アドラー心理学を生きる1 アドラー心理学との出会い
アドラー心理学を生きる2 どのように改善されたか?そしてどのように改悪されたか?
アドラー心理学を生きる3 メモ「ライフスタイル」
アドラー心理学を生きる4 メモ「課題の分離」
アドラー心理学を生きる5 闘い続けた30代
アドラー心理学を生きる7 メモ「使用の心理学 道具をかえる」
アドレリアン本郷ひろなかの「アドラー心理学を生きる」 第6回目です。
ジョセフ・ペルグリーノ博士との出会いに行く前に、私がアドラー心理学に専念するようになったきっかけとも言える、アダルトチルドレンの自覚と共依存のことから書いておこうと思います。
共依存にどっぷりの機能不全家庭で育って、不適切なコミュニケーション術や不適切な考え方、思い込みをたくさん持っていた私は、生きていくこと自体がとても苦しかったのです。
それが、「ああ、私はアダルトチルドレンなんだ。」「共依存に苦しんでいるんだ。」と自覚したことで、一時期、癒されたことがありました。
そして、アダルトチルドレンの自助グループを自ら作って、主宰して、毎月開催していました。
「アダルトチルドレン」という言葉は、アルコール依存症の治療にあたっていた医療関係者がアルコール依存症者のいる家庭で育った子どもたちが、似たような生きづらさを感じ、人間関係を作るのが苦手で苦しむことをよく見たので、
アルコール依存症者のいる家庭で育った人たちのことを「アダルトチルドレン」と呼ぶようになり、拡大解釈して「共依存」的な機能不全家庭で育って、生き辛さを感じている人のことを「アダルトチルドレン」と呼ぶようになったのです。
私は断言します。アダルトチルドレン的な生き辛さを感じている人は、アドラー心理学カウンセリングを受けたり、SMILE勇気づけの人間関係セミナーを受講して練習していけば、確実に生き辛さから脱局でき、幸せを感じるようになると思います。
私自身がそうでしたし、私のカウンセリングを受け続けた人たちやSMILE勇気づけの人間関係セミナーを受けて練習をあきらめなかった人たちが、みんな確実に幸せになっていったからです。
さて、最初のうちはアダルトチルドレンの自助グループを、言いっぱなし、聞きっぱなしのやり方でやっていたのです。
しかし、うまくいきませんでした。当然です。「アダルトチルドレン」の自覚のあるコミュニケーションの下手な人間ばかりが集まってくるわけですから。
で、アドラー心理学を指針とした話し合い、学ぶ会にしようということで、名前も「勇気づけの会」として、アドラー心理学的な考え方、コミュニケーションの取り方を学ぶ会になっていったのです。
これは、とてもうまくいきました。
「共依存」や「アダルトチルドレン」からの解放のカギは、アドラー心理学にあったのです。
当然です。
「共依存」関係を作ってしまうのも、「アダルトチルドレン」的な生き辛さを感じるのも、無意識の中にある人生プログラム(アドラー心理学ではライフスタイルと呼びます。)が」引き起こしているのですから、
人生プログラム(ライフスタイル)を幸せなタイプに変えていけばいいだけだったのです。
機能不全家庭で生きてきた過去の成育歴をどうにかする必要性なんか、これっぽっちもなかったのです。まあ、過去は変えられませんけどね。
アドラー心理学は徹底的に目的論で考えます。過去の成育歴やトラウマや遺伝のようなものを原因だと考える原因論を明確に否定します。
あなたが今苦しいのが、生き辛いのが、過去の原因のせいだとしたら、どうしますか?
過去の原因のせいだとしたら、もう楽にはならない、幸せになんかなれっこない、苦しいままで、生き辛いままだということになりますよね。だって、過去はもうないんだもの。
そうじゃなくて、人を過度に警戒して、人付き合いに過大なストレスを覚えるのは、子どものころに、そのころの親の態度や環境から「他者は敵だ」という思い込みを持って、敵から自分を守るために人を過度に警戒するようになったんだ。と、目的論で考えると、
じゃあ、「他者は敵だ」という思い込みを変えよう。といったふうに改善の方向性が見えてきますし、実際に改善できます。
あなたの人生において、過去の環境はただの影響因にすぎません。決定権はあなたにあったし、今でも主体はあなたなのです。
被害者意識を持ってしまったり、何かに責任転嫁している間は、改善されません。
アドラー心理学は、呼び掛けます。
あなたの人生の主人はあなたなんだよと。
次こそ、ペルグリーの博士登場かな?
続く
アドラー心理学を生きる7 メモ「使用の心理学 道具をかえる」を読む
本郷ひろなかの電話アドラーカウンセリングを受けて幸せになる
読んだ方から、フェイスブックで感想をさっそくいただきました。ありがとうございます。許可を得て掲載しています。
Aさん
あなたの人生はあなたのもの
涙が出るくらい勇気付けられます
アドラーのカウンセリング受けたり、Smileセミナー受けて諦めないで練習すれば幸せな生き方、考え方になれると私も思います。
以前は自分は不幸だとずっと思って生きて来て、相当苦しかったのですが、今ではそれも激減して毎日幸せに生きることができています。
本郷先生とアドラー心理学のおかげです。
ありがとうございます(^o^)