わたしの中では、







胡蝶殺し
胡蝶殺し近藤 史恵

小学館 2014-06-20
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著者は、

自転車競技の、「サクリファイス」シリーズや、
ハワイを舞台にした、「ホテル・ピーベリー」のイメージなんですが、

本書は、梨園(歌舞伎界)のお話。

本書以外でも、梨園を舞台にした話を書いてるし、
時代物も書いてたりと、かなり引き出しの多い、かつ多作な作家さんですね。


さて、本作の主人公は、
30代後半の歌舞伎役者、梨園ではまだ中堅ともいえない年齢らしい。
初舞台を控えた6歳の息子を持つが、
病気で亡くなった先輩役者の、息子と同じ6歳の子の後見人を務めることに。

父親として、後見人として、ふたりの子供を分け隔てなく育てようとするが、
息子の初舞台を数日後に控えた日にあることが。。。



本筋とは直接関係ないが、本書で一番印象に残ってるのが、
世襲だから、才能が無くても、梨園では生きていけるらしいこと。

梨園という、世襲の閉じた世界、
いろいろとあるんでしょうね。

合格合格合格合格