ネギま4巻の感想・考察 | 抹茶コーラ飲むですか?

ネギま4巻の感想・考察

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ネギズ


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さて、今日はネギま4巻の感想・考察です☆

なぜ今更4巻?・・・それには訳があります。こちらをご覧ください→8月29日の記事



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4巻ウラ


裏表紙は桜咲刹那ですね。人気ダントツナンバーワンのクラスメイトです^^

3巻まではほとんど出番がありませんでしたが、この4巻以降、3-Aでも特に出番の多い重要なキャラとしての地位を与えられていくことになりました。


神鳴流の使い手ということでやはり素子との関係があるのでしょうかw。私なりの意見・考察がこちら に書いてあります。



・全体の流れと概観


A、修学旅行で京都へ行くことが決まる。ナギの手がかり入手に期待。

B、木乃香の仮契約未遂。

C、チアリーダーの単発話。木乃香編とも言えるかも。

D、新幹線で京都へ。刹那にスパイ疑惑をかける。

E、京都に到着。西からの妨害行為(?)が確認される。

F、刹那「わ 私は敵じゃない!」

G、木乃香が何者かに連れ去られそうになる。刹那がこれを阻止。

H、3-A防衛隊が結成。

I、木乃香が連れ去られる。京都駅での決闘。何とか救出に成功。

J、自由行動でのどかがネギに告白。

K、朝倉の単発話。



この4巻から6巻までが修学旅行編となる。

ラブコメとバトルと緻密な設定とのバランスがうまく取られている。個人的にはネギまの中で最も秀逸なエピソードの一つであると思う。


物語の主軸は刹那と木乃香の関係、関西呪術協会との戦いであるが、そこに木乃香の仮契約未遂、チアリーダーのクラスメイト編、京都でのクラスメイト達のハッスルぶり、のどかの告白、朝倉のクラスメイト編などがうまく絡み合うことによって、中身の濃いエピソードを作り上げることに成功している。

単なる軽いラブコメや重苦しいバトルマンガに終わっていないあたりが素晴らしい。


テンポよく物語は進行するのに、決して中味は薄くない。それどころか普通のマンガの何倍もの情報が詰め込まれた内容になっている。


A、B、Cの修学旅行に行く前の導入部分にあたるエピソードも完璧で、読者の修学旅行への期待感を煽ることに成功している。

一見、Cの木乃香とネギの買い物の話が浮いているようにも見えるが、チアリーダーたちが修学旅行で着る服を街に買いに来て・・・というようにうまく修学旅行のエピソードに関連付けられている。また、木乃香とネギの仲の良い姿が描写されることによって、失敗に終わった仮契約がいつか本当に実現するのではないかという伏線を張っているとも取れる。



・具体的な感想・考察


ア)やっぱり明るいバトル

木乃香が連れ去られるという重苦しい内容でも、それほど嫌な深刻さは感じない。作品全体に流れる明るい雰囲気が、ほんわかと楽しめるバトルを生み出している。

この薄汚さのないアクション重視の明るいバトルがネギまの大きな長所でもあるというのに、最近(特に魔法の国編あたりから)は・・・。以下、昨日の3巻の考察と同文である。原点回帰を強く望む。


イ)木乃香と刹那

関西呪術協会の一派との戦闘に並ぶ、もう一つのメインストーリーが木乃香と刹那の関係の話だ。

こう言ってしまうとかなり大袈裟かもしれないが、修学旅行編全体が木乃香&刹那のクラスメイト編なのかもしれない。そう思えるほど、この2人のストーリーが大盛り上がりなのだ。

素直になれない刹那と、昔のように仲の良い自然な関係に戻りたい木乃香。二人の想いは重なるのだろか。是非この修学旅行編を気を抜かず読み進めるべきだ。


ウ)気合いの入った作画

この4巻あたりまで来ると作画もかなり安定化してきている。ラブひなよりもポリゴン数が少ない、ネギまに合わせたデフォルメが完成されつつある。

29時間目の扉絵(清水寺をバックに3-Aの皆が映っている)に、「神」を感じた読者も少なくないのではないかw。今では考えられないようなあの描き込みと、バランスの良さは凄すぎる・・・。キャラ全員が生き生きとしているのだ。


エ)のどかの告白と刹那

引っ込み思案なのどかが勇気を出してネギに告白。おとなしそうなのどかの意外な勇気ある行動を目の当たりにした刹那は驚きを隠せない。自分は木乃香に対してなんと臆病なのだろう・・・と彼女は考え込んだはずだ。こうした伏線がうまく6巻のクライマックスにつながって行く。


オ)アスナの戦闘力

魔法無効化能力はエヴァンジェリン編でもその片鱗が見えていた。エヴァの魔法障壁を軽々と突破して彼女の顔面に蹴りを入れている。この巻では召喚されたお猿を一撃で撃退している。アスナは実は只者でないことが少しずつ知れていくという、気になる展開を作り出している。


カ)クラスメイトに萌え~

新幹線に乗り込むところからすでにクラスメイトたちの興奮は絶頂だ。新幹線の中でカードーゲームをしているところが描写されるなど、芸が細く素晴らしい。

さらに京都に着くなり、恋占いの石で競争を始めたり、音羽の滝で大暴れするなどかなりのはしゃぎっぷり。ホント面白いです、この娘たちはw。この辺はいかにもネギまらしいですね。


キ)総合評価

B (AGの7段階評価)

かなりの高評価を付けた。修学旅行編はすべてにおいてバランスが取れている優秀なエピソードだと思う。