「あの時、あの自分!」
「Sound&Recording Magazine」2014/8
サウンド&レコーディングマガジン 2014年08月号
通称、サンレコが通巻400号を迎えた。
毎月買っているわけではないが、
今号の購入動機としては、
中田ヤスタカの記念楽曲「SR400」
が1番にある。
これは今やきゃりーぱみゅぱみゅやPerfumeの
楽曲プロデュースが代表的で有名な
CAPSULEの中田ヤスタカが、
サンレコの400号を記念して書き下ろしたオリジナル曲で、
曲名もそのまま「SR400」と題している。
この曲はサンレコを本人が読み始めた時の気持ちに戻って
作られたそうで、
100円ショップのオモチャの楽器だけ
で作っているという試み。
2014年8月14日までしかダウンロードできない限定曲なので、
気になる方は是非早めにチェック・・・
いや、購入してほしい。
今日この記事を書こうと思ったのは、
その曲の話がメインではなく、1番に特集が組まれている、
『あの時、あの機材!』
なんと、音楽機材の歴史が約90ページに渡って紹介されており、
個人的にパソコンでの作曲に目覚めた頃の思い出や
当時のワクワクした気持ちが蘇ってきたので、
今日はそれについて語らせてほしい。
私がパソコンでの作曲(DTM:Desktop Music)に目覚めたのは、
TVゲームで有名なFINAL FANTASY VII(スクウェア)。
そのBGMを当時作っていた植松伸夫さんが、
Roland社のSC-88proを使って作っているということを
何かのインタビュー記事(確か攻略本だったかな)で読んで、
自分も同じものが欲しいと強く思ったのを今でも覚えている。
そもそもパソコンで曲が作れるということも知らなかった私は、
「らくらく作曲名人」(YAMAHA)
がDTMの世界のスタート地点だった。
(写真はらくらく作曲名人2)
そして植松さんと同じ機材が欲しい!と思っていた頃、
SD-90
というSC-88proより上位で、
最新のハードウェア音源が登場したばかりだった。
この音源を買うために、
短期のバイトで汗水たらして働き、
当時の人生で1番の買い物(99,800円)だった。
これにはSONAR 1.0(Cakewalk)が付属しており、
インターフェースに戸惑い過ぎて
結局マスタリング以外はらくらく作曲名人を使ってたのを
今でも覚えている。
今考えると、とってももったいない気がするが、
その数年後に購入したCubase5(Steinberg)の使い心地を考えると、
かなり使いにくいものだったことは間違いないだろう。
(余談だが今はCubase7.5を使用中)
ところで今号のサンレコはSD-90含むハードウェア音源について
ほとんど紹介されていない。
正直、SD-90はハードウェア音源時代の終点とも言えるだろう機材で、
それ以降パソコンの進化に伴いソフトウェア音源に移行していっただけに
RolandやYAMAHAから出た当時の音源について少しは語ってほしい部分だった。
まぁそんな思いもあって今日ここに長々と記事を書いているわけだが、
ハードウェア音源の魅力は、新しいものが出るたびに
店頭で実物を見てワクワクさせられたところだろうか。
ソフト音源は使ってみないとわからないし、
自分で積極的に探してみないと最近のものが分からない。
ハードはお店で立ち寄るたびに眺めてワクワクさせられた。
値段や利便性など、多数の要素を考えても
今やソフト音源の方が圧倒的に良いし、
ハード音源もまだまだ新しいシンセサイザーなどが出ているので
なくなったわけではないのだが、
やはり目に見えるワクワクするほどの進化は
当時のものと質が変わっていることだけは確かだろう。
私のように、当時の自分のワクワクを
思い出したい方にも、
今号の記念すべき400巻目、サンレコをぜひ読んでみることを
オススメしたい。
リットーミュージック (2014-07-15)
P.S.
北海道住みにとって、雑誌の2日遅れの到着は宿命だが
読みたい雑誌があるたびに、その時差が悔しく感じる。。。
私だけではないだろうが
サウンド&レコーディングマガジン 2014年08月号
通称、サンレコが通巻400号を迎えた。
毎月買っているわけではないが、
今号の購入動機としては、
中田ヤスタカの記念楽曲「SR400」
が1番にある。
これは今やきゃりーぱみゅぱみゅやPerfumeの
楽曲プロデュースが代表的で有名な
CAPSULEの中田ヤスタカが、
サンレコの400号を記念して書き下ろしたオリジナル曲で、
曲名もそのまま「SR400」と題している。
この曲はサンレコを本人が読み始めた時の気持ちに戻って
作られたそうで、
100円ショップのオモチャの楽器だけ
で作っているという試み。
2014年8月14日までしかダウンロードできない限定曲なので、
気になる方は是非早めにチェック・・・
いや、購入してほしい。
今日この記事を書こうと思ったのは、
その曲の話がメインではなく、1番に特集が組まれている、
『あの時、あの機材!』
なんと、音楽機材の歴史が約90ページに渡って紹介されており、
個人的にパソコンでの作曲に目覚めた頃の思い出や
当時のワクワクした気持ちが蘇ってきたので、
今日はそれについて語らせてほしい。
私がパソコンでの作曲(DTM:Desktop Music)に目覚めたのは、
TVゲームで有名なFINAL FANTASY VII(スクウェア)。
そのBGMを当時作っていた植松伸夫さんが、
Roland社のSC-88proを使って作っているということを
何かのインタビュー記事(確か攻略本だったかな)で読んで、
自分も同じものが欲しいと強く思ったのを今でも覚えている。
そもそもパソコンで曲が作れるということも知らなかった私は、
「らくらく作曲名人」(YAMAHA)
がDTMの世界のスタート地点だった。
(写真はらくらく作曲名人2)
そして植松さんと同じ機材が欲しい!と思っていた頃、
SD-90
というSC-88proより上位で、
最新のハードウェア音源が登場したばかりだった。
この音源を買うために、
短期のバイトで汗水たらして働き、
当時の人生で1番の買い物(99,800円)だった。
これにはSONAR 1.0(Cakewalk)が付属しており、
インターフェースに戸惑い過ぎて
結局マスタリング以外はらくらく作曲名人を使ってたのを
今でも覚えている。
今考えると、とってももったいない気がするが、
その数年後に購入したCubase5(Steinberg)の使い心地を考えると、
かなり使いにくいものだったことは間違いないだろう。
(余談だが今はCubase7.5を使用中)
ところで今号のサンレコはSD-90含むハードウェア音源について
ほとんど紹介されていない。
正直、SD-90はハードウェア音源時代の終点とも言えるだろう機材で、
それ以降パソコンの進化に伴いソフトウェア音源に移行していっただけに
RolandやYAMAHAから出た当時の音源について少しは語ってほしい部分だった。
まぁそんな思いもあって今日ここに長々と記事を書いているわけだが、
ハードウェア音源の魅力は、新しいものが出るたびに
店頭で実物を見てワクワクさせられたところだろうか。
ソフト音源は使ってみないとわからないし、
自分で積極的に探してみないと最近のものが分からない。
ハードはお店で立ち寄るたびに眺めてワクワクさせられた。
値段や利便性など、多数の要素を考えても
今やソフト音源の方が圧倒的に良いし、
ハード音源もまだまだ新しいシンセサイザーなどが出ているので
なくなったわけではないのだが、
やはり目に見えるワクワクするほどの進化は
当時のものと質が変わっていることだけは確かだろう。
私のように、当時の自分のワクワクを
思い出したい方にも、
今号の記念すべき400巻目、サンレコをぜひ読んでみることを
オススメしたい。
Sound & Recording Magazine (サウンド アンド レコーディング マガジン) 2014年 08月号 [雑誌]
posted with amazlet at 14.07.19
リットーミュージック (2014-07-15)
P.S.
北海道住みにとって、雑誌の2日遅れの到着は宿命だが
読みたい雑誌があるたびに、その時差が悔しく感じる。。。
私だけではないだろうが