中国ではタクシーの乗車料がとても安いです。



上海だと初乗り11元(170円)ですが、おれの住んでいる街では



更に安い9元(140円)です。



ほとんど初乗り料金で事足りますし、ちょっと遠出しても



40~50元(600~800円)くらいでおさまります。



なのでホントによく使うのですが、先日久しぶりに日本に帰った



ときに、つい同じ感覚でタクシーに乗ってしまいました。



バスや電車もあったんですけどね・・・・・・・・・・



ちょっと割高だろうけど、ま、いいや と。



行き先を告げ、タクシーが発車します。




(-。-;)フゥ、ツカレタ・・・



カシャーン (←メーターが上がる音)



Σ(゚д゚;)エ、モウ?



カシャーン


カシャーン



Σ(・ω・;||| チョッ、マッテ



カシャーン


カシャーンカシャーン・・・・・・



到着



運転手さん : 5,600円です (o^-')b





( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚マジデ?




いや、ホントに焦りました。中国だと400円くらいの距離だと



思うんですけどね。以後、気をつけます。



それはともかく、中国タクシーは確かに安いんですが、その分



いろいろと日本と違います。



よくあるのは 相乗り ですね。



タクシーを待ってると乗客を乗せた運転手さんが声をかけて



きます。



運転手 : おまえ、どこまで行くんだ?



おれ : ○○まで!



このとき、乗っている客と方向が同じならOK。そうじゃないなら



置いて行かれます。運転手からしたら、相乗りさせた分は記録



されない収入になるから、いい儲けなんでしょうね。



それから乗車拒否



お客がタクシーから降りてるところをうまく捕まえて、



乗り込もうとすると



運転手 : おれは今から家に帰るんだ!



       乗るな(`ハ´)!



とか言われたりします。



時間帯によってはけっこうあるんですよね。



ま、いいでしょう。中国には中国のルールがあります。



でも、一度こんなことがありました。



タクシーが停まっていたので、ドアを開け乗り込みました。



運転手 : どこ行くの?



おれ : えーっと、○○(すぐ近く)まで。



運転手 : ・・・・・・(突然、ちょっと苦しそうに)



おれ : なに???



運転手 : ちょっと、おなか痛いから無理。降りて。






う そ つ け。

前記事の通り、昨年の旧正月は上海で過ごしました。



初めての海外生活で浮かれまくっていたおれは



無謀にも



そうだ!電車で帰ろう!!



と思いついてしまいました(中国語喋れないのに)。



や、電車に乗ること自体は、それほどたいしたことでも



ありません。



切符さえ買ってしまえば、あとはどうにでもなります。



問題は・・・・・・・・・・・・旧正月後半だったということです。



肝心の切符が買えません。



この頃は、中国旧正月の移動人口のことなんて特に考えて



いませんでした。



とにかくすごいです。、 、 λ!!!




↓  もうね。こんな感じです。



  ニーハオ      ザワザワザワ    ザワザワ

□λλ.....λλλ.....λλλλλ..........λλλλλ ワーワー

□  λλ.......λλ.λ.....λλλ.........λ..........λλλ...λλλ

駅 λ...λ....λ.........λλλ.....λλ...λλ..λ........λλλ.λλλλλ

□ λλ....λλ........λλλ.λλ.........λλλ.λλλλ.......λλ

□ λλλλλ......λλλλλλλλλ.........λ ハオハオ

   シェシェ   ザワザワ     ニーハオ    ザイチェン



さすが人口10億越の国。スケールが違います。



結局、1時間以上並んで、予定の1日遅れの切符をなんとか手に



入れました。



ところで中国の電車の座席には、いくつか種類があります。



1. 軟席  ・・・  高級座席。その名の通りふかふかの椅子。

            

            指定席切符を持ってないと車両にすら


            入れません。なかなか快適です。



2. 硬席  ・・・  その名の通りかちかちの椅子。


             軟席2席のスペースに3席を詰め込んでます。

 

             かなり狭苦しい上に立っている人もいっぱい。



3. 無席  ・・・   その名の通り、席なし。


             硬席車両で立ったままです。


             席が空いてれば座ってもいいのですが・・・・


             ま、とにかく不愉快です。




その他寝台もありますが、それは長距離専用なので省きます。



おれが買ったのは、もちろん 3.無席 の切符です。



とてもじゃありませんが、他の席はとれませんでした。



さて、おれが住んでいる街までは上海から約4時間。



人でごったがえす車両の中で立ちっぱなしだったのですが,、



さすが中国!!っていう事態が起きます。






いいですか・・・・・・・・・・・・想像してみて下さい。






乗車率200%の電車の中、おれのすぐ近くです。








(゚Д゚)≡゚д゚)、カァー ペッ!!







Σ(゚д゚;)チョッ・・オマエ・・・!!




街中ではよく見る光景ですが、ここでやるとは・・・



あやうく、おれの荷物にかかるところでした。



周りの乗客は、ほとんど反応なしだったんですよね。



よくあることなんでしょうか (-_-)カンベンシテ

すっかり年末ムードです。



中国では、まだ新年は明けてないんですよね。



こちらは、いわゆる旧暦で年明けをお祝いするため、



今年は2月7日がお正月です。



旧正月期間中に中国に来たことがある方はわかると



思いますが、この期間、街がものすごく・・・・・・・・・・



う る さ い です。



もう街中いたるところで、花火爆竹がなっています。



昨年の旧正月は、おれは一人で上海にいましたが、



高いビルに上ると、360度見渡す限り花火が



上がってるのが見れてなかなか圧巻でした。



特に昨年は中国に来て間もない頃でしたし、必要以上に



興奮したのを覚えています。



街を歩いていても、道端でゲリラ的に花火を打ち上げ



ている人がけっこういます。



花火を手に走ってきて、火をつけて逃げていくという具合です。



日本ではなかなかない光景ですし、すごいなぁと思い



ながら花火に見とれていると、空から花火のカスが大量に



降ってきました。




いや、危ねーよΣ(゚д゚;)




・・・・・・・・・・・・中国的には問題なし、なんでしょうか。



しかしまあ、これも面白い経験でした。



さて、もう少し中国旧正月ムードを味わいたいところですが、



次の日は朝早いということもあり、ホテルに帰り寝ることに



しました。





では、おやすみなさい・・・(-_-)チョットツカレタシネ




・・・・・・・・・・・・・・・・





どーん打ち上げ花火







どどーーん打ち上げ花火









ばーーーーん打ち上げ花火





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




や、寝れねーよ( ̄_ ̄ i)




結局、夜中1時近くまでうるさくて眠れませんでした。

会社に戻り、上司(以下、大谷)にいい物件がみつかったことを



告げました。



この大谷さん、一応肩書きは部長ですが入社3ヶ月で、中国へも



1ヶ月前に赴任したばかり。中国のことどころか、会社のことも



ほとんど何も知りません。



おれ : いいのがありましたよ。皆の家からも近いし、



      いろいろと便利です。



大谷 : そうか。で、家賃はいくらなんだ?



おれ : えーっと、75,000円です。会社負担を超えた分は



      自腹ですよね?それは、出すつもりなんで。



大谷 : はぁ?おまえ・・・・・会社の規定知ってるだろ!

    


      なんで規定内で探さないんだ!



おれ : え?(なぜ怒ってるの?)いや、確かに7万円まで



     会社負担って聞いてましたけど。超えた分は自分で



     払うんですよ?それに7万円っていうのも大谷さんが



     言ってるだけで、正式な規定じゃないんですよね?




大谷 : ダメだ!ヽ(`Д´)ノムキィィィィ




      おれが決めたんだから、それが規定だ!!



      他のやつは70,000円のところに住んでるじゃねーか!



      そんなの不公平だ!なぁ、みんな (`Д´≡`Д´)!?





なに言ってるんでしょうか・・・・・・





同僚 : いや・・・・・・・(゜д゜;)、自分で払うんならいいんじゃ



      ないですか?本社の役員も、自分で出す



      ならいいって言ってましたし。



大谷 : じゃ、なにか?自分で出せば、家賃20万の(おれより



      豪華な)部屋に住んでもいいっていうのか?



同僚 : (同時に)え・・・・・・自分で出すんならいいのでは?



大谷 : ちっ・・・・・・・・・お前らもわかってねーな。とにかく



      ダメだ!探しなおせヽ(`Д´)ノムヒョー!





何がわかってないのかさっぱりわかりませんが、とりあえず



付き合いの浅い上司です。ここで逆らうのもあまり得策とは



思えません。



結局、部屋は翌日から探しなおして、予算内で可もなく不可



もない無難な部屋をみつけました。






・・・・・・・で、あとから同僚に聞きました。



なぜ、こんなことを言うのか。



どうやら自分が部屋を探しているときに家賃15万円の部屋



を借りたかったのですが、本社役員の反対でダメに



なり、結局、家賃11万円の部屋を借りることになったようです。



部長のおれが11万円の部屋なんだから、おまえらは7万円の



部屋で十分だ (゚Д゚)≡゚д゚)、カァー ペッ!!






ということらしいです (-_-)クダラネ-



・・・・・・・・・この大谷さん、その後、おれと同僚たちの駐在員



生活を大きく狂わせることになります。









前記事でも書いたように正式赴任する前に、まず住宅を



探しに来ました。



会社が負担してくれる金額は約70,000円。ただし、明確な規定



があるわけではなく、これまでの実績がこれくらいだから・・・・・



という話です。これは他企業に比べればかなり低い基準です。



他企業の50~60%くらいでしょうか。



まあ、うちはそれほど大きな企業ではないのでしょうがありま



せん。



さて、中国での部屋探しは不動産会社を通す場合でも、



各部屋の家主と直接交渉することになります。



この交渉によって、家賃はもちろん、家電・家具の類をどの



程度そろえてもらえるかも決められます。



借りた後のさまざまな交渉(例えば設備が故障したときとか、



家具や家電を壊してしまったとき)も家主と直接行わなければ



なりません。



ですので、中国で部屋を借りる場合、部屋の良し悪しだけでは



なく、家主の人柄や性格もしっかり考慮しなければならないと



同僚にも言われました。



いろいろ見て回ったのですが、実際、変な家主もいました。



下見をするときはほとんどの場合、まだ家主の荷物がそのまま



置いてあったりします。それを契約が決まってから、移動させる



のですが・・・・・・・・



( ´ハ`)<荷物が多すぎるから、一部屋分置いていっ



      てもいい?



とか、大量に食器があったので(うす汚れて、小さい羽虫



の死骸(((;゚Д゚)) がいっぱいついてる)、いらないというと、



( ´ハ`)<もう使わないから。あなた、使っていいよ。


      

      (だから、持って行かないよ。)



とか言いやがります。



いや、ありえませんから・・・・・・・(´Д`lll)



結局、その部屋は契約しませんでした(当然ですが)。



そんな調子で、5~6箇所もみてまわったでしょうか。

すごい掘り出しものをみつけました。



部屋の広さ 160㎡。家具は見るからに高級品。



壁にはサーベルまで飾ってあります。



どこの貴族だよ・・・・・・・・・



テレビもすごく大きくて(50型くらい)ビックリしたのですが、



借りてくれるなら、更に大きな最新のテレビを設置してくれる



とのこと。マンションの下には公園もあって環境もバッチリ。



オーナーは別荘を買ってそこに移り住むため、部屋を貸すこと



にしたそうですが、話した感じ(中国語わかりませんが)人柄も



良さそうです。



家賃は本当ならば90,000円のところを日本人だということで



75,000円まで下げてくれました。(日本人は部屋をきれいに



使ってくれるので・・・・ということらしい)



会社負担できる予算はちょっとオーバーしますが、まあ、



いいでしょう。この部屋には自腹をきるだけの価値が十分に



あります。



その場で、借りる意思をオーナーに告げ、内金を入れました。



意気揚々と会社に戻り、中国現地の上司に住宅を決めたこと



を告げたのですが・・・・・・・・・・・



ここで、上司が想定外のことを言い出しました。

バタバタしてしまいましたが、ついに来ました。



中華人民共和国( ´ハ`)ニーハオ!!



転職活動中に中国行きを決心して約1年。



その間、自分を取り巻く環境の変化や気持ちの変化が



あり、日本での仕事や生活に未練もありましたが、中国



駐在は転職当初の目的でした。



ならば、素直に喜びましょう


(`・ω・´)シャキーン



さて、この記事内容は07年1月頃のお話です。



当時の状況としては、おれはほとんど中国語を話せません



でした(今でもあまり話せませんが・・・)。



転職後は仕事が忙しくて・・・・・・・言い訳ですけど(・・。)ゞ



でも、中国に行けるかどうかもわからない状態でしたので



すっかり中国語からは離れていたのです。



そんなわけで当然不安でしたし、実際に困ったこともいろ



いろとありましたが、同じように新鮮な体験や面白いことも



ありました。



今後はそういった内容を記事にしていこうと思います。



31才転職後の変化~中国編~



ようやくスタートです。


さて、大変です。



中国行きの6日前にまさかの妊娠発覚で、



急遽、単身赴任へ予定変更です。



引越しの見積もりも、航空券の手配も、住民票の移動も



当然ながら既に終わっています。



さあ、何から手をつけていいものか・・・・・



や、待て。とりあえずは互いの両親に連絡しよう。



まず、おれの実家へ連絡。ことの成り行きを告げます。



それから、リコの実家へ連絡。



リコ : (リコママへ)わたし、中国へは行かないことにした。



リコママ : えぇ?どうしたのよ、いったい ∑(゚Д゚)。



リコ : 子供ができたみたい。うそみたgvなせvで



。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。(涙で言葉になってません。)



リコママ : えぇーΣ(・ω・ノ)ノ!!?



あんた、妊娠できるの?(←これもどうかと)



リコ : えぐっ、うっ・・・だから実家に帰ることにしたけん。



電話の向こうでは、リコママも泣いているご様子。



そんな会話をリコの横でほのぼのと聞いてました。







ほのぼの・・・・・・・・・・・・










・・・・・・・・・・・・してる場合じゃないΣ(゚д゚;) ハッ!?






我にかえり、まとめた荷物をリコの実家に送るものと



中国に送るものに分別しました。



翌日、会社に状況を報告し、単身赴任することを告げます。




上司 : なんて計画性がないんだ・・・・・( ̄_ ̄ i)




ごもっともです・・・・・・・・



中国現地の上司にも連絡し、運送会社へ送り先の変更を



申込み、航空券は成田発を福岡発に変更。



バタバタしましたが、とりあえず一通り変更手続きは済ませ



ました。あとは荷物の搬出だけです。





ところでリコですが、病院へ行き妊娠が確定した直後から



一気につわりがひどくなり、全く何もできない状態になって



しまいました。病気ではありませんが、



「病は気から」 はホントみたいです。



おかげで、各種手続きから荷物の搬出立会いまで、全て



一人でやることに。



つわりってなんなんでしょうね。男のおれにはわかりませんが



とにかく辛いようです。



例えば、おれが会社から帰ると



リコ : うぅっ、タバコくさい。近づかんで!



晩酌してると、



リコ : ちょっ、他の部屋で飲んで!



寝てるときに近づくと、



リコ : だめ、触らんで。吐きそう(-""-;)





辛いのは、わかるけど・・・・・・・・



旦那もそれなりに辛かったぞ ・°・(ノД`)・°・。



ともかく、つわりで死にそうなリコを福岡まで送り届け、



一人で中国へ旅立ちました。

転勤が決まり、バタバタと仕事の引継ぎをしたあと、



とりあえず、1人で2週間ほど中国に出張しました。



ビザ取得の手続き、健康診断、部屋探しをするためです。



しかし、まあ・・・・・・・



なんていうか・・・・・・・・・・・



面白い国ですね。中国。




そこらへんの話は今後、記事にしたいと思いますが



今回は別の話。



おれが中国に出張したのが06年12月初旬。帰ってきた



のはクリスマスイブでした。



おれの出張中、リコは実家に帰っていたので、年末年始は



帰省せずに2人で過ごすことにしました。



年末は友人夫婦と温泉に、年明けには初詣やデパートの



初売りにと、残り少ない日本での生活を満喫しました。



が・・・・・・・・・・・



どうもリコは体調がすぐれません。胃がムカムカするし



なんとなく体がだるいとのこと。



福岡まで往復したり、温泉に行ったりして疲れたのでしょう。



大して気にもせずに仕事始めを迎えました。



久しぶりの本社ですが、7日後には中国赴任です。



仕事始め早々おれの送別会をやってくれることになっていました。



リコはお留守番です。



同僚と韓国料理屋に行き楽しい時間を過ごしていると、



メールが。リコからです。



本文なし。画像添付あり。



よくわかりませんが、体温計のようなものが写っています。




( ゜∋゜)ナニコレ?・・・・・・・・・・・・・・





再び、メール着信。




本文 : 最近、体調が悪かったのってつわり





      初期症状だったみたい。








Σ(゚д゚;) エッ!?






そうです。先ほどの画像の正体は



妊娠検査薬 だったのです。



・・・・・・・・しかし、あくまで市販の妊娠検査薬。



間違いってこともあります。



一応送別会は早めに切り上げましたが、ちゃんと確認



しようと次の日、2人で産婦人科行きました。



先生 : あぁ。7週目ですね。






・・・・・・・・・・・・・・・間違いじゃありませんでした。




リコは妊娠しにくい体質だと聞いていました。おれと付き



合う前(前夫との離婚前)には不妊治療にも通っていて、



それでも妊娠しなかったそうです。



一生できないかも・・・・・と嘆いていたこともあります。



そのせいで、余計うれしかったのでしょう。



エコー写真を受け取ったときにはうれし泣きしてました。



いや、そりゃおれだってうれしいですよ。子供好きだし。




でも、あなた・・・・・・・・・・・・・・



6日後にはもう、中国 に行くんですけど!!





おれ : どうしよう。




リコ : 実家に帰らせていただきます (*^ー^)ノ





ま・・・・・・・・そりゃそうですよね・・・・・・・・・・・・・・



中国への単身赴任、決定です (-_-)ヒトリボッチ

辞令(というか、内示)を聞いたあと。



当然ですが、仕事に手がつきません。



自分でも気づかなかったのですが、どうもため息ばかり



ついていたようです。同僚から言われました。



同僚 : どうしたの?なんかあった?



おれ : いやぁ・・・・・なんか中国へ行けって (-""-;)



同僚 : あぁ。ついに来ましたか。



おれ : えぇ!?知ってたの?



同僚 : ん?まぁ、なんとなく。おれ、人事部だし。



おれ : そうなんだ。やっぱウソじゃないのね・・・・(´Д`;)



      (まだ少し信じてなかった。)




ともかくウソではないようです。



かなり複雑な気持ちでした。この会社に転職した一番の理由は、



中国に行けるらしい!からです。



しかし、うちの会社はちょうど成長期にあり、そのような環境の中、



本社管理部門で仕事をするというのは重要な仕事をまかされたり、



勉強することも多かったりで、なかなか楽しかったのです。



中国には行きたいけど・・・・・



今はいいや。もっと本社で勉強したい!



(`・ω・´)シャキーン



というのが正直な気持ちでした。



ま、しかし・・・・・・・・・とにかく決まったことですし、しかも



来月には行けということ。悩みながらでも行動しなくては。



昼休み、ケンカ中の(弁当をつくってくれなかった)リコを呼び



出して、一緒にファミレスに入りました。



リコ : なんなの?(`ヘ´#)  ←まだ機嫌悪い



おれ : んーーーーー、ケンカしてる場合じゃなくなった。



リコ : ?



おれ : 来月から中国行けって言われた・・・・・・



リコ : ( ゚Д゚)ハア?  



おれ : んーーー、そういう顔になると思った。でもホント。



リコ : えっ。ちょっ・・・・わたし、まだ引っ越してきて3ヶ月よ?



     しばらくは中国行きはないって言ってたじゃん!



おれ : 自分、サラリーマンっすから!断れませんから!



     ・・・・・・・・・・一緒に行ってください。



リコ : (゜д゜;)・・・・・・・・・・・



その後は二人とも今後のことで頭がいっぱいになり、ケンカの



ことはウヤムヤになってしまいました。



その日の夜、改めて話し合いをしましたが、結局は



しょうがない、それならそれで楽しもう!



ということで結論づけました。



リコとしても、見知らぬ土地という意味では関東も中国も一緒。



海外では日本人同士の付き合いが多いらしいし、ここにいる



よりも友達がいっぱいできていいかも、と。



ともあれ、これからバタバタと中国行きの準備を進めるのですが、



人生わからないもんです。



状況は今後、更に急変します。


リコが簿記2級に合格したのは、結婚してから約3ヶ月後



のことです。この3ヶ月はけっこう大変でした。



おれとリコはいわゆる一般の結婚式はしませんでした。



理由の一つはリコが再婚で、本人とご両親があまり盛大な



式を望まなかったこと。



もう一つは、おれの貯金があまりなかったことです。



とはいえ、やはり親戚もいますし簡単な披露会はしました。



おれの仕事もちょうど忙しい時期で、加えて披露会の準備や



リコの試験なんかで、結構バタバタしてました。



これらがちょっと落ち着いた頃。



リコが情緒不安定になってきました。



理由は1人で時間を過ごすことのストレスです。



リコは、これまで福岡から出たことがありませんし、ずっと



仕事をしていましたので、長い時間一人ぼっちで過ごしたこと



などありませんでした。



それが、結婚によって見知らぬ関東の土地へやってきたのです。



結婚したとはいえ、昼間は完全に一人きりです。



これが本人もビックリするくらいストレスになったようです。



これが元でよくケンカになりました。



おれの言い分としては、



仕事後はなるべく早く帰ってきてるし、なるべく優しく接してる。



なのに、なんでそんなに不機嫌なの?



おれ、何もしてないのに (-_-メ)!



対して、リコの言い分はこうです。



うまく説明できない。でも、いろんな土地を転々としてきた



あなたには説明しても分からんと思う。一人でいるのは寂しいし、



不安だし、とにかく、



イライラする!!ヽ(`Д´)ノ



ケンカの原因はだいたいこれで、プロセスは以下の通りです。



リコが不機嫌でムスッとしてる  


      ↓


最初は、おれも機嫌をとろうと下手にでる


      ↓


リコの機嫌よくならず

  

      ↓


おれも不機嫌に


      ↓


ケンカ勃発


      ↓


次の日の朝。


      ↓


お弁当はつくらないわよ


(-_-)ツクルカッテノ



(普段は、毎日作ってくれてました。)





今、思うとおれもリコの立場に対する理解が足りなかったと



反省することもありますが・・・・・・・・・・・



仕事も忙しい時期でしたし、なかなか思うようにはいきません。



そして、ある日。やはりケンカの後で、



お弁当はなし ・°・(ノД`)・°・



仕事しながら、今日のお昼はどうしようかな・・・・・・と思ってると、



専務から呼び出しが。



当時、仕事の関係で専務に呼ばれることは日常茶飯事だったので



またか ( ̄_ ̄ i)、と思いつつ専務の部屋へ行きました。



おれ : 失礼します。なんでしょうか?



専務 : あぁ。ちょっとね。お前・・・・・・・・・・・・・・



      来月から中国に赴任してくれ。



おれ : ( ゜∋゜)・・・・・・・・・・・・・・・・え?



専務 : おまえ、行きたがってたじゃん。


   

      嫌とは言わせんよ プニュ( ´∀`)σ)Д`)



おれ : いやいや、そりゃ言ってましたけど・・・・・・・・



      でも、今、うちの部はけっこう大切な時期だし、



      来月からって、そんな・・・・・・・・・・(゜д゜;)



専務 : そんなの、いいから!中国の仕事だって大事



      なんだよ!頼んだぞ!早速、準備してくれ。



おれ : は、はい。(心の声 → Σ(゚д゚;) マジッスカ?)




当時、おれはかなり重要な仕事をしていました(と思います)。



ヤリガイも感じていましたし、当初の目的であった中国駐在より



も、その仕事の方に力を入れたいという気持ちもありました。



しかし、会社の辞令です。しかも社長直々のご希望とのこと。



と・・・・・・・・とりあえず断れませんし・・・・・・・・・・・



リコとケンカしてる場合ではなくなりました ( ̄Д ̄;;