◆森元首相も感涙!『ラストゲーム 最後の早慶戦』早稲田・大隈講堂で試写会 | 映画情報なら「シネトレ」…最新映画&DVD情報+試写会・映画グッズプレゼント

◆森元首相も感涙!『ラストゲーム 最後の早慶戦』早稲田・大隈講堂で試写会

ラストゲーム 最後の早慶戦


65年前に1943年に行われた伝説の“早慶戦”に取材した映画『ラストゲーム 最後の早慶戦』の試写会が、映画の舞台でもある早稲田大学・大隈講堂で行われ、同校のOBである森喜朗元首相も鑑賞。スタッフ、キャストらとともに鑑賞後の思いを語りました。


早稲田大学の校歌が斉唱された後、壇上に上った森元首相は「校歌を聞くと、思いがこみ上げてきて涙ぐんでしまう。映画も“今日は思いっきり泣くぞ”と言っておいたとおり泣いてしまい、ハンカチがぐちゃぐちゃです」と母校での映画鑑賞に感動もひとしおだったよう。さらに「この100年は悔恨と栄光の100年だったと思う。技術と学問の発達が、殺戮兵器の進化に寄与したのも事実。この映画を通じて、いまの学生にも平和の尊さを学んで欲しい」と、後輩たちに言葉を贈っていました。


日本大学OBの神山監督は「他に早稲田・慶応出身のすぐれた方もいるのに、監督を任せていただいて“これは失敗できないぞ”と緊張した。きちんとしたドラマとして、映画をみてくれるかたにプレゼントしたいと思った」とコメント。


主演の渡辺大は「僕らは野球をやめるのもチームを移るのも自由ですが、当時、野球をやる自由さえない状況は、さぞやつらかっただろうと思う」と思いを語り、早稲田OBで、本作では父親である柄本明との競演も果たしている柄本佑は「親父も出ているのですが、これだけ長い期間、一緒にいた現場は初めてで、。お互い、微妙な距離を保っていましたね……やっぱり緊張しました」と振り返っていました。


映画は太平洋戦争下の1943年、敵国のスポーツとして野球が禁じられていた時代に、学徒出陣を控える学生たちのために“最後の早慶戦”を開催しようと奔走した教育者たちと、野球に打ち込んだ若者たちの青春を描いた感動の物語。主題歌に、鬼束ちひろの新曲「蛍」が起用されていることも話題を呼んでいます。