世にも美しい癌の治し方、ムラキテルミ著、ぜんにちパブリッシング、1,400円＋税。
著者はテレビ通販のカリスマバイヤーとして活躍し、テレビ番組でも取り上げられたほどの人
なんだそうです。
その著者が余命3ヶ月の肝臓癌にかかり、13ヶ月後にはその癌を克服しました
その経緯を同級生だったイラストレーターの挿絵入りで絵本として書いたものです。
本の後半に文章でその詳細を書いています。
余命宣告を受け身辺整理をしている時におでこに当たった本が石原結實ドクターの本
石原先生に診てもらいたくて予約しようとしたら3年半待ちとのこと･･･間に合わない
運よく1ヶ月半待ちで診てもらえるところがあり、その後石原先生の指示に従って療養
石原理論では、ガンは血液の汚れを浄化するために出てくるものと考えるようです。
したがって血液がきれいになればガンは必要なくなる、つまり消えるということです
この血液を汚れさせる原因が二つ
①低体温、②食べ過ぎ、なんだとか
そこで石原流では、ちゃんとした食事は夕食１回のみ。しかし何を食べてもよい
あとニンジンジュース、生姜紅茶を飲む。
著者は、体を温めながらこれを実践したところ、凄いデトックス症状が出たようです
一日中トイレ
の前に居たこともあったとか
予期せぬ痛みが出たときにも、石原医師から、「それは･･･だから大丈夫」というアドバイスをもらいながら乗り切ったのです。
「痛みで死ぬことはないからタオルでも噛んでなさい」とも言われたそうです
その症状が好転反応かどうか、指摘してくれる人がいれば、たぶんこの著者のようにつらくても乗りきれるんだろうと思います。
題名は「世にも美しい･･･」となっていますが、その実態は、「すごい」の一言です。
著者は、ガンになる前に相当量の薬を飲んでいたらしく、そのたまりにたまった毒素が出てくる様はやはり「すごい」の一言です。
後半に、ガンを克服した方々の例が載っていますが、やはり抗がん剤を使っている場合は難しいようです
特別奇をてらった手段を用いることなく、手の届く範囲で生活を変えるだけで、ガンをコントロールできるという点において参考になると感じました