早慶>>中央法、理科大>>上智 | アリストテレス10号のブログ

かつては早慶上智と呼ばれ、私立難関大学ベスト3にランクされていた上智大学のブランドは大凋落している。

上智が急上昇したのは1975年頃からで、その人気は1999年頃まで続いた。

しかし2000年代になると上智の凋落が始まる。 上智大学はカトリック系の大学だが、看板学部は外国語学部で、特に女子に人気があった。

慶應大学と早稲田大学は私立大の二大巨峰として長らく王座についてきたし、今もそうである。

それに対して、上智はこの二大巨峰と肩を並べる器ではなかったのである。

日本のバブル経済、そしてそれと連動した私大バブルと共に上智大の人気は急上昇し、偏差値は高騰した。

いまもそれなりに高いが、かつての勢いはなく、早慶の安定度に比べると弱い。

1975-1999年にかけて偏差値が高かった大学は女子の学力に依存していた。

共学の上智も女子の人気によって高偏差値を維持し、それにつられて早慶にあと一歩の男子が上智になだれ込んだのである。

しかし、女子の学力に依存するハリボテブランドは次第にしぼんでいった。

それは、卒業生の社会での活躍度が早慶はもとより、明治大や理科大や中央大といった上智より偏差値の劣る「男中心の大学」に及ばなかったからである。

学力の高い上智の女子学生は卒後企業に就職しても結婚して退職する人が多く、「男中心の大学」と上智では前者の方が結局社会での貢献度が高いからである。

それに、上智の男子は早慶には頭で負け、中央法や理科大には頭で並ばれ、明治や日大にはバイタリティと結束力で負け、結局「少し頭のいい人」ぐらいにしか評価されなかったのである。

他方、明治大や中央大や理科大は、伝統と卒業生の結束力と男子の力によって社会に貢献し続けている。

早慶はその点でも私大トップ、いや国公立を含めても東大・京大に次ぐブランド大学である。

受験生は見かけの偏差値ないし難易度に幻惑されずに、中身のある大学を目指してほしい。

それゆえ、タイトルの「早慶>>中央法、理科大>>上智」が受験校を絞る際の目安となるのである。

学部によっては中央法>>早慶になることもあることは前に書いた通りである。