2024年9月9日に初の東京開催となったサム・クック・ナイトvol.12の動画をアップして頂きましたのでここで総括させて頂きます。


奇しくもこの日は令和6年ではありますが、

平成で表すと

平成36年9月9日で「3699(サム・クック)」

そして昭和で表すと

昭和99年9月9日の「9999(クック・クック)」

と、サム・クック・ナイトを行うにはこの上ない絶好の日となりました。


正にそれを象徴するかのような盛り上がりだったと思います。


素晴らしいパフォーマンスをして頂いた出演者の皆さま、色々とお世話して頂いた下北沢ベースメントバーの皆さま、そして遠方よりお越し頂いた沢山のお客さま、あの場で一緒にパーティーを盛り上げて頂いた全ての方々に心より感謝いたします。


てか、もうメチャクチャ楽しかった!(笑)


来られた方も、来られなかった方も、アップして頂いた映像で目撃者になって下さい!


加えて音声ではありますが、スタエフで前飲みからそれぞれの出演者の方々やお客さん、そして打ち上げまでの感想と裏話も赤裸々に喋ってますので是非お聞き下さい。


ということで

僕は来年のサムの日(3月6日)に向けて準備中です!


まだまだパーティーを続けましょう!





【オープニング】


元親/すうじぃさん/クックヨシザワ

【飛び入りコーナー】

◆中野水鉄砲    A Change Is Gonna Come

◆GOOD TIMES ROLL   You Send Me

◆元親    パンクロック


⬇︎オープニングから飛び入りまでの感想と裏話(音声)






【ライブ前半戦】


◆クックヨシザワ 

You Send Me/Lonely Island/Sugar Dumpling”


⬇︎クックヨシザワさんの感想と裏話(音声)



◆外丸健児 with 池田龍治

Lost and Lookin'/Sad Mood/Tennessee Waltz


⬇︎外丸健児さんの感想と裏話(音声)



◆ティモン永澤

Just For You/I'll come Running Back to you/This Little Light of Mine


⬇︎ティモン永澤さんの感想と裏話(音声)



◆ハユル 

That's Where It's At(邦題:ふたつの心)/If I Had A Hammer/Everybody Loves to Cha Cha Cha(邦題:クックの兄貴さチャチャチャ)


⬇︎ハユルさんの感想と裏話(音声)






【元親&すうじぃさんのトークコーナー】


サム・クックの所縁の地を、僕がすうじぃさんを案内してアメリカツアーするとどうなるかをトークしました。






【ライブ後半戦】


◆すうじぃさん& The SAMG’s〈ゲスト:とんちゃん〉

Soothe Me/Twistin' in the Kitchen with Dinah/Yeah Man/A Change Is Gonna Come


⬇︎ すうじぃさん& The SAMG’sと、ザ・ルービーズ〈ゲスト:とんちゃん〉の感想と裏話(音声)




◆佐古勇気

Nobody Knows the Trouble I've Seen/Wonderful World/Nothing Can Change This Love


⬇︎佐古勇気さんの感想と裏話(音声)




◆ザ・ルービーズ〈ゲスト:とんちゃん〉

Twistin’ the Night Away/Shake/Bring It On Home to Me


【アンコールセッション】

出演者全員〈ゲスト:トモスエ/エイジ/ヒロヤ/髙木まひこ/オクマサハル〉  Having A Party


【エンディング】

元親/すうじぃさん/クックヨシザワ


⬇︎ラストセッションとお客さんの感想と裏話(音声)



⬇︎打ち上げの感想と裏話(音声)



⬇︎『Mr.ワリコメッツのにょむにょ夢ラジオ』

サム・クック・ナイトまでの道のり〜ヒロヤの場合〜



⬇︎外丸さんのブログでもこの日の感想を書いて頂きました。





 

久しぶりに映画館でサム・クックが聞けるということで、早々に観に行ってきました。

 

映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』

 

タイトルはジャズ・スタンダードの名曲ですが、どうやらサム・クックの弟子となるボビー・ウーマックの曲が採用されていました。

サントラで使われたサム・クックの曲は下記の3曲。

 

The Best Things In Life Are Free

These Foolish Things

Nothing Can Change This Love

 

劇中に使われる60年代ソウルの中での3曲の選曲は、明らかにサム・クック好きの監督の影響だと思われます(笑)

 

映画のストーリーはラブコメなのですが、政治やビジネス的なシリアスな要素も含まれていて、しっかりと練られた脚本に拍手を贈りたくなりました。

やっぱりハッピーエンドが最高です。

 

ストーリー的なネタバレは避けるとして、ここでは僕のサム・クックにこじつけたネタを紹介していこうと思います(笑)

 

まず何といってもオープニングの「The Best Things In Life Are Free」

サム・クックのコパのオープニング曲でしたが、この曲の

「月はみんなのもの 人生で最高のものに お金はいらない」

という歌詞が、映画の全体像を表現しているくらいマッチしたものでした。

 

出会いで流される「These Foolish Things」

人の過去には愚かな過ちがいくつかあります。

その愚かな過ちですらあなたを思い出されるものになっている。

とっても映画のシーンにあったロマンティックなサム・クックのバラードです。

 

そんな愚かな行動の一つに「ホウキ」が使われました。

一瞬ヒヤッとするシーンでしたが、サム・クックはその「ホウキ」でとどめを刺されて亡くなりましたね。

 

年代的にサム・クックの愛車だった赤い「フェラーリ」も登場します。

 

同じく当時流行っていた「オメガ社」も。

オメガの時計もサム・クックの愛用でした。

サム・クックと同じオメガの時計を持っているサム・クックのファンを、僕以外に2人知っています(笑)

今度、東京で行われるサム・クック・ナイトの時に着けていきますね。

 

 

そしてこれは明らかにサム・クックからでしょっていう「クック議員」というチョイ役が登場します(笑)

冷戦推進派の議員だったのでサム・クックの思いとは逆でしたがニヤッとしました(笑)

 

この作品に出てくる黒人俳優陣もNASAの職員役だったせいもあるのか、サム・クックと同じスマートな顔立ちの俳優だったので、サム・クックの自伝もいけるんじゃないかと思ってみたり(笑)

 

 

セリフの中には「If you ever~」とサム・クックの曲「Bring It On Home To Me」の冒頭の歌詞を思わせるものもありました。

 

これはと思ったセリフは、多分この作品の格言となるものなんですけど

「辛い出来事は、生き抜く力になった」に対して

「辛い出来事は、世界を変える力になった」と、「個」に対しての「全」の発言。

チェンジという言葉が出てきて、思わずこれもサム・クックからかと唸りました。

 

こじつけの最後は、エンディングで使われた「Nothing Can Change This Love」。

 

スティーブン・キングの小説『11/22/63』のドラマ化のラストでもこの曲が使われましたが、「You Send Me」でもなく「Bring It On Home To Me」でもなく、僕が最初にサム・クックを好きになった曲「Nothing Can Change This Love」が使われたことに喜びを感じました。

 

またラブストーリーにはサム・クックのこの曲が合う!

 

ラストにサム・クックが流れれば、どんな物語も丸く収まるってもんです!

 

ということで、今回はサム・クックのファンにお薦めできる2024年の代表作となる映画作品の紹介でした。

 

ちゃんとした映画評論でなくてごめんなさい(笑)