この春に、訪問アドバイス&同行ショッピングをさせて頂いた心ゆるり 心ゆるし 楽になる ここゆるsalon 【古都奈良】のYukoさんから、お客様の事を想い丁寧に作り上げ完了されたサロンのお写真が届きました。
実は先日、Yukoさんの新しいセッション・ナチュラルセラピーのモニターで奈良を訪れた時に、ここゆるsalonにもお邪魔する予定だったのが、ご都合で叶わずにいたのです。
ここゆるsalon部屋は、リビングに続く六畳の和室で作り付けの収納もなく、セッション自体もお客様との対話が中心なのでサロンのモノ自体も少なく、インテリアのみのご相談でした。
訪問アドバイスの時に、サロンのイメージがどんどん広がり、そのイメージも共有できたとYukoさんと私の中での確信も生まれたので、後はゆっくりYukoさんのペースでサロン作りをして頂く形となりました。
でもね、実はチョット心配はあったのです。
それは、他の訪問アドバイスのみでさせて頂いた案件でのチョッピリ苦い経験があったから・・・
アドバイス後のお客様がお一人でサロン作りを進められる段階で、どんなに何回も丁寧にメールのやりとりをしたとしても、現場で実際にサロン作りをさせて頂いた仕上がりとは、似て非なるものになってしまうということ。
現場で初めて気が付くことって、本当に多いのです。
特に立体としてのサイズ感。
これは頭でしっかり再現しているつもりでも、現場のそれとはやはりキャップがあります。
机上では空間にしっくり馴染むインテリアでも、現場でそれをすると違う姿が見えてくる事もあり、軌道修正って事も多いです。
それと、やはりインテリアのティストを伝える事の難しさがあります。
勿論、私がそのインテリアのティスとの微妙な違いを、キチンと分かりやすくお客様に伝えるスキル(言語化できるスキル)をもっと磨く努力も必要ですが・・・
例えばお客様がインテリアショップにお一人で行かれて、そこからメールの画像でこの家具やファブリックが、目指すインテリアにマッチするかどうかと問われると、その判断が難しいところは正直あります。
メールの画像では、視覚と経験だけでの判断です。
しかも写真というフィルターを介しています。
一方現物を前にした時は、五感をフル稼働させます。
微妙な風合い・仕上げの塗装・細工の細かな仕上がり・手にした時のサイズ感・・・どれも大切な判断材料なのです。
前にバブーシュを買う気満々でお店に訪れたのだけど、革の独特の匂いに裸足で履くことも考慮して購入を見送ったこともあります。
多少の匂いはあるとは知ってはいましたが、やはり現物を前にしてこその判断だったと思います。
インテリアとは関係ないように思える嗅覚さえも、大事な判断材料なのです。
話は戻りYukoさんのサロン作りでは、幸い一日かけてゆっくり同行ショッピングをさせて頂けました。
なのでサロンインテリアを構成する主要なモノたちは、たとえそのショッピング時に全て揃わなくても、しっかりと現物でお互いに共有できたのだと思います。
Yukoさんが大切に作り上げられた”ここゆるsalon”を、ごゆるりとご覧ください。
そして訪れてみてください。
心が喜ぶ豊かな時間が持て、それがその後の日々の中で息づきます。
before
after