか、シャフトドライブを採用している。
この車両もシャフトドライブ4WDだ。
駆動系が内蔵されているとは思えない「低く、細い」ノーズと金属を多用した複雑な構造のサスペンションが特徴だ。
オフロードカーとは思えない繊細なアップライト。
フロントサスペンションは、強い衝撃を受けると、サス全体を後退させて破損を防ぐ構造になっている。
リヤサスも金属製ピロボールを多用した複雑な構造。
本来「金属ピロ足」はガタを無くし、セッティング幅も広がるのが利点だが、多くの稼動部に遊びを持たせている為、結果的に「ガタガタ」になってしまっている。
ベアリングを多用したステア周りも各部のガタのせいで正確さに乏しい。
軽そうに見えて意外と重い車重など、性能的には成功とは言えなかったが、独特なフォルムと凝ったメカニズムで「伝説の車両」になった。