【club-Tatsu通信】膝蹴りのポイント | ミドルキックが蹴りたい…!

【club-Tatsu通信】膝蹴りのポイント


以前、mixiの日記にも書いたことだけど、
先日club-Tatsuで、改めてテンカオ(膝蹴り)のポイントについて説明をした。


「膝蹴り」と一言でいってもいろいろなパターンがあり、
状況に応じて使い方が変わってくる。

一般的には首相撲等、組み付いての膝蹴りが最も威力を発揮する使い方かもしれないが、
ここでは掴んでからではなく、掴む距離に入る前に出す"テンカオ"のポイントについて述べてみる。

膝蹴りというのは実に強力な武器であるのだけれど、
なんせ、距離が短い技なので、なかなか使いこなすのは難しい。

その点、ムエタイ選手は実に鮮やかに膝蹴りを使っている。

「なんで、そんな美しく膝蹴りを出せるのか…?」

ブアカーオとジダの一戦を見たとき、本当にそう思った。

そして、じ~っくりとスローで何回も見てみた。


(あ~美しい…)


そう、格闘技は美しいものなのだ。

ただ、強ければいいんじゃない。

美しさがなければ意味がない。


そういう意味では、ちょっと前によくTVでやっていたけど、
K-1グランプリでやたら体だけがデカくテクニックもへったくれもないやつらの戦いなど、
まぁ、そりゃ強いっちゃあ、強いだろうけど、
僕的にはあまり見る価値を感じられなかった。


その点、ブアカーオの美しいことったら、ありゃしない(笑)



話を戻そう…。


動画でも説明しているように、

膝蹴りが当たるのは相手に接近した状態である。



その距離を確保するためには、
ジャブを距離を測る物差しのように使うか、
相手のパンチを当てさせて距離を詰めるようにする。

重要なのはその時も必ず自分の中心をガードしつつ、相手の中心を抑えるように腕を前に出すこと。


よく膝蹴りを蹴ろうと距離を詰めようとしてパンチのカウンターをもらってダウンしている光景があるが、
明らかにそのポイントが抜けている。


「なぜ、自分はできないのか、わからない…。
でも、今はできないけど、がんばっていればできるようになるだろう…」

そう思って継続することはいずれ大きな力になる。

しかし、頑張る方向が間違っている場合もある。


確かに、物事、理屈で解決することや理由づけができない事も多い。

でも、理屈、理由を考えることをないがしろにしている事も多すぎる気がする。

もっと、純粋に疑問を投げかけてみたらどうだろう。