JR東海道新幹線で先月29日に架線が切れて停電し、約14万9000人に影響が出たトラブルで、JR東海は26日、再発防止策を国土交通省関東運輸局に報告した。

 また、管理監督責任を問い、担当役員を減給1か月(10分の1)とするほか、社員8人の処分を発表した。

 トラブルは、発生2日前の1月27日、東京都品川区の車両基地で社員が新幹線車両の上部に設置されたパンタグラフの部品を交換した際、部品を固定するボルト4本を締め忘れた初歩的なミスが原因。再発防止策として、作業の確認にチェックシートを利用するほか、透明なケースの中に使用済みと新品のボルトをそれぞれ入れる穴を設け、交換した数を目で確認しやすくしたと報告した。既に今月5日から実施している。

 処分は今月23日付。減給処分を受けたのは常務取締役の吉川直利・新幹線鉄道事業本部長で、ボルトを締め忘れた社員3人らについては出勤停止5日などとした。

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