当初は、静岡へ早々に移動して、

登呂遺跡辺りに行く予定だった。

そもそも浜松に、

そんなに見所があるとも思っておらず、

だからサントリー美術館に寄ってから来たのだが、

やはり来てみるといろいろ行きたくなるもの。

国盗り的にも「天竜・二俣」エリアへ行くのは

こんな機会ぐらいかと思い、

遠州鉄道~天竜浜名湖鉄道を経て

天竜川へ足を伸ばすことにした。

 

きのうに増してあったかいのに、

なぜかいつの間にか手袋を落としていたことに気づく。

どうせ105円だからいいのだが、

買ったのがダイソーだったかセリアだったか、

想い出すのに少し時間がかかった。 

 

天竜二俣駅で降り、川より先に

秋野不矩美術館へ行ってみた。

スリッパを履いたり脱いだりさせられたりするうち、

靴下にも片方大穴が開いているのを発見した。

絵の方は、数もそんなに見せてくれず、

今回の特集のインドもそんなにピンと来なかった。

建物が一番面白かった。

 


木綿の半可通風

木綿の半可通風
 

 

それからしばらく天竜川の川岸を求めたが、

なぜかことごとく小山に突入してしまう。 

二俣城址の紅葉はまだ多少残っていた。

 


木綿の半可通風

木綿の半可通風
 

結局岸にたどり着けぬまま、

ローカル線の少ないダイヤのプレッシャーに負けて

駅に戻った。


木綿の半可通風
 

 

このままだと、

セットで買った切符のモトがとれないので、

天浜鉄道を金指駅まで乗り、

湖北五山のうちの一カ所だけ、

初山宝林禅寺にだけ寄ることに。

料金所がわからないまま中にずんずん入ってしまい、

帰るときに、

最初すれ違ったプレハブ小屋だとわかった。

申し訳ないことをした。

 


木綿の半可通風
 

 

黄檗風というから萬福寺を想像してしまったけれど、

単なる田舎の寺だった。

 

浜松へ戻り、

宿のそば、遠州鉄道のガード下で

きのうから物産展みたいなことをやっていたので、

どこが本当の本場なのかカリント饅頭と、

なぜか秋田の横手焼きそばを買った。

帰りは自由席券の乗り継ぎで帰ろうとしたが、

人身事故で止まっているという。

とにかく切符と、うなぎパイを買って入ると、

ひかり号がホームに停車しており、

席も運良く空いていた。

買ったばかりの焼きそばを冷めないうちに

 


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車内にいた人はもっとだったろうけど、

40分ほど待ったらようやく動いた。

 

後は比較的スムーズだったが、

福島に帰り着き、

セリアで前とおんなじ手袋と靴下を四足買い、

コープマートでも買い物をしたら、

ギリギリ子規の臨終には間にあわなんだ。

 


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