518.3 別所温泉 ★常楽寺★ | かたくりのつれづれのままに

518.3 別所温泉 ★常楽寺★

518.別所温泉 ★北向き観音★ ★安楽寺★ の続き


八角堂を墓地の中から最後の撮影をして安楽寺を後にしました。
かたくりのつれづれのままに-5985墓地

こちらは天台宗常楽寺
かたくりのつれづれのままに-5986常楽寺
別所温泉の顔北向き観音はこの常楽寺が管理しています。


安楽寺とともに鎌倉時代塩田の北条氏が建立
かたくりのつれづれのままに-5988池

石造多重塔
かたくりのつれづれのままに-5991石造り多重塔

六地蔵と紅葉
かたくりのつれづれのままに-5999もみじ

六地蔵
かたくりのつれづれのままに-5992六地蔵 ここの六地蔵の顔はユニークですね。

特に左端から2番目は諏訪大社下社の万治の石仏を連想します

六地蔵の隣の石仏は・・・・・
かたくりのつれづれのままに-5993石仏

菩薩のような美しい石仏
かたくりのつれづれのままに-5994石仏

思わず胸元に視線がいくのは男のサガです。(☆_@;)☆ \(`-´メ)
かたくりのつれづれのままに-5997石仏

仏像は基本的に中性ですが、大変セクシーです。
かたくりのつれづれのままに-5996石仏

<<菩薩考>>

空海の開いた真言宗と異なり最澄は唐への留学期間が短く、その教義の不完全性がために学ぶことと鍛錬する姿勢が天台宗の基本姿勢となった。

学僧が集い学びながら新たな宗派が生まれたのも天台宗から。

浄土宗、臨済宗、曹洞宗の開祖はみな天台宗に学んでいます。

若い学僧にとってはこのように美しすぎる菩薩像はさぞ煩悩を刺激されたことでしょう。


蛇足

法然も親鸞も天台宗に学びましたが親鸞は・・・・やはり菩薩像をみて艶めかしさを感じてしまったのではないでしょうか。

煩悩を捨て去り強靭な精神力で自己のみ解脱することが弥陀の慈悲にかなうことではなく、煩悩を抱えたままで仏の心を衆生に説くことにあると悟ったきっかけは法然との出会いとこのような艶めかしい仏像のような気がします。


蛇足2

広隆寺の小首をかしげた半跏座の弥勒菩薩はなんとも知的で魅せられた僧もきっと多いはず、生身の女身に惑わされないように仏像が美しく造られているのか試練としての修業になるのか。

もし、弥勒菩薩そっくりな女性が若い僧のまえに現れたら・・・・それまでの勤行の積み重ねなど一瞬にして消えます。

女人禁制の仏門の地が多いわけです。