「 」の柩
Amebaでブログを始めよう!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

真情の中の偽装






喜びを破壊するその心傷

いつも此処で微笑んでいるものは、何

教わるではなく
感じてしまうもの





いつだかの話をしよう


素直な影がいました


従順に壁へとぶつかり、砕けました

彼は悲しそうに笑いました
猥雑な其れをも記憶の中に封印して


影はいつしか、従順ではなくなりました

そして自我をも押さえつける術を
身に付けたかと思うと


やはり歪んだ他欲の直面に
封は解けてしまったのです


状況は悪化し
影は遂に奮い立つ事を恥じたのです


自己防衛が意志を凌駕した瞬間です









其処から学び摂るものなど皆無

影はもはや光に

意志は最早他人のものに




悲しいだろう?

だったら触れるな



楽しいだろう?

だったら失望しろ






美しいだろう?

だから

消えて亡くなってあげる







「真情の中の偽装」 - 2008年7月

自己に向けた告発文は、却下された






なんて事のない事に


異常に労力や怒りを覚える時がある




自分の心の深暗部と対峙してみる




溜め込みすぎた


でも


どうしよもうないんだ






守る為に、切り捨てるか


守る為に、全てを飲み込むか




似てるようで


哀しいほどに、遠い





僕は必死だった



僕はそういう人間だ



7歳の頃から何も変わらない



あの時死ねていれば



何かが変わっただろうか?






「人は、変われるんだ」





これほど残酷な言葉を


聞いたことが無い







僕は正しい選択をしたと思っている


でも其れが必ずしも


心の安寧を生むとは限らないことを


知るべきだ







「自己に向けた告発文は、却下された」 - 2007年12月

まだ僕と、    る気は、在る?






自意識と線主観における混沌



精神的全裸とは死を意味するこの状態に於いて必要な事は

表情の隠蔽だと考察する



回りくどい事をするくらいなら

隠すも曝け出すも同義だと、なぜ気付かない?



正と死の話をした





憂さ晴らし程度の、愛情

それを必要だと、叫ぶ対価は


結局孤独

に帰結するように



誰をもの理解など、必要ではないのだ


だって


御前等は理解など、する気はないだろう?


言い切れる

それが無意識に埋め込まれた、正義感だからだ




正義感に疑念の目を向けた事など、一度も無いのだろう?




此処にすら

話にすら辿り着けない

素晴らしい諸兄に


言葉を二つ





人生とは

人生です





勉強が悪いのではない

勉強の自負が悪いのだ

-太宰治





そんな君の手を破壊して

微笑みかける



ほら、僕のほうがメンドクサイデショ?



手を離す事など、望んで無かったのだ



良かった

ボロボロになるまで叩き続けられて




だって僕は

叩く側ではなかったんだから




だから話すね、ごめん



僕は君が好きだ

だから、嫌いだ





助けて、だと?


云えてる内は助けなんて必要無いよ


云えなくなったら

誰も助けてくれないよ



物咥えぬは、愛情のみ







「まだ僕と、    る気は、在る?」 - 2010年6月

解る者だけが、死ねば良い(来るな、偽生の屑)






化粧のとれた

皆、

沈黙を盾に



自己防衛?

何が惜しいの?

何が惜しいか、ねぇ教えてよ



其れが知れれば

僕は何も要らない




元より何も要らない



僕には

自分だけは正しかったという

ふりをしたいようにしか見えないんだ



否定すればいい

罵倒すればいい

だったらただ云う



泣く、な



皮肉を、理解して使わぬ総ての者よ


僕の死を、小便掛けて


笑って母に


下らない出来事です、


と云えぬならば




生と正を唄い

人を殺し、自分と愛する者だけ生きることが

正義だと云い張れば、良い




残酷さだけが正義ならば



この世は、必要ない





解る者だけが、死ねば良い





貴様等は、死んでも、生きろ







「解る者だけが、死ねば良い(来るな、偽生の屑)」 - 2010年1月

心地好い陽光の中で、七歳の心のまま






罪悪感に押し潰されれば
死ぬ理由に成り得たのに


もう何も感じないのか

この状況を楽しんでいるだけなのか


だとしたら此れは、侮辱だ

冒涜だ




この手には有り余った

この手に有り余らないものなど

在るのか?



反芻


黒い反芻


半数


削り取れていたのにまだ足元を看た



解かるか

もうお仕舞いと、云う事だ

そう伝えるだけで僕は純粋に成った気がした





タガを錠剤で戻す





早く




早く




君らの様に




何かの所為にしてしまうんだ




手遅れに成らなくなる前に




他人の所為に




してしまうんだ




時間が無い








無くなってしまいたいと
心から思いたいのに







ぼくはさいごまで ぼくのものじゃなかった







「心地好い陽光の中で、七歳の心のまま」- 2007年11月

喪失が見せた、最期の世界






此れは

双極性への、讃美だ





僕は悲しんでいる


そう思わないと

まるで

心の無い発現のように、感じるから

感じられて、仕舞うから


これくらいは、理解できると期待する





見方を変える?

角度の問題?

君の断面は、シンメトリなんだろうね


勇敢なる君の「賭け」は

敗北で終わるだろう

だってそうだろう?

この時点でもう敗北しかないじゃないか


別れ目を、逆に置いてみた

己で目視できぬ姿が、浮かび上がる

美しいと、思った

僕はまだ、死ねる





荒み方の差


持ち手の折れた鋏

アンビエントミュージック

ウィンストン

僕の愛した、屍骸


空のハーパーの瓶



心から感謝し、一片の疑いも無く

扉だよ

鍵は、預けてもいい





では何故こうにも、向上という名の藝術が

僕から漏れ落ちるのか


腐り落ちた過去

言葉だけの存在

想いは、

瞬間は?





純粋?

それは最早

現代病の名である





喜劇が哀れなら

悲劇は憐れで


観劇は、滑稽は幸福だ


僕が尊敬する唯一のものは

演者ということに成る



ああ今気が付いた

意識と操作は

未だに、僕のものである



僕が今どんな状態かは、推し量るべし

簡単な、問だと思わないか?


此れは、謎掛けだ


無意識だって、所詮自分のものだ

肝に銘じて、手を染めるがいい

御前を守るのは、所詮法律だけなのだ


僕には、通用しないよ





ねえ、哀しいよ

今から首を吊ったって

哀しいんだろう


そんなものは、息をするのと同じことだ

解るか?


息を吸い

息を吐く

ように


消えたかった


だけ





僕にはあと少しだけ

為すことが、ある



その眼を

見るまでは





此れは双極性への、讃美と

愛だ







この詩を、朱に、捧げる







「喪失が見せた、最期の世界」 - 2009年8月

時間という絶望






此れは詩だ


此れは詩だ


僕の心では、無い





絶望の一致

太陽に背を向ける為の苦痛



幼き眼は

汚れのみを現在の僕に

押し付けてくれた



死刑宣告



表現と潤い

君にまたひとつ、疵を



うつ伏せに倒れ

赤い文字はその時

意味を為す



それぞれの

有るべき姿を目指して

壊し合うんだ



時間

時間


時間!!!!!!





何もかもが

誰も彼もが

鏡に見える



君は

鏡だったんだ



何処に

君は何処に?



僕は?




おねがい

なかにいれて

つらぬいて







此れは詩だ

僕の心ではない

此れは

詩だ




詩なんだ







「時間という絶望」 - 2008年12月

心の底から望んだもの






彼女の役割は、期限付きだった

僕には有効でない事を証明する為に

僕には機能しない事を眼前に突きつける為に



まるでそれが

初めから決められていた事のように



痛みは消え

感覚は薄れ

それでも

こいつだけは振り解けないんだ

この黒い逃避願望は



この眼の光さえも

羨望と憧憬にしか感じられない



結局戻ってきただけ



そして此処に

反吐が出るほどの居心地の良さを

感じてしまっているんだ




謝意と思い遣りに

押し潰されて

消え去る



まるでそれが

初めから決められていた事のように







「心の底から望んだもの」 - 2006年11月

逆触






「誰か、救けて」

「救けてあげる」


消えて、仕舞えよ





一定の錯乱が、在りました

認識から解き放った詩が、二篇

私はこう、云うでしょう


「緩やかな衰弱死の、様ですね」





彼女は、原型でした
どんなにねじ曲げても

同じ、に成る

爪の先まで染み渡った衰弱が、逃げ出さないように



引き戸を開け、光を取り入れた時、一瞬にして視界は眩み

闇よりも暗い、光

そこから、始まりが終るのです



引き摺り行く先はいつもあの場所
存在理由を充たすのは、あの場所


私はこう、云うでしょう


「滑稽で無い愛など、存在しないのです」


決まり事のように搾取され、それでも彼女はマシなほうだった

衰弱を閉じ込めた力が、不幸にも彼女を、護る

意志の力とはかくも、強いもの



痺れは喉に向かい、やがて凹凸を平坦に整え

最期の形を、取る




私はこう、云われました


「貴方はまだ、独りで、狂っているのですね」





「貴方には私が、必要」







「逆触」 - 2009年12月


無の矛先






意志を剥いでも

温もりを固めても

なんの意味も走らなかったね



終結を美としても

触合いを邪と置いても

なんの意味も走らなかったね



結合に意味が在るように

死には意味が、無い



混合して、気付けたのは

これ以上は、無理だということ

これ以上は

何物をも足せないという事





ありがとう

此処は、「終わり」じゃないんだよ

此処は

「終わった」

なんだよ

終焉は最早、過去だけのもの





これだけ云えば、僕を理解しようとするのを止めてくれるかい?







「無の矛先」 - 2010年4月

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>