幼いときのおもいで~原点~
ある日の夜、ひさしぶりに寝るまでに時間がかかった。
いろいろ考えながら、ふとんの中でゴロゴロしていた。
そんなときに思い出した、おさないときの思い出。
僕が小学校に入るまえ、アパートに住んでいた頃に
近所に仲のよい子がいた。
名前はまさひこくん。
彼とは毎日ほんとによく遊んだ。
遊びにさそうのは、いつも僕だった。
まさひこくんも違うアパートに住んでいた。
僕は遊べる時間にそこへいき、
まさひこくんがいるかどうか、家のまどをのぞいて確認し
家の玄関のインターフォンを鳴らして、
「まさひこくん、
あそぼ~
(^∇^)」
とおっきな声で名前をよんだ。
いつもにこにこして、まさひこくんは外にでてきた。
それからは、僕たち仲良し二人の時間。
公園のブランコや砂場で遊び、
空いているアパートの部屋に入ってみたり、
(いけないことですよね、もう時効ですが・・・orz)
まさひこくんの家に遊びにいって話をし、
おまけに、たまに
まさひこくんの家で
夕食まで一緒に食べたりした。
(昔はけっこう、ずうずうしいやつでした・・・反省・・・orz)
夜になったら、母が僕を迎えにきて
母 :「ほんとに、いつもすみませんねぇ(;´Д`)」
まさひこくん母:「いいんですよ~、
いつも遊んでいただいていますし。」
と、まさひこくんのお母さんにあやまっていた。
でも、そんな二人に別れのときがやってきた。
僕たち一家は別のところに家をたてたので、
そこへ引っ越すことになったのだ。
荷物をまとめ、車で新しい家にむかうときに
まさひこくんの家の前に通りかかった。
僕の母が知らせたのだろう、そこには
まさひこくんとお母さんがいた。
僕は思わず
「ちょっとまって!!」といい、車のまどをあけ
「また、遊ぼうねぇ~~~(TДT)
まさひこ君の家にくるから!!」
と僕は大きな声でさけんだ。
まさひこくんの家を通り過ぎたあと、僕は泣いていた。
まさひこくんが何を言っていたのかは覚えてない。
でも、最後までにこにこ笑っていた気がする。
僕はまた会えると思っていた。
でも、二人が会うことはなかった。
数ヵ月後、まさひこくんの家にむかったときには
すでにひっこしをしたあとだった。
どこにいったかは、知るすべがなかった。
僕は、あきらめざるを得なかった。
でも、話はこれで終わらなかった。
その数年後、まさひこくんが
軽い障害を持っていたと知った。
母から、そう聞かされた。
おさない僕には、そのとき意味がよくわからなかった。
でもそんなこと、ほんとにどうでもよかった。
僕はただ、
まさひこくんが好きだったし、
まさひこくんだから遊びたかったんだ。
そう思ってた。
それだけじゃない。
まさひこくんと遊んだことが原因なんだろうか、
僕は、大学に入ってから自然と障害者と接するサークルに入り、
今は、大学院で障害児教育を学んでいる。
僕をここに導いたのは、まさひこくんだったかもしれない。
もう会えないけど、
もし会えたら、真っ先にこういいたい。
ありがとう。
そう思った僕は、眠りに落ちていった・・・。
目をうるませながら。
(日記後の一言)
どうも日記を見てくださって、ありがとうございます(^_^)
おっちょこちょいTakaです。
今回の日記はいかがだったでしょうか??
ホントは別のことを書くつもりでした。
でも昨日、まさひこくんとの思い出が浮かんできたので
そっちに書きかえました。
今回は、なんとなく選択したものでも理由があるなあと思って
副題を~原点~にしました。
僕は、もうまさひこくんに会うことはできません。
でも、また会えるといいなぁと思います。
ちょっぴり切ない、今日の日記でした。
今日も日記をみていただいて、
ありがとうございます!!
7月18日(月) 思い出を胸に・・・taka
次回体験記更新:7月21日(木) もうすぐ梅雨が明けて夏ですね♪
また、お会いしましょう♪♪