ここ
からの続きです。
術後1日目
うとうとしたり、たまに30分ぐらい眠れたりはしたものの
ほとんど寝られないまま朝になりました。
隣のベッドの方は鼻チューブを入れられているのか
一晩中看護師さんに痰を吸引してもらっていて、本当に辛そうでpq
その横でわたしは口の中に溜まる血を一晩中吐き出し続けていました。
朝になって、お風呂に入れていない患者さんには毎日ウェットティッシュが配られるので
看護師(男の人)さんに顔を拭いてもらいました。
今思えばこの時のわたしの顔、それはそれは凄かっただろう。
尿管もT字帯も麻酔してからだったし、恥ずかしさなんて辛さに比べたら人間どうでもよくなりますね。笑
朝起きてからも昨日の続きで相変わらずだるくて元気はなかったです。
隣のベッドの方は明け方頃からずっと
鼻チューブを抜いてくれ、とか点滴を抜いてくれ、とか言っていて
そんな周りの方々の会話を聞きながら過ごしていました。
あ、夜のICU担当は3人の看護師さんでしたが
皆さん私語等はなくもくもくとお仕事してくれてました。
午前中、確か10時過ぎ頃に外来に行くことになったので
その前に手術着からパジャマに着替えて、尿管も抜いてもらいました。
術後からずっと痛み止めの点滴をしていたので
尿管を抜くときは痛みはありませんでした。
その後、時間通りに外来に。
車椅子に乗っているだけなのに辛い、車椅子が動くのが辛い、といった状況で
外来の人達にパンパンに腫らした顔を見られるのも恥ずかしいので
ひらすら目をつぶって耐える。笑
午前10時半 顎間固定
やらないかな?と期待していたんですが、やっぱりやりました。
顎間固定(;_;)
もう何をするにも辛いので、顎間固定中は目なんて開ける気力もなく
されるがまま、ただ口が開かなくなる恐怖でいっぱいでした。
おそらく5~10分ほどで終わり、痛みもありませんでしたが
恐怖感から冷や汗ダラダラ。
口を開けると、切れた口の周りの傷口が開き、そこに器具が触れるので
傷の痛みから自然と涙が出ていました。
午前12時 お昼
1日半ぶりの食事でしたが、食べる気なんて全くありません。
というか顎間固定しているのに五分粥にその他もろもろ
食べられるわけないだろ!と思うメニューに笑いました。
一緒についていたブルーベリージュースを飲んでみたものの
痛み止めの副作用で吐き気が急に復活。
とてもじゃないけど飲めそうにないので、そこでお昼は終わりにしました。
午後1時
じわじわと右のこめかみから耳・顎にかけて何とも言えない鈍痛がしてきて
どうしても耐えられなくなったので看護師さんに痛み止めをプッシュしてもらう。
が、一向に痛みが引かないので
カンファタニンという粉の痛み止めを水に溶かして飲みました。
それでも痛みがおさまらなくて、お願いしたわけではありませんでしたが
追加で痛み止めをプッシュしてくれて、なんとか痛みは消えました。
おそらく顎間固定の痛みだったのかなぁと思います。
あんな痛さはあの時だけでした。
その後、2時半に病棟に戻るとのことだったので
時間までに自分の足でトイレに行き、病棟に向かいました。
午後2時半 一般病棟に
今までのICUでは3人部屋のような感じでしたが
一般病棟では4人部屋でした。
周りは60~70代のおばあちゃんで、股関節や内臓系だったりと
色々な病気の方がいる部屋でした。
皆さん静かで基本お喋りするような方達ではなかったですが
ある一人の方の所に毎日来る弟さんが
病室なのに普通のトーンで1時間喋り倒す人で
それには、ほとほとまいりました。笑
元気になった頃からは音楽を聴いたり、部屋を出て行けたのでなんとかなりましたが
術後1日目~3日目ぐらいまではベッドに貼り付け状態なので
その弟さんの話がイヤでも耳に入ってきて
「ど~でもいいですよ~」とだいたひかるのように一人つっこみの日々でした。
午後3時 母お見舞い
話しかけてくれるのもお見舞いも嬉しいけれど、やっぱり辛い。
反応するのが辛いのでお互いほぼ無言で終了。
そのままひたすらうとうと。
午後6時 夕食
相変わらずの五分粥で全く食べられず。
看護師さんが気遣ってくださり、先生に伝えてもらうことに。
午後9時 消灯
夜の検温で熱が37℃代だったので、夜はアイスノンをして
ベッドは40度ぐらいの傾きにしてうつらうつら。
うとうとはしますが、ぐっすり眠ることはありませんでした。
術後1日目はこれで終了。
意識がある=辛いの1日でした。笑
もう尋常じゃないダルさと、顔を覆っているバンテージ?のうっとおしさ
その他もろもろ、とりあえず辛いの一言です。
でも人として乗り越えられる辛さなので大丈夫です。