先日まで、一般向けの起立性調節障害・コロナ関連障害についてのセミナーを開催していたのですが、実はその裏で専門家向けのセミナーも開催していました。
これは、臨床心理士の秋元翔一先生から依頼されて、開催をしたものです。
秋元先生は、臨床心理士として”空飛ぶアヒルの相談室”を主催されている先生で、心理療法であるソマティックエクスペリエンス(SE)Ⓡや、身体療法にも造詣が深く、起立性調節障害の回復に意欲的な先生です。
今回のセミナーには、臨床心理士の先生や、心療内科の先生も出席され、合計4日間、延べ時間8時間半(質疑を含む)もの長い時間、私の行っている治療法と起立性調節障害及び他の疾患についてお話しさせていただきました。
起立性調節障害には、心理的側面が多分に関与しています。心理療法を行う前及び行っている最中にも、並行して行うべきことがあるのですが、心理療法だけだとそこが超えられない壁になったりします。
セミナーでは、起立性調節障害で起こる身体症状が、どのように自律神経系や心理的にかかわるのか、どのようにそれらを解消できるのかというアイデアをお持ち帰りいただきましたので、日々の診療にプラスしていただけたら嬉しいなと思います。
セミナーにご参加された先生方、2時間×4日間とはいえ、長丁場お疲れさまでした。