秘密３「スタイリング・マトリックス＜レディス＞」

　アキバ発、

ゴルフアパレルのセレクトショップ、

「ＣＬＵＢＳＴＹＬＥ」（クラブ・スタイル）

　ディレクターの坂井です。

　当店の秘密を共有してまいりまして、今回は店内のお話にしようと思っておりましたが、その前段でこのお話をさせてください。

　秘密③：「スタイリング・マトリックス」です。

　当店の立ち上げの際、わたしどもで商品ラインナップを考えるにあたり、

　女性ゴルファーのファッションをマトリックスにして４象限に分割してみました。

　これをもとに、それぞれの象限のユーザーマーケット・ポテンシャル×それぞれにプロットされるブランド数→売上見込み、プラスして当店がショップで提案したいスタイリングを加味した各象限間の優先順序を勘案し、取扱ブランドを決めております。

　そのうえで、当店スタイリストがモデルとなるスタイリングを作り、使用するブランドとアイテムを決め、色を決め、サイズを決め、着まわしなどの使い勝手を加味し、発注商品を決定しているのです。

　あえてぼやかしてうにょうにょ書きましたが、もうちょっとロジカルにやってます！

　皆様ご自身がどこにはまるかを考えると、いろいろスタイリング選びも面白いな、と思いまして、今日は思い切ってお見せしてしまいます。

　まずマトリックスにプロットされる像のミニマムの条件として、ファッションを意識しているゴルファーであるという前提があります。どんな志向などで分類されても、ゴルフファッションに関するセグメンテーションですので、前提は「いずれにせよファッションへの意向あり」ということになります。

　そのうえで・・・・・・、

　横軸：ゴルフ（ファッション）志向

　●クラシカル　←→　スポーティ●

　　→ゴルフの古き良きテイストや、襟付きなどのコードを取り入れたファッションの志向を、言葉は少し強めですが、「クラシカル」と置きました。

　　→逆に競技のパフォーマンスを上げるという視点で、よりおしゃれなものをチョイスする方を「スポーティ」と置いています。

　　……この横軸は、ゴルフに向かう姿勢の違い≒目的の違いにあるかと思っています。競技としてのスコアをとにかく優先順序１位に置く方と、スコアはもちろんですがゴルフというライフスタイルを楽しんでいる方。同じ金額をゴルフにかけているとしたら、おそらくスポーティの方はレッスンなどにかける金額が多いのではないでしょうか。

　縦軸：ファッション志向（自分の立ち位置）

　●キレイ目・エレガンス　←→　かわいい・ガーリー●

　　……それぞれの説明は見てのとおりです。これは普段からの自分のファッション志向です。ゴルフと限定されたシーンでも、自分のアウトプットの作り方の大枠は変わらないのでは？という視点。もしくはゴルフのときくらい、と逆に触れる方もいらっしゃるかと思いますが、いずれにしてもこの両軸に別れると大きく大別しました。これは自分の立ち位置と言ってもよいかと思ってまして、それぞれのカテゴリによって、振る舞い方、キャラクターも異なりますよね。

　つまり、ゴルフ（ファッション）に対する志向と、ファッション全般に対する志向の掛算でスタイリングをプロットしてみました。