昨日は夜だけ大荒れだったが

今朝は一転晴れて

朝から徳島へバスで乗り入れた。

去年来たのは昼からだったし

徳島マラソンとも偶然重なり

献血して1杯やったぐらいで終わってしまった。

何しろバスの本数は少なく

時間も半端だ。

帰りの最終は6時半。

行きも9時前に着いてしまう。

レンタサイクルを借りて

阿波踊り会館へ、

そこから出ている眉山ロープウェイは

台風後の点検のため9時半くらいに発車開始という。

歩くかどうか気持ちは半々だったが

ここで歩いて登ることを決意した。

通常なら40分ほどで登れるというが

いきなりの直登ルートで、

淡路の先山にやや似ている。

道もぬかるみまでいかないが湿っており

こちらはスニーカーに帽子忘れ。

不節制がたたり10分ほどでバテ、

登りだしたのを後悔するという

おきまりのパターン。

それでも30分少々で登れた。

下山は30分かからなかった。

下山後は、銘菓小男鹿を求めて

冨士屋本店へ。あとブックオフを経由し

徳島駅に戻り昼飯、というか

朝飯も喰いはぐれていたが

流れ流れてセルフうどんになった。

駅の向こうの徳島城跡の博物館で

たまたま「近世淡路の書画」展をやっていた。

多くの作品に「東條英機氏寄贈」とあり驚いたが

どうやら同姓同名の、ご健在の蒐集家らしい。

百太夫図茶碗が面白かった。

さらに北上、

長い吉野川の橋をビビり気味に渡り

もう一軒ブックオフへ寄ってから

十郎兵衛屋敷へ行ったら

2時からの人形浄瑠璃実演は

10分ほど過ぎてしまったが

「ととさんは阿波の十郎兵衛

かかさんはお弓と申します」

という、地口の元ネタにもなっている有名な台詞は聴けた。

文学書道館は休館で

駅に戻り自転車を返し

前回マラソンの客で一杯でフラれた

ひら井という呑み屋が4時からというから

時間を潰してから行ったら

祝日は5時かららしく

さらに時間を潰すうち、

今回パスした献血ルームで

先着でラーメンをくれたらしいという衝撃の事実が。

そうまでしてこだわったひら井は

自分で勝手に設けた

「図書館・地酒・献血」ミッションのうち

地酒のクリアが曖昧だったのが訪れた主な理由だった。

プレモルの生が頗る旨く

もう一杯を堪えて鳴門菊を頼んで達成。

ただせっかく升を敷いたのに

升に溢れるくらい注いでくれず

気勢を削がれる。

肴はどれも旨くはあったが盛りが今一つで

特に、看板の一つであろう

徳島餃子が小さくてガッカリした。

勘定に立つと

他の客の頼んでいた骨付鶏の皿がデカく

看板の垂れ幕にデカデカとあったのに

唐揚げ小なんて頼んだ自分にガッカリ。

モヤモヤを引きずりつつ斜向かいの王将に入り

さすがに餃子はよしたが

小さな炒飯と小さな揚げそばを頼み

自分で頼んだのにその小ささにガッカリするというアホさ加減。

そうこうして漸くバスの時間が近づいてきた。

と

いろいろあったが考えてみれば

1日でこれだけ回ったのも久しぶりなんで

全部引っくるめて楽しくはあった。

徳島るひろこ