【映画紹介】時間が経つとまた見たくなる「恋する惑星」 | 超短編!

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恋する惑星 [DVD]/金城武,ブリジット・リン,トニー・レオン

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「恋する惑星」

この映画を見たのは何回目だろう?
たぶん5回目か、6回目か、そんなとこ。
何度も見てるのに、時間が経つとふとまた見たくなる映画と言うのが何本かあって、この映画もその内の一つ。
ウォン・カーウァイの名を世界に知らしめた青春恋愛映画の名作です。
前半と後半でふたつのストーリーがあって、前半部分の主役が金城武。
彼が有名になったのはこの映画がきっかけじゃなかったかな、と記憶してます。

っつーかまあ、有名過ぎてあんまり語る事のない映画かも知れないですけど、やっぱり何度観てもいいんですよねえ。
特に後半部分で象徴的に流れるフェイ・ウォンの歌がもう!
恋する惑星と聞けばあの歌を思い出すし、あの歌を聴くとこの映画を思い出すんだけれど(歌の題名が解らない……)、ここまで歌と映画が一対一でガッツリ一つになった映画もなかなかないかなあと思うのです。
ミュージカルは別として、クラシック音楽を除外すると、案外思いつかなかったりしませんか?

冷静に考えるとフェイのやった事は一種のストーカー行為とも言えるんですけど、結果としては可愛いとしか言いようがないんだよなあ。開き直ったりしないしね。
俺は現役のストーカーたちに言いたい。
フェイを見習え、と。
いや、こっそり鍵を入手しろ、とか言うんじゃなくてね。
奥ゆかしさと言うか
可愛らしさと言うか
いやいや、ストーカー、ダメ、絶対。

純愛と純恋、なんてことを考えてみる。
フェイのは純愛で、
迷惑なストーカーさん達は純恋で、
愛は相手ありきだけど、恋は自分ありきから始まるから、とか。
なんかしょーもないな。
そもそもストーカーに純恋なんて可愛い呼び名与えるべきではないか。
もう一度、ストーカー、ダメ、絶対。

時が経ってから観ると、無性に学生時代が恋しくなったり、やたらと切ない思いが募ってきたりする、胸に甘く突き刺さる一本です。
観た事あるって人ももう一回観たら良いと思う。
観た事ない人にはぜひ一度!とオススメしたい。

僕はまた、きっと二年後くらいに再びこの映画を手に取る日が来るだろうと思ってます。
ではでは。




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