今、大人のあなたが、

 

目の前の人の不機嫌な顔色に敏感に反応して

 

私が怒らせてしまったのだろうかとか

 

私が機嫌を悪くさせてしまったんだろうかと

 

怖くなったり、

 

あるいは、必要以上に機嫌を取ろうとしたり

 

してしまうのだとしたら、

 

それは、あなたが子どもの頃に親の不機嫌な顔色に

 

振り回されて来たからかもしれません。

 

 

 

こんにちは、

 

心理カウンセラーのりんこです。

 

 

 

それは、トラウマによる防衛本能の1つで

 

過去の親との関係によって、

 

他者の不機嫌な顔色は、

 

「自分が巻き込まれ危害を与えられるもの」

 

だと記憶し、その場を何とかしよう

 

なんとか繕おうとするからです。

 

 

それ程、子どもの頃に、

 

親の不機嫌に巻き込まれることが

 

怖かったということなんですね。


 

 

散々、巻き込まれて来たから

 

無意識に巻き込まれていくものだと思い込んでいる、

 

もっと言えば、自分から巻き込まれに

 

行ってしまっているということなんです。

 

(あくまでも無意識にね)

 

 

 

つまり、子どもの頃に

 

親自身に、子どもとの心の境界線がなかったために

 

親の感情に巻き込まれ、

 

自分の感情と他人(自分以外の人)との

 

感情の境界線を知らないがために、

 

大人になった今でも

 

他者の感情に振り回されてしまう

 

習慣、癖がついてしまってるということなんです。

 

 

 

本当は、親のその不機嫌はあくまでも

 

「親のもの」だったし、

 

今、目の前の人の不機嫌も

 

「その人のもの」なんです。

 

 

 

 

私も、親の不機嫌な顔色に

 

散々振り回されてきたために

 

大人になっても全く関係のない人にまで

 

振り回されていました。

 

 

例えば、スーパーのレジで

 

自分の番にすらなっていないのに

 

レジの人が、不機嫌に対応していたり

 

物音を立てていただけて、

 

私が何かしてしまったのではないかと思っては、

 

怖くなっていたのです。

 

 

なんなら、私の番になったら私が何とか

 

機嫌を取らなければイケナイとまで

 

思い緊張までしていました。

 

 

今振り返ってみると、

 

かなりの重症だったことが解りますよね・・・。

 

 

いかに、子どもの頃に親との関係が

 

大人になってまで影響を与えるのかということが

 

この1つをとっても、お解りになるかと思います。

 

 

 

もし、今、あなたがそんなことに遭遇してしまったら

 

「あの人の不機嫌はあの人ものです、

 

私のものではありません。」

 

などどと心の中で呟いて

 

その人と自分に境界線を引いてあげて下さい。

 

 

最初は、言いにくいかもしれないけれど、

 

しっくりこないかもしれないけど、

 

何度か呟いていくうちに習慣となり

 

それが潜在意識に入って行き

 

無意識に目の前の人に「感情の境界線」が出来、

 

感情を持っていかれなくなって

 

巻き込まれなくなっていきますからね。