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◆『彼女の名はサビーヌ』で来日のサンドリーヌ・ボネールが初監督作を熱く語る!


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       左からアントワーヌ・ティリオン氏、サンドリーヌ・ボネール、諏訪敦彦監督


『仕立て屋の恋』や『沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇』などで映画ファンを魅了するフランスの女優サンドリーヌ・ボネールが監督業に進出。第13回カイエ・デュ・シネマ週間での上映にあわせ初監督作を携えて来日、ティーチ・インに参加し、諏訪敦彦監督とカイエ・デュ・シネマ編集委員のアントワーヌ・ティリオン氏と共に登壇した。



サンドリーヌ・ボネールの初監督作『彼女の名はサビーヌ』は、自閉症である実の妹の姿を、病院に入院する前後での変わり果てた姿を容赦なく映し出すドキュメンタリー作品。以前から妹さんを撮影して映画にしようと思っていましたか?という問いに、妹が入院してからと答え、「入院して変わってしまった妹を見てノスタルジーを感じて、入院前と後を撮らなければと。今回、家族の映画ではなく彼女だけを撮りたかった」と振り返った。



更に「撮影時はできるだけ目立たないよう心がけ、自閉症の人達の日常を見せることに腐心した」というが、最後に“今回の経験はどうだった?”と問いかけると「私は女優の仕事をしたの」という答えが返ってきて、“難しかった?”という問いには「簡単よ」と答えたという。柔和な表情を見せつつもフランスでの自閉症に対する認識など熱く語っていたボネールだが、サビーヌさんのことを話しているときのより柔和な表情が特に印象的なティーチ・インとなった。



『彼女の名はサビーヌ』
2009年2月、渋谷アップリンク他 全国順次ロードショー
監督・脚本・撮影:サンドリーヌ・ボネール
共同脚本・撮影:カトリーヌ・キャブロル
出演:サビーヌ・ボネール
配給:アップリンク
公式サイト:http://www.uplink.co.jp/sabine/