不朽の名作 『ローマの休日』を鑑賞して | カッシーニのときめきMemorial !!

不朽の名作 『ローマの休日』を鑑賞して

近年、映画業界がどちらかと言うと、不況時代なのか、特にハリウッドでさえ、『リメイク』が 多い傾向になってきています。メラメラ


今回は、某映画館で期間限定で上映していた『ローマの休日』を鑑賞して、まだみていない 娘にぜひ、鑑賞してもらい、今回新たな発見があったので、報告したいと思います。クラッカー




『ローマの休日』は、巨匠ウィリアム・ワイラーがローマに出向いて製作監督した1953年作品で、王女と新聞記者の恋愛を描くラブコメディ・・・。ラブラブ



カッシーニのブログ-ローマの休日(冒頭)


この画像は、冒頭でのスナップであるが、なんとも


いえない『気品』が漂っています・・・。王冠1


やはり、母方に貴族の血統があり、その影響と思われます・・・。宝石緑



さてオードリー・ヘップバーンの「ローマの休日」。


宮殿を抜け出して新聞記者と束の間の自由を楽しむ王女。


その姿を気づかれないよう撮影するのに使われたのがライター型の小型カメラ。カメラ




カッシーニのブログ-エコーエイト


使用された、カメラは、ECHO-8(エコーエイト)と言って


1951年に日本の鈴木光学から発売されました。ジッポー型のオイルライター
と大きさも形も良く似たカメラで、ライターとしても使うことができます。撮影操作はライターの蓋をあけてタバコに火をつける動作状態で、シャッターを切るようになっていると・・・。ビックリマーク




カッシーニのブログ-ローマの休日(スクーター)


この映画での小道具のひとつにイタリアの『ベスパ』のスクーターがあります。


日本人でベスパのスクーターのイメージは、この『ローマの休日』でグレゴリー・ペックとオードリー・ヘップバーンが二人乗りしていた場面が最も印象ぶかいのではないでしょうか・・アップ




カッシーニのブログ-ローマの休日(車)

グレゴリー・ペック演じるアメリカ人新聞記者のジョー・ブラッドレーが、この小さなクルマから降りようとしています。


それを微笑んで見ているオードリー・ヘップバーン演じるアン王女。


この小さな車から、大きな幸せや喜びといったものを私は感じます。音譜

グレゴリー・ペックは、長身なのでさぞ、大変だったのでは・・・。目


車種は、イタリアの名門フィアット社の『フィアット500』と思われます・・。はてなマーク



カッシーニのブログ-ローマの休日(真実の口)

有名な『真実の口』


ローマのサンタ・マリア・イン・コスメディン教会Santa Maria in Cosmedin )の外壁、教会の正面柱廊の奥に飾られている。元々は下水溝のマンホールの蓋 であったらしい。海神トリトーネ の顔が刻まれている。汗


手を口に入れると、偽りの心がある者はその手首を切り落とされる、あるいは手が抜けなくなるという伝説がある。(両者とも、職業を偽っているので、この場面での演技は、アドリブがあったのでは)映画『ローマの休日 』では、グレゴリー・ペック 扮するジョー(新聞記者)が真実の口に手を入れてこの伝説を再現してみせた。 また、複製品がローマ三越店内にあり、日本からの観光客を中心に写真撮影をしている風景がたびたび見られるそうです・・。占いの機械でもよく見かけますよね・・・。ニコニコ



カッシーニのブログ-ローマの休日(ラスト)

そして、ラストの感動場面・・・。ドキドキ


壇上の奥から静かに歩いて出てくる王女をじっと上向きに見つめているブラッドレーの表情。穏やかさと少し笑みを浮かべているかのように見える彼の表情が、この『ローマの休日』のなかで一番美しく、きれいなシーンではないかと思う。汗


新聞記者にとって大事な特殊以上に大事なものを得ることが出来た喜び、人間としてすててはならないものを守ることが出来た喜び、心の安らかさを得ることの出来た満足感に満ち溢れた気持ち等々が画面から伝わって来て、私はこの場面になると何かしら思わず目頭が熱くなってしまうのである。晴れ