バイアウト
幸田真音さんの新作「バイアウト」を読みました。
三角合併が解禁になり、
いよいよ外資(?)による日本企業へのM&Aが加速しそうである。
この小説は以前話題になったライブドアショック(ライブドア事件)や村上ファンドとダブらせながら
TOBを絡ませ、投資ファンド、買収、被買収企業、投資家などそれに関係する人々の思惑を
リアルに描いている小説でありつつ、「企業は誰のものか」という永遠の命題を考えさせてくれるものでした。
他にも幸田さんの小説は読んだけれど、
今作が個人的には一番面白かった気がします。
- 幸田 真音
- バイアウト―企業買収