4月29日(術後10日)、5月9日(術後20日)と
紹介させて頂いた患者様のその後の経過です。

修正手術として
プロテーゼを使わずに
鼻中隔延長のみを行った患者様です。

術後90日になりますが、
鼻尖・鼻柱の傾きはなく、
瘢痕増殖の発症もありません。

またオープン法の
鼻柱のキズ跡と
耳介軟骨を採取したときの
耳の後方のキズは
ほとんど目立っていません。

↓術前の斜め前からの画像

↓術後90日


鼻尖の高さは保たれています。


↓術前の側面画像


↓術後90日


しっかりとした鼻先ができています。



↓術前 オープン法の切開部


↓術後90日 縫合部の跡


縫合線の赤さは消失し、
メイクをしなくても
ほとんどキズ跡はわかりません。
(画像はメイクをしています)



↓術後90日 耳介後方のキズ跡
(軟骨採取部)


矢印が縫合の跡です。
ほとんどわからなくなっています。

経過は良好で
患者様は満足されていました。

銀座すみれの花形成クリニック
院長 横山才也

銀座すみれの花形成クリニック
ホームページ
http://ginza-sumirenohana.com/


銀座すみれの花形成クリニック
修正再建手術専門サテライト
https://ginzasumirenohana.wordpress.com/ 








通常
鼻先や小鼻には
ヒアルロン酸やレディエッセなどは
入れません。

皮膚の血行障害や
鼻翼軟骨の変形を発症するからです。

ご紹介する患者様は
鼻尖にレディエッセを
入れたことがあるのですが、
今回当院では、
鼻先の向きを変えるため
鼻中隔延長術を行い、
同時に鼻根~鼻背に
シリコンプロテーゼを挿入しました。

手術では
左鼻翼軟骨上にレディエッセによる
異物性肉芽腫と
著しい瘢痕が確認できました。

これらを除去すると
左側に鼻翼軟骨は著しく変性し、
明らかに右の軟骨より小さくなっていました。

予定通り鼻中隔延長を行いましたが、
延長部に固定する
左右の鼻翼軟骨の強度に差があるため
術後は鼻尖と鼻柱が倒れないか
注意深く観察する必要がありました。

そのためこの患者様には
鼻尖と鼻柱の変形を予防するため
術後1ヵ月は終日レティナを鼻腔内に挿入してもらい、
それ以降は術後4ヶ月まで
夜間のみレティナを付けて頂くことになりました。

↓術前の正面

↓術後80日


鼻尖と鼻柱に傾くきはないのですが、
左の鼻孔がやや拘縮傾向で
鼻孔縁に左右差が出てきました。

↓術前の斜め前からの写真


↓術後80日


鼻尖が下方に向き
鼻の穴は隠れています。

↓術前の側面


↓術後80日


鼻先は高くなり、
自然なかたちで下に向いています。

この患者様の
左鼻孔部の収縮の原因は
レディエッセによる
左鼻翼軟骨の変性が考えられます。

引き続きレティナを挿入して頂き、
可能な限り終日つけて頂くことになりました。

レティナによって鼻孔が広がった状態を維持し、
瘢痕化させることが第一選択です。
患者様には、
レティナの使用を忘れず行うよう、
お話ししています。

この治療は医師と患者様双方が根気強く
行っていく必要があります。

銀座すみれの花形成クリニック
院長 横山才也

銀座すみれの花形成クリニック
ホームページ
http://ginza-sumirenohana.com/


銀座すみれの花形成クリニック
修正再建手術専門サテライト
https://ginzasumirenohana.wordpress.com/ 







30歳代の女性で
今年1月に海外で
肋軟骨による鼻中隔延長術、
鼻尖部を中心に肋軟骨の細片移植、
その上に筋膜移植を行った患者様が
鼻が想像以上に大きくなったということで
来院されました。

3月初診時、
手術より2ヵ月しか経っていなかったため
鼻を小さくするための減量術は
術後4ヶ月以降としました。

モニターの患者様でないため
鼻の写真は出せませんが、
鼻尖は太く、
皮下のある軟骨細片と瘢痕のため
非常に硬くなっていました。

MRI検査を行ったところ
鼻尖皮下は瘢痕組織で厚くなっていました。

↓手術を行っていない通常の方の鼻尖部MRIです。
  (鼻中隔湾曲症が合併しています)

①:鼻尖部 ②鼻中隔 ③小鼻(鼻翼)

↓この患者様の鼻尖部MRIです。



この2枚の画像は違う患者様ですが、
倍率がほぼ同じであり、
鼻中隔延長によって
どれだけ鼻中隔部が厚くなったか(赤矢印)、
また鼻尖部がどれだけ太くなったか(青矢印)
判ります。

この海外で手術を受けた患者様の場合、
鼻中隔部は肋軟骨で延長されており、
鼻中隔が厚くなっていますが、
外観には大きな影響はありません。

しかし鼻尖部は
軟骨の移植が過剰であり、
瘢痕の増殖もありました。

そのため修正手術は
オープン法によるアプローチで
過剰に移植された鼻尖部の軟骨を除去し、
鼻中隔軟骨から延長に使われた肋軟骨も
薄く減量しました。

また瘢痕も可能な限り切除し、
移植された筋膜は肋軟骨を覆うため残しました。

この患者様は予定通り、
鼻尖を減量できましたが、
今後瘢痕の増殖がないか、
十分な経過観察が必要です。

MRI検査は
患者様の鼻の状態を把握でき、
また手術計画をたてるためにも
有効な検査です。

銀座すみれの花形成クリニック
院長 横山才也

銀座すみれの花形成クリニック
ホームページ
http://ginza-sumirenohana.com/


銀座すみれの花形成クリニック
修正再建手術専門サテライト
https://ginzasumirenohana.wordpress.com/ 





約10年前にL型プロテーゼを挿入し、
その1年後にやや低めのL型に
入れ替えたそうです。

最近プロテーゼが動くようになり、
また鼻背の凹凸が気になったため、
当院を受診されました。

患者様は
I型プロテーゼへの変更と
鼻尖部への軟骨移植を希望されましたが、
長年L型プロテーゼが入っていたため、
鼻翼軟骨の損傷を合併している可能性が高く、
手術中の所見で
鼻尖部軟骨移植のみか
鼻中隔延長のどちらかを選択することになりました。

ただし患者様には術前、
鼻中隔延長術で
鼻先を再建する可能性が
非常に高いと説明しました。

↓術前の斜め前からの写真

↓手術 L型プロテーゼ抜去直後
鼻翼軟骨がつぶれており、
鼻尖部は平坦になりました。


鼻翼軟骨の中間脚を縫合し、
軟骨を移植しても
満足いく結果が得られないと判断し、
鼻中隔延長術を選択しました。
また鼻根~鼻背には
シリコンプロテーゼを挿入しました。

↓術後1ヵ月





↓術前の側面
元々わし鼻であり、
プロテーゼに細工が行われてないため
鼻骨と外側鼻軟骨の境界が
凸になっていました。
また鼻翼軟骨がプロテーゼに押され、
鼻尖が変形していました。


↓手術 プロテーゼ抜去直後
鼻翼軟骨に著しい変形があり、
血行障害のためか
萎縮していました。


この鼻尖の低さから
鼻中隔延長で
鼻先を高くする必要がありました。

↓術後1ヵ月

鼻中隔延長で
鼻尖を高くすると同時に
斜め下方に向けました。
シリコンを細工し、
わし鼻を隠し、
外側鼻軟骨部と鼻翼軟骨境界の
陥凹には軟骨を移植し、
鼻背をスムースにしました。

患者様は結果に
大変満足されていました。


銀座すみれの花形成クリニック
院長 横山才也

銀座すみれの花形成クリニック
ホームページ
http://ginza-sumirenohana.com/


銀座すみれの花形成クリニック
修正再建手術専門サテライト
https://ginzasumirenohana.wordpress.com/ 












7月7日のブログで紹介させて頂いた
患者様の経過です。

2年前に他院で
豚軟骨による鼻中隔延長術を行ったのですが
鼻が徐々に低くなってきたので
当院を受診し、
延長に使用した異物を
すべて摘出しました。

↓術前の正面

↓豚軟骨摘出 1週間後

摘出によって
鼻背中央から鼻先までの
膨れた印象は軽減しました。


↓術前の下からの画像

↓豚軟骨摘出 1週間後


術後1週間、
オープン法で切開した
鼻柱部のキズ跡が残っていますが、
今後徐々にわからなくなります。

鼻を下から見ても
砕けて小さくなった豚軟骨をすべて摘出することで、
鼻尖部が細くなったことがわかります。

鼻中隔延長術では
鼻尖が高くなり、
鼻柱を下げることも可能ですが、
延長した軟骨によって
鼻尖や鼻柱がやや太くなることがあります。

しかし
この患者様は
大部分の豚軟骨が吸収されてしまい、
鼻先の高さはなくなり、
鼻尖の太さだけが
残ってしまいました。

そのため
患者様は残っている豚軟骨を
除去することをご希望されました。

抜糸後、
鼻先がすっきりした印象となり
患者様は満足されていましたが、
今後鼻尖に瘢痕が増殖しないか
十分な注意が必要であり、
当院で追跡予定です。

銀座すみれの花形成クリニック
院長 横山才也

銀座すみれの花形成クリニック
ホームページ
http://ginza-sumirenohana.com/


銀座すみれの花形成クリニック
修正再建手術専門サテライト
https://ginzasumirenohana.wordpress.com/ 







鼻根がバランス良く高く、鼻背が細く、
鼻先が斜め前方に高くなりたい。
でも整形したと他人から
知られたくない
」といった
なかなか難しい
ご希望でした。

鼻の穴のかたちが
横長であることも
前々から気になっていたそうです。

仕事の都合で
急激な変化は望まれていませんでした。

診察の結果、
鼻中隔軟骨の高さは低く
それに伴って
鼻翼軟骨中間脚も開いているため
鼻尖部に軟骨を直接移植せず、
鼻中隔延長術を選択しました。

また鼻根から鼻背には
バランスを考え、
2.7㎜の控えめな高さの
シリコンプロテーゼを挿入しました。

↓術前の正面


↓術後2週間

鼻背の細さが
表現できました。


↓術前の斜め前から


↓術後2週間


鼻根部の最下点は
瞳孔中央よりやや下から
上睫毛の位置に上がりました。


↓術前の側面


↓術後2週間


ご希望の鼻尖の高さが
得られました。


↓術前の下から


↓術後2週間


鼻尖が高くなると同時に
横長の鼻穴が
改善しました。
またオープン法による鼻柱の
キズも薄くなってきました。

術後2週間であり
まだ若干の浮腫状態(腫れ)ですが、
まわりからは気が付かれず、
結果にも満足されていました。


銀座すみれの花形成クリニック
院長 横山才也

銀座すみれの花形成クリニック
ホームページ
http://ginza-sumirenohana.com/


銀座すみれの花形成クリニック
修正再建手術専門サテライト
https://ginzasumirenohana.wordpress.com/ 












他院で鼻中隔延長術を
受けたのですが、
魔女のような鼻になってしまい
修正希望で来院されました。

手術当日は
お母さまとクリニックに
お越しになりました。

ご希望は
可能な限り
元の丸みがある鼻先に戻し、
鼻の中が丸見えになった状態を
治療することでした。

↓初診時 斜め前方から


鼻尖と鼻柱が伸ばされ(青矢印)、
鼻孔が前方に引っ張られてます(赤矢印)。

↓術後3ヵ月15日


元の丸みもある鼻先にもどりました。


↓初診時 側面


横から見ると
鼻の中が丸見えになっています(黒矢印)。

↓術後3ヵ月15日


鼻孔縁が下がりました。

術後3ヵ月過ぎると
鼻尖部の瘢痕が減量し、
すっきりした状態になりました。

患者様は無事仕事に復帰され、
明るい表情でした。

銀座すみれの花形成クリニック
院長 横山才也

銀座すみれの花形成クリニック
ホームページ
http://ginza-sumirenohana.com/


銀座すみれの花形成クリニック
修正再建手術専門サテライト
https://ginzasumirenohana.wordpress.com/ 




2年前に他院で
鼻中隔延長術を行ったのですが
鼻が徐々に低くなってきたので
当院を受診しました。

↓初診時の正面側面





ご本人の元々の鼻はこの写真より
もう少し低かったようで、
2年前、手術を受けたときは
もっと鼻先が前方に出ており、
鼻柱も下がっていたそうです。

また鼻中隔延長術では
ご自分の軟骨は全く採取されなかったようです。

そのため
延長に使用されたものを
すべて取り除くことになりました。

↓摘出したものです


軟骨様で
一枚はバラバラに粉砕しており、
もう一枚は、柔らかくなっていました。
かたちがあるのですが、径10㎜以下です。

↓通常
軟骨であれば移植時
幅6~10㎜以上 長さ20㎜以上です
(下の画像は人の耳介軟骨です)


本人の軟骨であれば
延長のため移植されても
バラバラに粉砕されることはありません。

↓術直後の側面


完全に元の鼻の高さに戻りました。

組織検査を行ったところ
結果は豚軟骨でした。

この患者様は
鼻中隔延長術に
100%の豚軟骨が使用されました。

豚軟骨は異種軟骨であり
人体の中では
時間とともに破壊され、
吸収されます。

現在少なくとも国内の大学病院、
公立病院の形成外科では
豚軟骨で再建術を行っているところは
ありません。
当院も同様に
異種となる軟骨は
一切使用していません。

銀座すみれの花形成クリニック
院長 横山才也

銀座すみれの花形成クリニック
ホームページ
http://ginza-sumirenohana.com/


銀座すみれの花形成クリニック
修正再建手術専門サテライト
https://ginzasumirenohana.wordpress.com/ 
















鼻尖形成、プロテーゼ挿入後
非常に問題になるのは
瘢痕の増殖です。

瘢痕は線維成分が主体で
手術した部位が
腫れたように見えたり、
かたくなり、
時として
団子鼻の様になったり、
鼻の穴が小さくなってしまいます。

乳房インプラントのまわりに
かたいカプセルができることがありますが、
これも線維である瘢痕です。

鼻根から鼻背に
シリコンプロテーゼを挿入し、
数ヶ月で鼻が大きくなったり、
鼻尖縮小したにも関わらず
術後1ヵ月もたたないうちに
鼻先がふくれてくる場合があります。

これが瘢痕の増殖によるものです。

通常瘢痕の増殖は
術後3~4ヶ月がピークで
その後徐々に減少します。

ところが鼻の場合は
なかなか瘢痕が減りません。
むしろ3~4ヶ月まで増え続け、
その後は変化せず、
その部位に居座り続ける傾向にあります。

また瘢痕は切除しても瘢痕が
再度発症しやすく、
瘢痕切除は
瘢痕を誘発することも問題です。

せっかく鼻を整えたり、
小さくする手術を行っても
瘢痕によって術前より大きな鼻になってしまっては
全く意味のない手術になってしまいます。

瘢痕は非常に恐ろしい病態で、
瘢痕切除は瘢痕を呼びます。
つまり鼻部皮下組織に瘢痕が出現すると
多くが手術適応はありません。
経験上、
瘢痕になりやすい方は
脂腺肌で鼻の毛穴が開いている場合です。

当院における瘢痕に対する基本方針は
以下の通りです。
①団子鼻の手術である鼻尖縮小術では
過剰な皮下組織切除は行いません。
皮下組織を取り過ぎると血行障害をきたし、
瘢痕増殖を誘発する可能性が高くなるためです。
②プロテーゼ挿入や鼻尖形成で
瘢痕が増殖したケースでは
瘢痕切除や瘢痕減量術を行う場合、
術前3週間前からリザべン(肥厚性瘢痕治療剤)を
内服して頂き、術後3~4ヶ月間続けて頂きます。
瘢痕増悪の予防のためです。
③瘢痕切除、瘢痕減量術を行っても
再度瘢痕が増殖するようなら、
もう手術適応はありません。
ステロイド注射による治療に変更させて頂きます。
④脂腺肌で特に鼻の毛穴が開いている方の手術では、
3週間前からリザべンを内服して頂きます。

↓リザべン:肥厚性瘢痕治療剤
成人は1回1カプセルを1日3回内服して頂きます。

国内の製薬会社であるキッセイ薬品のもので
臨床成績は
ケロイド・肥厚性瘢痕に対する有効率は
有効以上59.7%、やや有効以上が87.2%です。

妊婦さん(特に3ヵ月以内の方)
または妊娠している可能性のある方は
内服できません。

内服中に
頻尿、残尿感など膀胱炎様症状が出現したときは
内服を中止して頂き、
内服をやめるとすぐに改善します。

当院では瘢痕になりやすい方や
鼻の手術ですでに瘢痕が発症してる方は、
手術を行う前より積極的にリザベンを内服して頂いております。

銀座すみれの花形成クリニック
院長 横山才也

銀座すみれの花形成クリニック
ホームページ
http://ginza-sumirenohana.com/


銀座すみれの花形成クリニック
修正再建手術専門サテライト
https://ginzasumirenohana.wordpress.com/ 

10年以上前に
L型プロテーゼ(鼻根部の高さ4㎜)を入れ、
アップノーズになった上
動くようになり、
今回一旦抜去し、
後日、鼻中隔延長術を行いました。

↓L型プロテーゼが入っており
ややアップノーズでした



↓プロテーゼを抜去し、
腫れがなくなった状態
プロテーゼの引っ張りがなくなり
鼻が下に向きました


↓鼻尖の向きをさらに変えるため
鼻中隔延長術を行ました。
また新たなプロテーゼは
鼻根部の高さが
以前より1㎜低いものを選択しました

L型プロテーゼによる
鼻翼軟骨の圧迫は
アップノーズの原因になります。

損傷した鼻翼軟骨の上に
軟骨移植を行っても
鼻尖に十分な高さが得られないことがあり、
鼻中隔延長術が有効なこともあります。

銀座すみれの花形成クリニック
院長 横山才也

銀座すみれの花形成クリニック
ホームページ
http://ginza-sumirenohana.com/


銀座すみれの花形成クリニック
修正再建手術専門サテライト
https://ginzasumirenohana.wordpress.com/