ある ブロがーさんに向けての記事です
少しでも 力になれたらと思います
私は色んな事情で親と一緒に生活出来ない
子ども達の施設で働いていました
1つだけ 今も後悔している事があります
その他は 楽しい思い出ばかりで
今でも その職場で働きたいと思っています
私は
女の子ばかり
幼児から高校生までの9人部屋の
担当でした
みんな
人の痛みの分かる 優しい子ども達で
いい子達ばかりで 大好きでした
その中の
高校1年生の女の子は
入園した時から ずっと担当をしていたし
時間をかけて やっと信頼関係を作れたと
思った時の 事件でした
園の外で私の知らない一面を覗かせていた事を
他の職員から聞き
本人を問い詰めました
あの時の私は 担当という立場を忘れ
裏切られたような思いが強く
「先生 違うよ~」といつもの様に言ってくれる
何かの間違いだ と思っていました
返ってきた言葉は
「 あんたなんか親じゃない!他人のクセに!
私たちみたいな不幸な人がいるから給料もらって
やってけるんでしょう!」 でした
一瞬何を言われたか分からずに
「・・・本気で言ってるの?」 と聞きました
「あんたなんか 嫌い!大嫌い」
と暴れ出した彼女を
私は 必死に押さえつけ
とにかく 別の所でゆっくり話しようといいました
それまで その子と過ごした日々が
ウソのように思え
「大人は嫌いだけど 先生だったら 何でも話せそう」
といってくれた事までが 信じられなくなりそうでした
ちょっと ココで待っててと繋いでいた手を離し
待たせている間に
他の職員が 泣いてる彼女に声をかけたみたいで
突然 逃げ出してしまいました
後で 聞いた話では
自分がスゴク情けなく みじめな気持ちになって
気が付いたら もう戻れなくなっていた そうです
彼女は その日から1週間 園に帰ってきませんでした
私は 毎晩 繁華街に探しに出かけ
やっと 会えたのは
警察署で保護され 署内で大きな声で歌っている
金髪の彼女でした
園に連れて帰り
泣きたい気持ちを抑え
なるべく冷静に
話しかけました
「○○・・何がしたかったと? 何でこんな事になったと?」
「私 園を出る!親の所に帰る 今までの私は全部ウソ!
これが 本当!」
腹立たしさと 悲しみと 絶望で何も言葉が浮かびませんでした
彼女の引取りの話が急速に決まり
彼女の 本当の言葉も聞けないまま
退園していった彼女は
私にと 一通の手紙を残していました
逃げた日から書いただろう手紙には
「ごめんなさい」の文字がびっしりと書いてあり
さみしい
つめたいよ
帰りたい
と付け足してありました
2枚目には 嫌い って言ってごめん
何で あんな事を言ったのか分からない
先生 助けて 支えてて
なんで 本気で怒ってくれないの?
でした
私は 何てバカだったんだろう
もっと もっと 話すべきだった
本気で彼女と ぶつかるべきだった
そして 傍に居てやればよかった
手を離さなければよかった
自分が傷ついた事ばかりで
彼女の 心の声に耳を傾けなかった
自分が情けなく
後悔ばかりです
お母さん!
子どもさんは お母さんを待ってます
そして 傍に居て欲しいと思っています
辛いだろうけど
離れないで! そっと 傍に居てあげてください