2006年。Constantin/etc. "DOA: DEAD OR ALIVE".
コリー・ユン監督。
 観月ありさをヤンキーにして少し見苦しくした感じのデヴォン青木、純情青年ケイン・コスギ、ジュリア・ロバーツの兄エリック・ロバーツ、アスリート体型のジェイミー・プレスリー、その他出演。
大ヒットテレビ・ゲームの映画化作品、タイトルだけは知っているが、やったことはないゲーム、世界的に大人気のゲームだとは知らなかった。

 ゲームの映画化 作品で面白かったものといえばほとんど記憶にない、『バイオハザード』がちょっとましな程度で、
 『サイレント・ヒル』は出演者が気になって見に行って、激 しく後悔したほどにつまらなかった、『DOOM』もザ・ロックが出ているからと期待したら、相当にひどかった。
 『ハウス・オブ・ザ・デッド』もつまらなかった。
 『ファイナル・ファンタジー』は見ていないが、たぶん見ないだろう。
 『スーパーマリオ』という変な映画もあった。
 『トゥーム・レイダー』も見ていない。
 この作品もオープニングから安っぽさ全開で、期待せずに見ていたら、過去のゲーム映画をはるかに上回るチープな演出が過剰過ぎて、テンポも意外と良く、ここまで安さに徹底すれば逆に面白く見ることが出来たのだった。
 音楽もジャンキーXLというDJらしき人物がチープさを強調していて、効果的だった。
    公式サイト(UK)
IMDb
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格闘アクションの動きの切れは、出演者全員が、かなりよく見えた。ワイヤーや武術指導のスタッフが1流なんだろう。
 女性もみんなかなり体をきたえているように見えた。
 『鉄拳』と『メタルギア・ソリッド』も映画化されるらしいが、興味もないが、こういうノリなら面白くなるかも知れない。
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 ストーリーはほとんどどうでもいいようなもので、格闘シーンや全然色っぽくないお色気シーンをつなぐだけの役割と割り切って作られているような印象が強い。
 主演のジェイミー・プレスリーは何か格闘技をやっているのか、動きがよくてカッコいい。
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  ケイン・コスギが格闘アクションは1流ながら、ストイックで純情な青年だというキャラクターがハリウッドでも理解されたようで、うぶなリュウ・ハヤブサ役で準主役級の活躍を見せる。
 あまりに安っぽすぎて面白いが、この映画でハリウッド・デビューとなったケイン・コスギの今後の業界での扱いが気になる。彼の夢らしいジャッキー・チェンやジェット・リーとの共演までの道のりは険しそうだ。
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 ジュリア・ロバーツの兄、エリック・ロバーツが悪役。『デート・ウィズ・ドリュー』 では、したり顔で主人公の青年に何かアドバイスしていたが、こんな映画に出ているんでは妹がかわいそうにも思えてくる。エリック・ロバーツが誰かにアドバイスを受けるべきのような気もする。
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 なぜかビーチ・バレー大会の場面がサービス・カットみたいに入っている。全員アスリート体型なので、ぜんぜん色っぽくなくて、特に意味はなかった。
ジェネオン エンタテインメント
DOA デッド・オア・アライブ デラックス版