青森県むつ市が大津波警報を受けて発令した2月28日の避難指示を、警報の対象となった太平洋沿岸の一部地域、851世帯に出し忘れていたことが1日、わかった。

 同市は「事務上の手落ちだった。二度とこのようなことがないよう注意する」と話している。

 同市防災調整課によると、避難指示が出されなかったのは、同市大畑町の上野地区(626世帯、817人)と湊村地区(225世帯、496人)の2地区。避難指示の対象地区に指定するのを忘れ、対象となったほかの11地区(1356世帯、3241人)では防災無線で避難所が周知されたのに対し、2地区では高台への避難を呼び掛けただけだった。

 読売新聞の取材では2地区には、避難所が分からず高台で夕方まで車中で過ごした住民もいた。避難指示がないことを不審に思い、市役所大畑庁舎に電話で問い合わせても、「避難指示は出ていない」と回答された人もいた。

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