鼻中隔軟骨採取による鼻中隔延長 術後偏位:延長部減量 鼻中隔再建 真皮脂肪移植 修正術後7ヶ月
初診時から4年前に海外で隆鼻術を受け、鼻尖の偏位、尖り、高さの修正を希望し、来院されました。なお術前には鼻尖偏位はなく、術後4ヶ月頃から鼻尖が傾き始めたそうです。前回受けた手術は、鼻根~鼻背部シリコンプロテーゼ留置術、鼻中隔軟骨による鼻中隔延長術、鼻尖部耳軟骨移植術で、シリコンプロテーゼのサイズは術後に告知されておらず、鼻中隔軟骨採取は術前に採取の可能性はあると説明は受けていました。CT検査を行ったところ鼻中隔軟骨鼻尖側は著しく左に偏位し、それに伴って鼻尖偏位を発症していました。修正の詳細は以下でした。・シリコンプロテーゼ摘出術(鼻根部厚さ2.3㎜)・ハンプ修正術 (シリコンを摘出したところ、鼻骨下端~ 上外側鼻軟骨部が不正に減量されており、 修正が必要でした)・鼻中隔延長移植軟骨減量術・肋軟骨による鼻中隔偏位修正術・左右外側鼻軟骨修正術+耳珠軟骨移植術・上外側鼻軟骨部~鼻尖部真皮脂肪移植術 ↓左画像:術前 右画像:術後7ヶ月 元々右鼻骨部は緩やかな傾斜で、 左は急勾配のため、 術後、鼻骨部に左右差を認めましたが、 鼻尖偏位は改善しました。鼻中隔軟骨は大きく欠損しており、鼻中隔軟骨の左への偏位は過度な採取が原因と考えられ、肋軟骨による鼻中隔偏位の修正が必要でした。↓術前 正面↓術後7ヶ月鼻尖に移植された2枚重ねの耳軟骨を摘出することで高さ2㎜程度低くなり、さらに延長移植軟骨を3㎜減量し、合計5㎜減量でした。その上で上外側鼻軟骨部から鼻尖部には約6㎜の厚さの真皮脂肪移植を行いました。術後7ヶ月、以下の画像のように鼻尖部は低くなり、尖りはなくなりました。術前 斜位①術後7ヶ月 斜位①術前 斜位②術後7ヶ月 斜位②術前 斜位③術後7ヶ月 斜位③術前 側面①術後7ヶ月 側面①術前 側面②術後7ヶ月 側面②鼻尖における軟骨は5㎜減量でしたが、真皮脂肪が生着することで高さは3㎜程度の減量になりました。ー手術料金ー・シリコンプロテーゼ摘出術 176,000円(税込)・ハンプ修正術 330,000円(税込)・延長移植軟骨減量術 440,000円(税込)・肋軟骨による鼻中隔偏位修正術 440,000円(税込)・下外側鼻軟骨形成術+耳珠軟骨移植術+修正加算 880,000円(税込)・鼻尖部真皮脂肪移植術 330,000円(税込)別途術前検査料、診察料、麻酔・薬剤料金がかかります。**2024年2月時点の料金です銀座すみれの花形成クリニック 院長 横山才也日本美容外科学会(JSAPS)専門医日本形成外科学会専門医日本形成外科学会 美容外科分野指導医ホームページhttp://ginza-sumirenohana.com/ 手術サテライトhttps://ginzasumirenohana.wordpress.co