みなさま、シルバーウィークはいかがお過ごしでしょうか
私はこの連休は、子供の用事もあったので仕事は入れない予定でしたが、台風の時に休講にしたレッスンの補講や、原稿書きで追われることになりました
子供の用事は3日連続で行くことになっていたので、夫と分ける予定でしたが、連休直前に夫が風邪でダウン
しかたなく、私が3日とも行くことに。
その合間を縫って、レッスンしたり、夜中に書籍の原稿を書いたりしていて、シルバーウィークの前半が終わりました。
今日の昼間に依頼されていた原稿の半分以上を仕上げて編集部に送れたので、すごくほっとしています
さて、タイトルの「音の高低」ですが、小さなお子様、特に幼稚園くらいのお子様にピアノをレッスンする場合、ドレミファソラシのことを「音の階段」と言ったり、歌いながら手で階段を昇ったり降りたりする動作をして、音の高さを教えていきますが、それでも時々、音に高さがあることがわからないお子様もいらっしゃいます。
そういうときは、ピアノの一番の高音と低音を弾いて聞いてみます。
それでもわからないときは、低音で「ゾウさんの行進」、高音で「ねずみのおしゃべり」とそれらしい音を出して「どっちがゾウさんかな」と聞きます。
これは大体、低音がゾウさん、高音がねずみさん、とわかってくれるのです。
でも、このあと「ゾウさんとねずみさん、音が低いのはどっち」と聞くと、「低いのはねずみさん」と答える生徒さんがいます。
大体、次の質問で「○○ちゃん(生徒さん)の声とお父さんの声、どっちが低い」あるいは「お母さんの声とお父さんの声、どっちが低い」と聞くとわかってくるものなのですが、ここでも「お父さんの声はお母さんより私より高い。」という生徒さんがいました。
そこで、もしかしたら…と別のことを聞いてみることに。
「○○ちゃんが、デパートにいて、2階から3階に行きました。上がりますか下がりますか」
この問題には「上がる」と元気に答えてくれました。
「じゃ、3階に上がったら、2階より高くなる低くなる」の問題には「わかんない…」と困ってしまうのです。
(逆に「2階から外にでようと思って1階に降りました。高くなった低くなった」もわかりませんでした。)
そこで、実際に台に登らせて、「台に上がったら高くなる低くなる」と聞いて、上がったら高くなる、下がったら低くなる、ということを教えると分かってくれることが多いです。
…ちなみに、現在、ここまでしても「わからない」というお子さんもいらっしゃいます。
もしかしたら、高い低いという言葉を逆に覚えている可能性が捨てきれないのですが、何とも判断できません
このシルバーウィークで、このことを思い出し、小さな生徒さんにみんなに聞いてみました。
一番小さな3歳の生徒さんも、「上がったら高くなる」を理解してくれました。
ちなみに、このお子さんには「抱っこしてもいい」と聞いたら、嬉しそうに「うん」と答えてくれたので、高い高いをしながら「上がるよ~高くなった」「うん」「下がるよ~低くなった」「うん」と元気よく覚えてくれました。
あんまり嬉しそうにするので、「もう一度やる」と聞いたら「うん」と元気いっぱい答えてくれて、高い高いするたびに「キャ~」と喜んで可愛かったです
これ、小さい時にお母さんやお父さんが「高い高い」と言いながら、高い高いすれば、自然に覚えていくのではないでしょうか
小さいうちなら体重も軽いので、高い高いもできますよね。
教育熱心な親御さんが多くて、幼稚園から塾や公文に通っている方が多いですが、やはり体験に勝ることはありません。
どうぞ子育てされている方は、お子様が小さなうちに「高い高い」言いながら、高くしてあげてください。
まずは「高い」と「低い」がわからなければ、音の高低はわかりません
もし、もう年長さんや一年生で大きくなって「高い高い」できない体重になっているお子様でしたら、スカイツリーとか高いビルやタワーの展望台に連れて行ってあげてください。
そして「高いね~」とお話ししてあげるだけで、わかるようになると思います。
エレベーターの上がる感じでも、身体で上がるが覚えられるので良いかもしれません。
どうぞ残りのシルバーウィーク、よい休日をお過ごしくださいね~