skyの説明に聞く耳を持たず、
口答えとバッサリ斬ったM先輩のお話。
まずはskyの新人時代から。
前の記事にも書いたように、
M先輩はskyの教育係でした。
なのでよく叱られました
例えば飛行機が出発したあと、
各端末下のタグや搭乗券が少なくなっていないか、
ガムテープやホッチキスが少なくなっていないか、
いつもチェックをして、カウンターの拭き掃除をするのは
下っ端のお仕事。
特に、先輩に雑巾持たせてしまったら恐ろしい目にあいます
備品が少なくなっていると、それを倉庫から補充するのですが、
チェック→掃除→補充の一連の流れが遅いとよく怒られました
他の先輩たちも遅いと思っても直接言わず、
M先輩経由で怒られました。
でも、そのときのskyはM先輩に対して苦手意識は持っておらず、
むしろ未熟なskyを育てていただけることに感謝しておりました
なので、M先輩は尊敬していて大好きな先輩
そして座学を終えてOJT期間中のある日の午後、
オフィスで不要書類の山をシュレッダーにかけていたsky。
いかにも新人の仕事って感じですが
するとM先輩に呼ばれます。
M「skyさん、○○の拭き掃除に行こっか」
大好きなM先輩はいつもの優しい透明感のある声で
skyをオフィスから連れ出してくださいました
「はいっ」
○○というのはお客さまの出入りができないところで、
空港の清掃員さんがいつも掃除をしてくださっているところです。
それに空港スタッフも午後はほとんど行くことがありません。
無人エリアなんです。
「どうして○○なんだろう」
だって清掃員さんが掃除してくださっているし
あまり使わないしお客さまの目にふれる場所でもないのに。
大好きなM先輩のことだから 怖い先輩が揃ってるオフィスで
肩身狭くシュレッダーを使ってるskyを気遣って外に出して下さったんだわ
skyの会社のオフィスはグラホの数に比べて
椅子が圧倒的に少なかったんです
自分たちが座っているせいで、先輩が座れないと
後々どんな恐ろしいことになるか
なのでカウンター以外の時間は、
skyたち下っ端は座らなくてもできる仕事を探すのに必死
ベビーカー用のビニールを畳んだり、
不要書類をシュレッダーにかけたり、
ベビーカーや車いすを拭いたり、
更衣室に掃除機をかけたり。
だから、単純作業のシュレッダーに飽き飽きしてるのを
M先輩は分かってくれてたんだ
そう思って嬉々として雑巾をしぼり、
洗剤を用意するskyなのでした
まさか呼び出しなんて
大好きなM先輩に限ってあるわけないわよ、ねぇ
○○で何するんでしょう