外出から帰ってきたら、マンションの廊下でテントウムシが立ち往生していました
キーホルダーに上らせたら飛んでいくかと思ったのに、なぜか動かなくなっちゃった
なんだかんだで家に連れ込んで、最終的にはベランダから飛び立っていきました
はい、最初から思ってました
もしかしたらココアがなにか伝えに来てくれたのかも って
虫は霊媒体質だという話を割と信じています
§
骨折を機に、ココアとの生活は一気に介護らしいものになりました
車椅子に乗っている時間以外は大体横たわっている感じで
好きな場所に行けない、起き上がれない、態勢も変えられないせいか
トイレが近くなったり、体の違和感にも敏感になったように思います
手足をジタバタ、時にはヒャンヒャン吠えてアピールしてくる内容を察して対処しました
「 トイレ行きたい 」、 「 おなか減った 」 、「 寝るの飽きた 」 → 時間で大体予測
「 どこかがかゆい 」 → 場所をしらみつぶしに探って温泉水やオイルでケア、全部外れた時の精神的ダメージ大
「 態勢を変えたい 」 → 落ち着く形がその時々で変わるので難問
「 なでろorかまってくれ 」 → 長時間拘束必至
オムツをさせたかったんですが、着け心地が気に入らなかったのか
最初の頃は暴れて全力拒否されていました
何とか受け入れてくれた後も、最後まで自分の納得できる体制で排泄したがりました
夜中に起こされることもだんだん増えてきて、寝不足はかなり応えました
深夜2時からのヒャンヒャンが何をしても止まらなくて、ご近所への迷惑も気になり胃が痛くなったこともありました
結局はデリケートゾーンのかゆみだったようで、ケアしてあげたらウソのようにスッと眠ってました
4/12 旅立ちの前日に撮っていた写真です
この日のココアはバタバタしていることが多かったんですが、午前中はやることがあってあまり構ってあげられず
午後は一緒に横になってナデナデタイムを長くとり、バタバタも落ち着きました
晩ごはんはいつも通り完食してはくれたものの、今思えば少し食いつきが悪かったような気がします
そして夜、寝る前にトイレしなかったからまた夜中に起こされるな~と思いながら、いつも通りココアの隣で寝ました
4/13 6:45、アラームが鳴って、あれ、夜中に起きなかったのか~、トイレ大丈夫だったかなと思いながら手探りでココアを触ったら
何かがおかしい
一気に目が覚めて、かけていた毛布をはいで確かめました
息をしていない
呼びかけても揺すっても反応がない
失禁している
すぐに夫を起こして一緒に状況を確かめました
しばらくは茫然としていましたが、「 ココア苦しかったのかな 」 と口に出したら一気に涙が出てひとしきり泣きました
あ、きれいにしてあげなくちゃと思って体を拭き、ベッドにのせてリビングのいつもの定位置に連れて行きました
夫は午前中に歯医者でたまたま有休をとっていて、朝食を食べて出かけていきました
私は昼前迄家にいたのですが、どう過ごしていたのかもう覚えていません
お供えのお花を買いに出かけて、ちょうど歯医者から帰ってきた夫と落ち合い、昼食をとって帰りました
動かないココアとリビングで過ごしながら、「 今ちょっと動いたような気がしない? 」 「 何か聞こえたけど、ココアの声じゃない? 」 と、ありえない事を言い合っていました
ココアの体を保冷剤で冷やし、火葬を2日後に決めて予約を取り、家族友人に報告をして。。。と、やるべきことは何とかできたけど
まだまだ現実が受け入れられなくて、信じられない気持ちで一日を終えました