「子育ての中の手放し術 」のお話しの中から | こころの万華鏡   星野 光

こころの万華鏡   星野 光

内なる光を呼び起こすイメージアーティスト

5月18日母乳育児サークル 特別例会

「子育ての中の手放し術 」

講師  おやこ保育園主宰、保育士起業家
     小竹めぐみさん

 

「いい親よりも大切なこと」新潮社 

  小竹めぐみ、小笠原舞共著の本も参考にしつつ

参加者の方にどんな子育ての状況か、

どんな気持ちなのかをていねいに

お聞きしながら進められました。

まずは、二人組になり言葉を使わないで

2分間仲良くなり、相手を知ろうとしてみてということで、

やってもてどう感じた?

「初めての方だと恥ずかしい、さわるしかないかなとか

なにか物をあげたりした」とのこと。

大人同士、言葉なしでコミュニケーションしようとすると

とまどい、ジェスチャーしたり、握手や

ふれることをしたりします。

じつはこういう状態は、子ども達の世界と同じ

言葉を発してなくても、見たりさわったりして

いろいろ伝えてきています。

大人になると、言葉以外の信号に気付けなくなるところも

ありますよね。

おやこ保育園の中では、

子どもが遊んでいるところを見守ることができるように

観察シートを使って子どもの動きを見てもらったりしています。

おもちゃがなくっても、紙コップや身近にあるものを

さわったり、並べたり、たくさんの遊びをうみだしている

大事な時間だと思えるようになることで

大人がもっている遊びの概念を広げていってほしい。

 

2歳前の男の子のママからは、

いろんなものに興味をもっているので、

散歩に行くと、一緒に立ち止まったりして

2時間くらいかかることがあるとのこと。

 

子どもにとって散歩というのは距離を歩くことではなく、

空間の中でいろんなものを見つける時間なので、

散歩の範囲は狭く見積もっておいて、

この範囲の中で、見つけきって帰れるようにしたほうが

親子にとっていいのではとのことでした。

 

子どもと大人では何が違うの?ということを考えてみると、

3才とかある程度の年齢になった時に

無意識に子どもに対して

一人の人間として大人と同じようなレベルを

求めてしまってませんか?

ただ、子どもはまだ発達途中なので、

できないことも多いよね。

 

生活リズムについては、

子どもの生活リズムをととのえるために

目安を決めることは大切だけれど、

スケジュールどおりにすすめようとすると

しんどくなります。

 お風呂を毎日いれようとして、

 疲れて寝てしまった子どもをおこして

 お風呂にいれるよりは、

 ぬれたタオルでさっとふくだけにするとか

 次の日の朝お風呂にいれるとか、

 柔軟に対応してみては。

 その親子にとって、

 気になるところは何か、 

 寝る時間、お風呂、食事

 その中で、優先順位をつけて 

 それができたら今日はこれでいいとして 

 気楽になって、

 できなかったことを手抜きと思うのではなく、

 あれもこれもしようとせずに、

 手放していったらどうでしょう。

 

 このあたりのお話しは、二人目を妊娠中や

 育てている会員さんに伝えておきたいところだなと

 思いつつ聞いてました。

 

 保育士時代に、

 子どもたちは、どんなお母さんを求めているか

 インタビューしたことあったそうです。

 いい親を求めてるわけではなくて、

 お母さんのあったかい感じや匂い、

 声が好き、自分だけに話しかけてくれる声を感じたくて

 絵本をよむのをせがむこともあるのだとか。

 子どもは、お母さんの存在そのものを求めていると。

 

ちょうどおやこ保育園に上のお子さんとともに

参加されてる方も来られていて、

今感じている自分の思いを正直にお話しされたりで、

中身のこい時間でした。

 

関心をもたれた方は、本のほうでどうぞ。

 

6月の母乳育児サークルの予定

6月2日 金 10:00~14:00 例会 参加費無料

6月18日木 10:00~12:00 特別例会

「子育てが楽になるママの姿勢、身体の使い方」 

 たなごころ整骨治療院 院長 川上剛史さん

 参加費 500円 

 母乳育児サークル
  http://www.geocities.jp/bonyuikuji1983/
 問合せ  bonyuikuji1983@yahoo.co.jp