「トッケビ〈鬼〉」12話 ③ 人間の領域を超えた絶対的な運命 | CLARAのブログ〜クララ♪ラ♪ラ〜♪

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大好きな俳優コン・ユssiのこと…彼を知るきっかけになった韓国ドラマのこと…そしてちょっぴり仕事のこと…などつれづれに書いていきます(^-^)
2012年6月から放送されたKBS2 月火ドラマ「BIG」(빅)から始めたハングル聞き取りブログ頑張ってます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶


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オシャレをして口紅まで付けて身支度に余念のないウンタク。
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「今日は初講義!私は大学生!そして開講パーティ!だから短いスカート!」「ダメだ…」
先約があるのでドクファに送ってもらうように、何かあれば…と言うシンの言葉を遮ってライターがたくさん入った鞄を見せるウンタク。「ひとつ忘れ物があるぞ」「何かわかったわ」そう言ってウンタクは目を瞑る。
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期待してくちびるを突き出して待つウンタクの胸元にシンがかけたのはケベックで買って来たネックレスだった。
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「なぜ目を閉じたのか…わかってるようでわかってないな」
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「これ…紅葉の国の…感動だわ…で、なんて書いてあるの?」
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불어로 하늘이 정해준 운명이란 뜻이야. 인간의 영역을 벗어난 절대적 운명...
「フランス語で、天が決めた運命という意味だ。人間の領域を超えた絶対的な運命」「私が好きな言葉よ。運命…どうしてわかったの?」
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シンはニッコリ笑ってから「ミーティングダメ!合コンダメ!ロマンダメ!テヒオッパダメ!このネックレス半径30cm以内にはどんな男もダメ!俺が考える運命とはそういうことだ!」「あぁなんのために大学行くのか…」「仕方ない…天が決めたんだから。遅れるぞ…いってらっしゃい」
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キャンパスを歩きながら、思い出してシンへのビデオメッセージを撮るウンタク。
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会社のエスカレーターを上りきった所で、シンはウンタクからのメッセージを受け取った。『安全で煌びやかな学校に無事に到着しました。私のせいで地獄に行っちゃうかと思って送りました。先約ファイト!』
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「ネックレスもキチンとつけて、周りに男もいないようだし、写真も撮って…。うん可愛いな」
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シンが向かったのは、チョヌグループの経験職社員の面接会場だった。面接を待つある男の前に向かい合うように腰をかけた。
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『上将軍の命をお受けします。お許しください…すぐに後を追いますので…』キムシンの命令で剣をシンの胸に突き刺した忠実な部下。
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その部下が同じ顔で転生し、目の前にいる。シンは胸が熱くなった。「道を行き違ったな…私がこうして生きていて。とても寂しかっただろうな。どうか許してくれ」シンは男に向かって言うが、男の方はわけが分からず困り顔。面接会場に名前を呼ばれ入っていく。
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面接に受かったという知らせを受け家族と喜ぶ男。
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面接がとても良かったからと、会社から住居と車を提供されることになった。
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「5月の初めに生まれる男の子の名前です。子々孫々世の中を照らす大きな人になるでしょう」「私の子供がですか?」
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男は、目の前にいるのがチョヌグループ社長だということにも驚くが、あまりにも過分なこれらの出来事が、全て前世で国を救ったからだと言われて言葉を失うのだった。
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{3D24B044-92A9-42F3-84C8-EE99B39C876B}建物の屋上で転生した部下を見つめるシン。そして何かを感じ天を仰ぐ男。
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ウンタクの携帯が鳴る。「今どこだ?何時だと思ってるんだ!帰って来ずに…この険しい世の中で!」「今、午後5時でまだ太陽は中空に浮かんでますよ。小言はほどほどにしてくださいな」「ほどほど?お前どこにいるんだよ」「どこだか知ったら驚くわよ」
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マッチを吹き消して召喚したのは狭くて窮屈な(협소하고 비좁은)インスタント写真のボックス。早速写真を撮る2人。良い笑顔で撮れた。
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「いつここから出るんだよ」「5分ちょっとしたら」「なんで5分ちょっと?」「その間にドキドキすることがあるかもしれないから…狭くて窮屈な場所で」「そんなこと起きないって」「あるけど…」と言ってシンの手に封筒(5210₩)を渡す。「ほらドキドキしたでしょ?」「なんでお金をこんな狭くて窮屈な場所で返すんだよ」「このお金で社長に早く焼き芋代払って」「早く返せって?」ウンタクは首を振り「妹には会いたいけど社長には現世があるから行くのもナンだし、行かなければ会いたいし…でしょ?だから焼き芋代返しがてら顔を見る口実を作ってあげたの」「会いたいけどお前んとこの社長怖いんだよ。今度にするよ…」ウンタクは笑って「お〜実の兄妹〜。じゃあ出ましょ」と出ようとする。
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「もう?どうして…外はすごく寒いぞ…学校はどうだ?楽しいか?」と引き止めるシン。
「ところでテヒオッパだけど…」「あいつのこと聞いたんじゃなくて学校のこと聞いたんだぞ」「テヒオッパアメリカに行くんですって…メジャーリーグ。トッケビは大物が分かるって言ってたからスゴイな…って言おうと思ったのに」「自慢するのはナンだけど、昔から大物になる丞相を見抜いてきた。黄喜(황희)が代表的だが…」「わかりましたよ…」「オトナが話してる時には…」「私忙しいの」
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そう言ってシンにチュッとして「バイトに遅れるので…狭くて窮屈な場所で黄喜の話がなんで出るのか…行って来ます」さっさと行ってしまうウンタク。
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「あ…ああ。わかった…なんかあったら呼べよ」とチューの口をして名残惜しいシン。
「こんな狭くて窮屈な場所…明日も来てみたい」
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バイト先でゴミを出しに外に出たウンタクは、いつぞやのイジメられていた男の子と再び出会う。「掌風〜」の攻撃で倒れるフリをするウンタクを見て喜ぶ少年。
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しかしウンタクは少年の背後に亡者を見つけ、少年を帰す。「この前はきちんと挨拶もできなかったからな…。パクジュンホンだ。その顔色を見るとすでに知っているようだな」「知りませんけど」背を向けたウンタクに亡者は続ける。
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「キムシンが言ったのではないか?私を殺したのはあいつだと…。キムシンが受けている罰は命の重さほどに増えていく。その中に私の命の値も入っているのだ」「望みは何?」「そんなものはない。ただ面白い話をしてやろうと思うだけだ。王黎も知っているな。キムシンの胸に刺さっている剣は王黎が下腸したものだ」
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「この悲劇的な運命の始まりと終わりがその王黎だ。ではその王黎が今誰と暮らしているか知っているか?」「そんなのどうして私が分かると思うの?」「王黎は今…キムシンと一緒に暮らしている」「そんなあり得ない話が…」言いかけてウンタクはハッとする。
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「そうだ…名前もない死神…それが王黎だ。では2人がお互いにそれを知ったらどうなると思う?もうキムシンが生きるも死ぬもお前の手にかかっているな。キムシンの死がお前の手に…おぉ…よく見たらお前は死を司る子だな」
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「違うわ。私の知ってる死神は名前あります。キムウビン…」ウンタクはそう言って店に入った。
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「私が何を望むかと言ったな?私はあいつらの破局を願っているのだ」独り呟く亡者。
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店に入ったウンタクは力が抜けて座り込んでしまった。
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大学の講義室に一人残って勉強するウンタク。仲良く笑い合ったシンと死神が浮かぶ。しかし亡者の言った言葉を思い出し大きくため息をつく。「その他の漏落者!」死神の声がした。
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「驚かせてごめん…」「どうしたんです?わざわざ」「もどかしくて…話できるのがここしかないし…」「なんです?社長のことですか?」「いろいろ…」
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「前世で大罪を犯すと死神になるんだ」「どんな罪?」「それは俺もわからない。だけどどうもキムシンとキムソンの歴史の中に俺がいるみたいで…その歴史の中で大罪を犯したのは三人。数千の敵の命を奪ったキムシン、そんなキムシンと王妃キムソンを殺せと命じた王黎、そんな王を唆してキムシンとキムソンを死に追いやったパクジュンホン。キムシンは今まで生きているし、キムソンはサニーさんに転生した。だとしたら俺は王黎もしくはパクジュンホンじゃないか。ここまでが俺の考えだ」
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名前もない死神…それが王黎だ』ウンタクは亡者パクジュンホンが言った言葉を思い出した。
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「だけど二人のうち誰だとしても俺はキムシンの仇だよな…。二人のうち誰だとしてもサニーさんとは会えないよな…」